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髪のダメージ部分が分かるセルフチェック

7日間ヘアエッセンスプログラムでお伝えしている「毛先」とはどの部分を指すのでしょうか? このプログラムは毛先を重点的にケアすることで髪を美しくケアしていきますが、実は毛先がどこかは個人差が大きいのです。

どんな髪質か? どのぐらいの長さか? どのぐらい傷んでいるか? これまでどんなケアをおこなってきたか?

これらのいろんな要素によって、毛先の傷み方は様々なのです。 でもご安心ください。 あなたがケアすべき「毛先」の部分を知る方法があります。

その方法は簡単です。 髪の毛を約10本ぐらい人差し指と親指でつまんでください。 そして、生え際から毛先に向かってゆっくり滑らせていきます。 すると、生え際ではツルツルだったキューティクルが、あるところからガサガサになるのがわかるはずです。 さらにもう少しすすんでいくと、よりガサガサに感じる場所がありませんか? あなたが、このプログラムでケアすべきなのは、この3段階目のダメージゾーンです。

ほとんどの方が、このように3段階のダメージ構造となっていますので、一番傷んでいる部分にケアをおこなってください。 髪の長さによっては痛み方が2段階の方もいますので、この場合は2段階目をケアしていってください。 13:27

Wトリートメントのテクニック

この秘密のテクニックをヘアモデルや技術者にしか伝えない理由があります。

実はこのテクニックには2つの条件が必要になるのです。

まず1つ目は、「正しいシャンプー・トリートメント選び」ができること。 そして2つ目が、「正しいシャンプー・トリートメントの方法」を知っている事です。

この2つを知らない人に、このテクニックを話してしまうと、逆に手触り成分等が髪に浸透してしまうことになります。

そのため、正しいケアを学んでいるあなたのレベルに達していないお友達に、このテクニックを紹介することはご遠慮ください。

一般には公開しないほど効果的なケアですが、その方法とはどんなものでしょう?

そのテクニックとは、トリートメントの浸透を今よりも一層高めるテクニックです。 毎日おこなうテクニックではありません。 あなたが次のように感じた時におこなってください。

あなたは、こんな経験がありませんか? 夜、いつものようにトリートメントしてベットに入った。 翌朝、目が覚めてスタイリングしてみると、何だかいつもと違う髪質感。 いつもはまとまる髪なのに、今朝は毛先がパサついてるみたいでスタイルがまとまりにくい。 昨日、髪のダメージになるようなことは何もしてないのに、どうして??

さあ。 いかがですか?

なぜか今朝はスタイルがまとまりにくい気がする朝ってありますよね。

実は、この現象。 ダメージを受けた数日後に現れること多いのです。 個人差がありますが、平均的に2~5日前のダメージがジワリジワリと髪の水分を減らしていくことで、ある日まとまりにくい髪を感じます。

ここで言うダメージとは特別なものではありません。 紫外線や間違ったドライヤーの使い方など、ちょっとしたことで髪のバランスが崩れることがあるのです。

髪のダメージをケアするのはトリートメントのお仕事ですが、こんな日にはより高い水分の補給が必要になります。 失われた水分を補ってあげることで、髪をケアしてあげるのです。

そこでお勧めなのがWトリートメントのテクニック。

このテクニックはもともと、ヘアモデルの髪をケアしていた方法です。 海や野外など、紫外線の強い場所で撮影した後には、髪のダメージが極端に大きくなっており、そのままにしておくと数日後にゴワゴワの髪に変わってしまいます。 そのため、髪にとってダメージが大きかった日は、必ずこのケアをおこなってきました。

それでは、その方法とはどんなものでしょう。 Wトリートメントの「W」とは、トリートメントを2回おこないます。 これだけだと簡単に聞こえますが単に2回するだけでは効果が無く、大切なのは「回数」と「時間」なのです。 3回や4回のトリートメントだと、より効果がありそうですが実際には2回が一番効果的です。

