ドライヤーにとって風量は大切な要素のひとつ。
風量によって乾く時間が大きく変化するからです。
ただし、風量が大きいから髪が早く訳ではありません。
あなたはドライヤーの風は強いほど、「早く乾く」と考えていませんか?
残念ながらこれは間違いです。
インターネット上でもこのように書かれたサイトがたくさんありますが、あくまでもこれは男性だけの話で、女性の場合は風量が大きいほど、反対に乾くのが遅くなります。
いったいなぜ、風が強いと乾くのが遅くなるのでしょうか?
このサイトではその理由と、おすすめの風量をお伝えしていきます。
- 大風量のドライヤーで髪が乾かない理由
- 30才以上の女性におすすめの風量
大風量で髪が乾かない理由
冒頭でもお伝えしましたが、大風量のドライヤーを使うと女性の髪は乾くのに時間がかかるようになってしまいます。
風が強い=早く乾く
というのは短髪の男性やベリーショートのような短い髪だけです。
セミロングのような髪が長い女性の場合、大風量の風を当てると、風によって髪の毛が逃げてしまうのです。
あなたの髪にドライヤーで風を当てると、髪の毛がフワフワ動きますよね。
この時、ドライヤーの風が強すぎると、下のように髪の毛がドライヤーから遠くに離れていってしまうのです。
その結果、毛先はドライヤーからどんどん離れていって、乾くのにより長い時間がかかるようになるのです。
ドライヤーの温度は、距離がたった1センチ離れるだけでも温度が急激に低くなるから、髪が逃げてしまうとまったく乾かないようになります。
男性のような短い髪は、風が強くても髪の毛が逃げないから早く乾かすことができます。
つまり、大風量のヘアドライヤーとは男性のためのものであって、女性用ではないということです。
風量が弱すぎても乾かない
一方で。
今度は反対に風が弱すぎると、髪はいつまでたっても乾きません。
旅行用のヘアドライヤーを使えば分かりますが、風が弱いので何倍もの時間がかかります。
おすすめの風量とは?
では、理想の風とはどのぐらいでしょうか?
数字で表すと難しいのですが、日本人の髪の毛は吹き出し口で41~44km/hがベストです。
ただし、風の強さについては表示規格が統一されていないので、比較のしようがないというのが実際のところです。
プロでさえ測定が難しいため、素人にはまず比較できません。
そのため、ここでは「風は強すぎても弱すぎてもダメ」ということだけ覚えてもらえれば十分です。
これだけを頭に入れて、次にすすみましょう。
まとめ
ネットでは風量が大きいほど髪が早く乾くといわれていますが、それは髪が短い人だけの話です。
髪の長さがセミロングになると、風が強すぎると乾くのに時間がかかるようになります。
あくまでも大風量は男性用であることを理解して、30歳以上の女性は最適な風量のドライヤーを選んでください。
30歳以上の女性におすすめの風量
30才以上の女性におすすめの風量はヒートケア60低温ドライヤーの風です。
髪がヤケドしないギリギリの温度なのに、スピード乾燥を実現させた秘密は風量にもあります。
風量が42km/hというのは理想の風量といえます。