ヘアカラーで失敗しない方法| プロが教えるヘアケア術

アンケートの結果。

8割の方がヘアカラーで失敗した事があるそうです。

せっかく高いお金を出してヘアカラーするのですから、最高のカラーを入れたいですよね。
そこで、今回はヘアカラーで失敗しないための秘訣を大公開します!

この秘訣を知れば、ダメージが少ない上、自分にぴったりのカラーに変身することができます。

まず、知っておくべき点は、自宅でヘアカラーをおこなわないこと。

いまどきオキシドールやコーラで脱色する方はいないでしょうがヘアカラーはプロにたのむ。

これが大前提。

確かに、家庭用ヘアカラーのテクニックもあるのですが、このテクニックが実に難しい!
難しくてムラができる上に、美容室のヘアカラーに比べるとどうしても大きなダメージとなってしまうのです。

自宅でのヘアカラーの方が断然安上がりですが、絶対にヘアカラーを自分でおこなおうとは考えないでください。

では、プロなら完璧なヘアカラーができるのでしょうか?
いいえ。
ここでも問題があるのです。
それは「カラー」を指定するときの難しさ。

カラーの前に。
「ちょっぴり茶色がかったオレンジを薄めに入れて明るめに仕上げておきますね。」
「赤をベースにうっすらグリーンがかった暗めのトーンでよろしいでしょうか?」

さて。
こんなこと言われても、どんな色かさっぱり分かりません。

ただでさえ分からないのに、美容室でのカラーには「アッシュ」や「マット」「ボルドー」なんて用語が満載です。

はい。
お手上げ。

そのため、美容室でのカラー選びとは90パーセント担当さんのセンスに左右されるのです。
つまり「カラー選び」とは「担当者選び」ということ。
そのため、担当者選びがとっても大切になるのです。

しかし、プロといっても技術には天と地ほどの差があるのも事実。
ヘアカラーとは、同じ色のカラー液を使っても髪の状態によって仕上がりがまったく変わります。

そのため、最高のヘアカラーにはカラーコーディネーター並みのセンスと経験が必要になるのです。

では、あなたが通う美容室の担当者さんはカラーが上手なのでしょうか?
仮に、てっとり早く直接聞いてみたとしましょう。。。。

「ねえねえ。担当さん。ヘアカラー上手ですか?」
「いいえ。ヘタクソですよ。」
「本当に?」
「ええ。私の右に出る人はいないぐらい最低です。」

まさか、こう答える美容師さんはいないでしょう。
ここまで正直な美容師さんがいたとしても、その美容室はすでに無くなっているはずです。。。

そこで、担当者さんのヘアカラー技術を見分けるいくつかのポイントをお話します。

まず、ヘアカラーが終わった後に、自分の顔を鏡で見て違和感を感じませんか?
少しでも、違和感を感じるようであれば、あなたの担当者さんはヘアカラーの選択を失敗しています。
ヘアカラーとは肌の色からメイクの好みまで関係しますから、顔が自然に見えることが大事。

どんなに素敵なブラウスを着ても、スカートがマッチしてないと結果的に悪趣味と言われます。
同じように、ヘアカラーも全身とマッチして、はじめてあなたを引き立ててくれるのです。

初めて行った美容室で、普段のメイクや服装を聞かずにカラーを始めるプロも数多くいらっしゃいますが、これは論外です。

さらに、もう一点。

実際にヘアカラーをしてもらって、髪の根元を見てください。
生え際が自然なグラデーションになっていますか?

あなたが3ヶ月に1度ヘアカラーをおこなうとしましょう。
すると、だんだん黒い髪が生えてきます。
ほおっておけば、俗に言う「プリン」状態です。

これは危険な状態。

テストの結果、人間心理として髪がプリン状態だと「ズボラな女」だと思われるようです。

ヘアカラーを熟知した美容師さんはヘアカラー直後の出来上がりだけでなく、髪がのびた未来のことまでしっかり考えます。

そして、カラーをグラデーションにすることによって、髪の伸びてきた3ヶ月後もプリンになることのない、自然なカラーを楽しめるように仕上げるのです。

単にヘアカラーするだけならば、誰でもできること。

しかし、黒から突然カラーに変わるのでなく、どれだけ自然なグラデーションが作れるかが腕の見せ所なのです。

ちなみに、美容師さんにはオリジナリティあふれる方が多いので、カラーによってはグラデーションを使えない事もありますので、ひとつの基準としてください。

重要なのは、技術だけの問題ではないということです。

どれだけお客様のことを考えているかという姿勢が大きく関係してきます。

単に、髪だけを考えてヘアカラーするのではなく、あなたという存在にぴったり合ったカラーを考えてくれる美容師さんを探しましょう。
これがヘアカラーで失敗しない第一歩。

その後、必要になるのがホームケアとなります。
カラーをおこなえば、色落ちしないように優しくケアしなくてはいけません。
これは次号でお話していきます。
それでは、失敗しないヘアカラー(自宅編)をお楽しみに!