具体的な方法としては、シャンプーの後に1回目のトリートメントを1分間付け置きします。 この1分間の付け置きとは、髪とキューティクルをしなやかにして、トリートメントが浸透しやすい状態を作るためのものです。 さらに、2回目のトリートメントが髪全体に広がりやすくなるため、髪にまんべんなく広がる効果もあります。 この1回目のトリートメントを洗い流したら、2回目のトリートメントをじっくり5~10分間付け置きします。

このようにトリートメントを2ステップにすることで、同じ10分の付け置きでも深く浸透できるようになります。

注意してほしいのは、トリートメント時間です。 これまで、付け置き時間を何度もテストしましたが1回目のトリートメントは1分間というのが最も効果的な時間でした。 2回目のトリートメント時間に関しては、5分以上でないと通常と同じ浸透になってしまうようです。

このように、時間と手間のかかるケアですから、毎日ではなく特に髪の状態が気になる日だけで結構です。 状態が悪い日には、ディープケアをおこなって輝く髪をキープしてください。

ここで紹介したヘアケアテクニックはほんの1部に過ぎませんが、ダメージの原因を作らないためのヘアケアなど、その他にも多くのテクニックがあります。 年齢を重ねた時に後悔しないよう、今から正しいケアを身につけておきましょう

効果が3倍変わるシャンプー・トリートメントの方法

輝く髪を目指すのに重要なポイント。 それは24時間ダメージと戦った髪を、毎日リセットしてあげることです。 1日の疲れを優しくケアしないと、ダメージが蓄積して、気が付けば取り返しのつかないダメージとなってしまいます。 そのため、毎日のケアとして基本になるのがシャンプー・トリートメントですが、これまで効果的な方法が説明されることはありませんでした。 いいえ。 それどころか、間違ったシャンプー・トリートメントの方法で髪に負担をかけている方がとっても多いのです。 シャンプー・トリートメントとは正しい方法でなければ、1日の疲れを取るどころか髪に大きなダメージを与えてしまいます。 しかし、一方でちょっと方法を変えるだけで効果を3倍にに変えることもできるのです。 これからとっても簡単な正しいシャンプー・トリートメントの方法をお話ししていきます。 まずは、シャンプー編からいきますね。 シャンプーの時、髪と髪を擦り合わせて洗うとパサつきの原因になることはご存知だと思います。 とは言っても、髪を擦り合わせないと髪の汚れが落ちないから・・・ こんな風に思っている方がとっても多いようです。 それでは、擦り合わせないで髪を洗うにはどうすればいいのでしょうか? それは《すすぎ》をしっかりおこなってあげればいいんです。 あなたがシャンプーする前後には《すすぎ》をしますよね。 実は、この《すすぎ》がとっても大事なんです。 すすぎだけで汚れが落ちないような気がしますけど、実は髪の毛の汚れはほとんど落ちています。 濡れた状態で髪と髪を擦り合わせれば、きれいになるどころか逆に髪を痛める結果となるんですが、しっかりすすぎをしていればシャンプーの泡を髪全体に行き届かせるだけでいいんです。 ということは、髪の毛自体をシャンプーで洗う必要はほとんど無いということです。 すすぎをしっかりおこなって、シャンプーの泡を髪に乗せるだけで髪の8割の汚れが落ちてしまいます。 ただし、すすぎの際にはとっても大事なことがあるので忘れないで下さい。 それは髪に撥水性があるということです。 髪は想像以上に水をはじく性質を持っています。 だから、2~3分すすぎをしないと髪全体に水分が行き渡りません。 でも、調査の結果では多くの方が20~30秒ほど簡単にすすいだ後、必死になってシャンプーされています。 これでは、キューティクルが剥げ落ちて髪が痛んでしまうのです。 まずは、すすぎをしっかりとおこなってください。 シャンプーの時間を少なくしても構いませんから、すすぎの時間は大事にする。 はい。これとっても大事なことです。 さて、すすぎをしっかりすることで8割の汚れは落ちました。 残り2割の汚れは、頭皮や生え際についている油分です。 この油汚れはシャンプーでないと落ちません。 この頭皮と生え際に付いている残り2割の油汚れがとっても頑固なんです。 シャンプーの泡で油汚れは一旦離れるけれど、電気の力でまた頭皮に引っ付いてしまいます。 電気の話をするととっても長くなるので、ここでは省略させていただきます。 そして、この汚れをしっかり洗い流す方法が2度洗いなのです。 2度洗いとは文字通り、シャンプーを2回おこなうものですね。 1回目のシャンプーでは、頭皮から汚れを浮き上がらせて。 2回目のシャンプーで、浮き上がった汚れを洗い流します。 これではじめて頭皮と生え際の油汚れをしっかり落とすことができるのです。 別にシャンプーを2倍使う必要も無いし、2倍の時間をかける必要もありませんよ。 同じシャンプーの量を2回に分けて使い、これまでの半分の時間で1回のシャンプーを終わらせれば大丈夫。 もちろん、洗った後のすすぎも念入りにおこなってくださいね。 ここで、髪の洗い方のワンポイントをお話します。 実はあなたのシャンプーと美容室のシャンプーはまったく別の物なのです。 あなたが毎日おこなっているのはシャンプーですが、美容室がおこなっているのはシャンプーマッサージなのです。 そうです。 シャンプーとは髪を洗うことが目的なのですが、頭皮のマッサージとしても不可欠なのです。 「シャンプーマッサージ」 何だか難しそうに聞こえますけれど、これが簡単にできる方法があります。 頭皮を下から上に洗っていく。 これだけです。 下から上に洗うのは、血液の流れが下から上に向かっているから。 具体的に言えば、うなじから頭のてっぺんに向かって頭皮を洗う。 前髪の生え際から頭のてっぺんに向かって頭皮を洗う。 