あなたもできる!プロのダメージケア| プロが教えるヘアケア術

今回は、効果的なダメージケアについてのお話。

このニュースレターを読んでいるメンバーさんは毎日ダメージケアに取り組んでいることでしょうが、ダメージレベルが下がってもダメージゼロの髪は絶対にありません。

さらに美しい髪を目指すため、あなたも簡単にできるプロのダメージケアを伝授しましょう。 美しい髪のイメージ

一言でダメージと言っても、髪は2cmや3cmではありません。 もしもあなたの髪が、この程度の長さならダメージケアは必要ないでしょう。 ところが、実際には20~30cmという長さですから「根元」と「毛先」ではダメージの質も深さもまったく違うのです。

仮にあなたが毎日10回の「ブラッシング」をするとします。 あなたの髪が肩までの長さだとすると、毛先は約3年前に生まれたものですから、計算すると 10回×365日×3年 ざっと、1万回以上の「ブラッシング」を重ねた事になります。 それだけのダメージを重ねてきた「毛先」と、生まれたばかりの「根元」とではダメージがまったく違います。

そんな「水分量」も「ダメージ」も違う髪ですから、全体に同じケアをおこなうよりもダメージに合わせたケアが理想的なのです。

それではプロのディープケアは、この問題をどう解決するのでしょう? メンバーさんの中にもディープケアを受けた方がいらっしゃいますが、プロはダメージ部分を探すことからはじめます。

髪の透け具合。 ツヤ。 乾燥度・・・などなど。

普通、美容室ではここまでのケアをおこないませんが、当プロジェクトのディープケアでは、これらを髪の上から下まで実際に見て、触って「ひどいダメージ」から「生まれたて」まで全5段階に分けてケアします。 ロングヘアの場合なら8~10段階。

そして、ダメージの大きな部分にはトリートメントの量を増やしたり、Wトリートメントのテクニック、さらにはトリートメントを髪に揉み込んだりと様々な技術を駆使するのです。

こうして、ダメージに合わせたケアをおこなうことで髪は全体的にバランスのとれた潤いを維持することができる。 バランスが整うと顔全体の印象がスッキリして、スタイリングしやすくなります。

この正しいケアを続けていくと、毛先と根元のダメージ差がどんどん小さくなっていくのです。

ところが。 難しいのはここから。 必ずしも毛先が一番ダメージ部分ではないのです。 あなたも自分の髪を触ってみると分かるかもしれません。 最もダメージを重ねたはずの毛先よりも、根元の一部がガサガサになっていることがあります。

分かりやすくイメージすると以下のとおり。 数字はダメージレベルと考えて下さい。

根元                 毛先 ———————— 1111112522333334444555 ————————

んー。全然分かりにくいですね。 一応コレ髪のイメージ。 そもそも髪を数字で表すのに無理がありましたが、髪のイメージと自分に言い聞かせてご覧下さい。

それでは例のイメージ図に戻りましょう。 下線が引いてある部分「5」は突然ダメージが現れていますよね。

これは、この部分が頭皮から髪に生まれ変わる時に受けた体調不良や大きなストレスが原因。 このため、髪を見れば何年前に病気したことや、失恋したことが分かってしまうのです。

だから、ディープケアを習得した人は、髪を1本抜くだけで「あー。あなた1年3カ月前に大変な事がありましたね。」という風に「占い師」になることができるのです。 実際に髪占いも存在しています。

髪は年輪ですから見るだけで、あなたの過去が分かってしまうのです。

これは長年経験を積んだからできるプロのテクニック。

それでは、あなたにこのダメージケアができないのか?

いいえ、可能です。

ダメージを5段階ではなく2段階に分けることで、簡単なダメージケアができるようになります。

髪を乾かした後に、根元から毛先に向かって指先で触ってみてください。 あなたの髪を20~30本ほど指でつまんで軽く滑らせるのです。

すると、根元はスムーズに指が滑りますが、ある所から髪がガサガサになってきます。

ここがダメージのボーダーライン。

ガサガサした部分から先が、より深いダメージケアを必要とする部分です。 このガサガサは別に悪い状態ではありませんよ。 何年もダメージを重ねた髪ですから、どんなにケアしていてもキューティクルが生まれたてでないのは当然。

この部分を意識して集中トリートメントをおこなうことでダメージはケアされていきます。

これだけで、プロに近いトリートメントができるようになります。 大切なのは、ツルツルとガサガサの差を小さくしていくこと。

トリートメントは本当に奥の深いもので、使い方によってまったく違う物に生まれ変わります。

世界中を見ても、美容のセミナー以外でここまでのテクニックが語られることはありませんが、髪に関しておそらく日本一こだわるメンバーの皆様には最先端の技術をどんどん公開していきます。 これからも目が離せませんね。