Wトリートメントのテクニック| プロが教えるトリートメント術

この秘密のテクニックをヘアモデルや技術者にしか伝えない理由があります。

実はこのテクニックには2つの条件が必要になるのです。

まず1つ目は、「正しいシャンプー・トリートメント選び」ができること。 そして2つ目が、「正しいシャンプー・トリートメントの方法」を知っている事です。

この2つを知らない人に、このテクニックを話してしまうと、逆に手触り成分等が髪に浸透してしまうことになります。

そのため、正しいケアを学んでいるあなたのレベルに達していないお友達に、このテクニックを紹介することはご遠慮ください。

一般には公開しないほど効果的なケアですが、その方法とはどんなものでしょう?

そのテクニックとは、トリートメントの浸透を今よりも一層高めるテクニックです。 毎日おこなうテクニックではありません。 あなたが次のように感じた時におこなってください。

あなたは、こんな経験がありませんか? 夜、いつものようにトリートメントしてベットに入った。 翌朝、目が覚めてスタイリングしてみると、何だかいつもと違う髪質感。 いつもはまとまる髪なのに、今朝は毛先がパサついてるみたいでスタイルがまとまりにくい。 昨日、髪のダメージになるようなことは何もしてないのに、どうして??

さあ。 いかがですか?

なぜか今朝はスタイルがまとまりにくい気がする朝ってありますよね。

実は、この現象。 ダメージを受けた数日後に現れること多いのです。 個人差がありますが、平均的に2~5日前のダメージがジワリジワリと髪の水分を減らしていくことで、ある日まとまりにくい髪を感じます。

ここで言うダメージとは特別なものではありません。 紫外線や間違ったドライヤーの使い方など、ちょっとしたことで髪のバランスが崩れることがあるのです。

髪のダメージをケアするのはトリートメントのお仕事ですが、こんな日にはより高い水分の補給が必要になります。 失われた水分を補ってあげることで、髪をケアしてあげるのです。

そこでお勧めなのがWトリートメントのテクニック。

このテクニックはもともと、ヘアモデルの髪をケアしていた方法です。 海や野外など、紫外線の強い場所で撮影した後には、髪のダメージが極端に大きくなっており、そのままにしておくと数日後にゴワゴワの髪に変わってしまいます。 そのため、髪にとってダメージが大きかった日は、必ずこのケアをおこなってきました。

それでは、その方法とはどんなものでしょう。 Wトリートメントの「W」とは、トリートメントを2回おこないます。 これだけだと簡単に聞こえますが単に2回するだけでは効果が無く、大切なのは「回数」と「時間」なのです。 3回や4回のトリートメントだと、より効果がありそうですが実際には2回が一番効果的です。

具体的な方法としては、シャンプーの後に1回目のトリートメントを1分間付け置きします。 この1分間の付け置きとは、髪とキューティクルをしなやかにして、トリートメントが浸透しやすい状態を作るためのものです。 さらに、2回目のトリートメントが髪全体に広がりやすくなるため、髪にまんべんなく広がる効果もあります。 この1回目のトリートメントを洗い流したら、2回目のトリートメントをじっくり5~10分間付け置きします。

このようにトリートメントを2ステップにすることで、同じ10分の付け置きでも深く浸透できるようになります。

注意してほしいのは、トリートメント時間です。 これまで、付け置き時間を何度もテストしましたが1回目のトリートメントは1分間というのが最も効果的な時間でした。 2回目のトリートメント時間に関しては、5分以上でないと通常と同じ浸透になってしまうようです。

このように、時間と手間のかかるケアですから、毎日ではなく特に髪の状態が気になる日だけで結構です。 状態が悪い日には、ディープケアをおこなって輝く髪をキープしてください。

ここで紹介したヘアケアテクニックはほんの1部に過ぎませんが、ダメージの原因を作らないためのヘアケアなど、その他にも多くのテクニックがあります。 年齢を重ねた時に後悔しないよう、今から正しいケアを身につけておきましょう