洗い方として爪を立てないのはもちろんですけど、両手の指先で頭皮を押し潰すようにして洗ってください。 ちょうどニキビを潰すような洗い方ですね。 多くの方に見られる間違いが、右手で右の頭、左手で左の頭を洗うというシャンプーの方法です。 確かに効率的かもしれませんが、これでは毛穴の汚れは出ていきません。 左右どちらの頭を洗うときも両手で洗う習慣をつけてください。 これで、毛穴に詰まった油が押し出されるので毛穴の中まできれいになります。 あなたの髪は頭皮から生まれていますから、輝く髪を手にするために必ず頭皮を清潔に しておいてください。 これができないと美しい髪が生まれませんから、いつまでもヘアケアに苦労することに なります。 ここまでお話した洗い方に変えるだけで、抜け毛や頭皮のトラブルはかなりの確率で解決しますよ。 それでは、続いてトリートメントの方法。 本当に多くの方がもったいないトリートメントの使い方をされています。 はっきり言って、排水溝にトリートメントを洗い流しているようなものです。 ここで、トリートメントを最大限に引き出すテクニックを身につけましょう。 あまり知られていませんが、意外にもトリートメントは髪全体に広がりにくい性質をもっています。 あなたが、どんなにトリートメントをのばしたつもりでも、実際には髪全体の5割程度にしか行き届かないんです。 これでは、トリートメントが髪の一部分にしか働きかけませんよね。 これは髪の面積に原因があります。 髪1本1本は細いので分かりにくいですが、一般的な女性の髪を全て広げると全身の皮膚より広い面積になるのです。 人によってトリートメントの使用量は違いますが、あなたが毎日使っているトリートメントの量を全身にまんべんなく広げてみたとしたら? そうです。全然足りないのです。 そのため、トリートメントを髪全体に広げようとすれば大量のトリートメントが必要になります。 どのくらい必要かを知るには、美容室のヘアカラーを思い出してください。 髪全体にトリートメントを広げるには、あのヘアカラーと同じぐらいのトリートメントが 必要なのです。 美容室のトリートメントコースも、たっぷりの量を使うから輝く髪に変身できます。 でも・・・。 毎日、30~40プッシュものトリートメントを使うのは無理ですよね。 そこで、あなたにとっておきの方法をお教えします。 この方法なら、いつもの量でOKです。 その秘密が7日間ホットトリートメントプログラムに同封の「3Dコーム」なのです。 髪全体にトリートメントを広げるために、トリートメントを軽く伸ばして3Dコームを使ってください。 髪にトリートメントを塗った後にコームで前から後ろ、右から左・・・。 一通りクシを通すだけでトリートメントは髪全体に行き渡るようになります。 3D(立体)ではない通常のコームだと、トリートメントがポタポタたれて排水溝に流れてしまいます。 また、コームの目が細かいと髪のキューティクルを痛めてしまうので、必ず3Dコームを使用してください。 ここでちょっと、トリートメントの役割を考えてみましょう。 トリートメントは、髪にゆっくり浸透してダメージをケアします。 そのため、髪の内部に浸透するにはどうしても時間がかかりますから、すぐに洗い流してはすごくもったいないのです。 いくら面倒でも最低1分間は髪に付け置きして浸透させないと効果が期待できません。 もちろん。時間は長ければ長いほど効果的! さらに、時間だけでなくトリートメントの浸透にはワンポイントがあります。 トリートメントをつける前には、タオルで髪を軽く拭き上げると効果がアップします。 トリートメントは「水分」が少ない方が浸透しやすいので、髪がびちゃびちゃに濡れている状態では、髪の内部まで浸透しにくくなります。 髪を完全に乾かす必要はありませんが、髪が「しめった状態」である方がトリートメントは吸収されやすいのです。 だから、シャンプー後に軽くタオルで髪を拭いて、トリートメントをまんべんなく塗る。 トリートメントをつけた後には7日間ホットトリートメントプログラムに同封の「トリートメント浸透ターバン」を使ってください。 このターバンを使うと、付け置きの間に髪の水分をタオルが吸い取ってくれます。 さらにターバンは、湿度が高い浴室の蒸気も吸い取って髪に寄せ付けないので、このタオル生地ターバンが絶対オススメです。 このターバンを使うだけで、トリートメントはびっくりするぐらい変わりますよ。 もっともっとトリートメントを高めたい方は、この「トリートメント浸透ターバン」をスーパーヒートトリートメントとしても活用してください。 トリートメントをつけた後にターバンをかぶったら、ターバン全体に直接ドライヤーを1分ほど当てる。 こうすることで、ターバンの中では水分がより少なくなり、温度の力で浸透力がアップします。 この状態でトリートメントを付け置きすると極上の浸透が味わえますよ。 最後に大事な点をお話しておきます。 ここで紹介した方法を実践すれば、あなたも簡単に3倍以上のシャンプー・トリートメント 効果を実感できます。 でも、絶対に守っていただきたいのが「正しいシャンプー・トリートメント選び」です。 「髪の表面を溶かしてなめらかにする成分」などの「手触り成分」でこの方法を実践すると、手触り成分が髪に浸透してしまい逆に3倍のダメージとなる事があるのです。 また、3Dコームで手触り成分を全体に広げて髪が呼吸できなくなったら、ダメージどころではありません。 成分によっては、髪全体に広げてはいけない事もあるのです。 そのため、同封の「髪美人のシャンプー選び7つの秘訣」を参考にされて、ここで紹介した方法は、なるべくプログラムだけで実践するようにしてください。 それでは、ここまでご覧いただき本当にありがとうございました。 あなたが一日も早く髪美人になりますよう、心から願っております。  

トリートメントを握れば2倍浸透する

トリートメントを握れば2倍浸透する トリートメントの浸透については、これまでに何度もお話してきました。 「3倍変わるシャンプー・トリートメントの方法」でもかなり詳しく説明しているので、7日間スーパートリートメントプログラムを卒業した方はすでに深く理解していることと思います。 この内容だけでも初級から中級までの内容を十分にマスターできますが、実はもっともっとトリートメントを浸透させる方法があるんです。 上級のテクニックになりますが、この方法ならトリートメントを髪の内部に浸透させるだけでなく入れ込んだトリートメントを髪の内部にキープさせて閉じ込めることができます。 今回はこのテクニックをお話しますが、そもそもなぜトリートメントを使うのにこんなにたくさんの技術が必要なのでしょう? それはトリートメントが髪に浸透しにくいからです。 トリートメントは使い方を間違えればどんなに優良品であっても髪に浸透することなくただ排水溝に流れていくのです。 こんなにもトリートメントが浸透しにくい理由は3つあります。 1つ目は髪の「フィルター機能」。 トリートメントを浸透させるのが、あなたのお肌ならこんなに多くのテクニックを必要としません。 あなたの肌は良い成分を取り込んで、悪い成分は取り入れないようにするフィルター機能が働いていますから、肌が必要とする成分は自動的に判断して吸収しているのです。 ところが髪にはこのようなフィルター機能がないので成分がいいからといって髪の内部に吸収してくれないのです。 だから外部からトリートメントを入れ込んであげなくてはいけません。 髪に浸透しにくい2つ目の理由は「トリートメントが水分を嫌う」からです。 トリートメントはシャンプーの後に使いますが、シャンプー後の髪はビチャビチャになっていますよね。 髪にお湯がついているとトリートメントは水分が邪魔になって髪の内部に浸透できないのです。 つまり、トリートメントを髪に浸透させるには髪の水分ができるだけ少ない方がいい事になります。 最後の3つ目は「キューティクルの隙間」。 トリートメントが髪の内部に浸透するにはキューティクルの隙間から浸透していくのが一番効果的です。 ところがキューティクルの隙間はとっても狭い。 ただでさえキューティクルは肉眼で見えない程小さいのに、そんな小さなキューティクルの中でもさらに小さな隙間から浸透しなくてはいけない訳です。 これもトリートメントが浸透しにくい大きな理由となっています。 以上の3つが髪にトリートメントが浸透しにくい理由。 この中でも1と2番目は比較的解決が簡単です。 専用のターバンを使ったトリートメントのつけ置き、3Dコームを使って広げる、しっかりしたすすぎで髪の温度を高めておく。。。 などなど「効果が3倍変わるシャンプー・トリートメントの方法」で簡単に解決できます。 もしこの方法を知らなかったとしても、トリートメント前に髪の水分をできるだけ少なくしてあげたり、トリートメントの浸透時間を作ってあれば十分な対策となるのです。 しかし問題は3番目のキューティクルの隙間が狭い事。 この小さな溝からトリートメントを浸透させると浸透力がアップするのですが、これはプロでも難しい技術が必要になります。 そのためディープケアではサロン向けのスーパートリートメントプログラムで「逆入れ」(さかいれ)という技術を教えています。 これはトリートメントを毛先から根元に向かって入れ込んでいく技術。 つまり普通と反対方向からトリートメントを入れ込んでいく方法です。 分かりやすくお話しましょう。 キューティクルを拡大すると次のイメージのように一方を向いています。 だからトリートメントを上から下に向かって広げていくのですが、これをあえて下から上に向かって入れ込んでいくんです。 こうすることでキューティクルの溝にもしっかりトリートメントがつまって浸透力が高まります。 ただし、この逆入れがプロでもできない技術である理由は、あまりに微妙な手の力加減が必要だから。 髪が濡れている状態は一番キューティクルが壊れやすくなっていますが、「逆入れ」はこの状態で反対から髪に入れ込んでいくことになります。 この状態でほんの少しでも力を入れ過ぎると簡単にキューティクルを壊してしまうし、反対に力が入っていないとトリートメントは浸透しません。 しかも、キューティクルは個人差が大きいのでダメージの状態に合わせて力を調整しなくてはいけない。 ですから、このテクニックは素人が絶対にマネしてはいけないテクニックなのです。 あまりに難しいので「効果が3倍変わるシャンプートリートメントの方法」内でも一切触れないようにしており、プロ向けのセミナーでも伝える人を選ぶようにしているぐらいです。 大切なのでもう一度繰り返し伝えておきます。 絶対にこの方法はマネしないでくださいね。 念を押すほどやってはいけないテクニックですが、今回はなぜあなたにお話したのでしょうか? 今回のタイトル「2倍浸透」はまっかな嘘だったのか? いえいえ。 嘘ではありません。 実はあるんですよ。 もっと簡単で、これに近いトリートメントの浸透ができてしまうテクニックが。 確かに「逆入れ」ほどの効果はありませんが、しっかりとキューティクルの隙間にトリートメントを入れ込むことができます。 その方法がタイトル通り「握る」トリートメントのテクニックです。 こちらは逆入れと違ってとっても簡単。 トリートメントを髪全体に広げたらある程度髪をまとめて「ひと束」としてギュッと握るんです。 こうすることで髪には横からの力が加わってキューティクルの隙間にトリートメントが押し込まれるようになります。 具体的に「ひと束」とは小指ぐらいの太さにするのが理想で、これより大きいと浸透の効率が悪くなります。 たったこれだけでできてしまう簡単な方法ですが、効率よく浸透させるために次の3つのポイントを覚えておいてください。 1つ目のポイントは握る前の前提として髪全体にトリートメントがしっかり広がっている事です。 トリートメントが付いていない部分をいくら握ってもキューティクルの隙間には行き渡りませんのでしっかり広げた後に握ってください。 2つ目はあまりに強く握り過ぎない事。 ここは男性の場合に注意することですが、少しでもたくさんのトリートメントを浸透させようとして強く握り過ぎるとキューティクルが壊れることがあります。 ただし、女性の場合は握力が強くないのでそんなに気を付ける必要がありません。 力を入れずに軽く握る感じで十分浸透すると覚えておいてください。 3つ目のポイントは握るのは毛先だけにすること。 そもそも髪の「根元」部分はダメージが少ないので、「毛先」のようなダメージの大きな部分と違ってトリートメントをしっかり入れる必要がありません。 さらに根元のキューティクルはしっかり整っているのでトリートメントを握ったとしても隙間から入りにくい。 だから、トリートメントを握って入れ込むのは毛先だけで十分なのです。 今回のようにキューティクルの話は髪を傷める可能性があるので、かなり詳しく、そして具体的に話しておきました。 実際にこのトリートメント法をおこなうときは気を付けて髪を触るようにしてください。 もしも間違った方法でトリートメントを入れ込むとダメージとなってしまいますが、正しく握ることができた後にトリートメントの付け置きをおこなうと素晴らしい髪質感を実感できます。 さらに、ヘアターバンで水分を減らして浸透させておけばヘアモデルの輝きに変身です。 ここまでの上級テクニックは毎日でなく、週に1度の集中ケアで十分ですので時間がある時に気がつけば実践してください。 そんなに時間もかからないので気軽にできるヘアケアテクニックです。 今回のテクニックでワンランク上の髪美人を目指してくださいね。  

トリートメントは付け置き時間が命

トリートメントは、付け置きが大事です。 付け置きしないトリートメントは、「期限の切れたクーポン券」のようなもの。 あまりにもったいない。 トリートメントは髪にしみこんで効果を出しますから、スグに洗い流しては効果が半減します。 そこで今回は、あなたの付け置き時間をアップさせる小技をお教えします。 その小技はとっても簡単。 ちょっと考え方を変えるだけです。 もしも、あなたが「トリートメントを何分付け置きするのか?」と考えているなら、こう考えてください。 「トリートメントを付けている間に何をするのか?」 確かに、トリートメントを髪につけてじっと待っているのは大変でしょう。 これでは我慢するだけのダイエットと同じで続きませんよね。 でも、トリートメントの付け置き時間に体を洗うだけでも髪への浸透はアップするんです。 ここでちょっと気になることがあります。 一般的に「体を洗うのは上から」と言われていますよね。 体を洗った後にトリートメントを洗い流したら、体にベッタリついちゃうのでは? あなたも、この点が心配ではないですか? でも、ご安心ください。 これは、「シャンプーの汚れ」や「コーティング剤」が顔や体についてはいけないからです。 だからノーコーティングを使用して、洗う順番(シャンプー → 洗顔 →体を洗う)を守っていればトリートメントはいつ洗い流しても大丈夫なんです。 体にトリートメントがつく事を心配せずに、あなたのバスタイムにぴったりの順番を探してください。 それでは、具体的にどうすればバスタイムが変わるのでしょうか? 今回はアンケートに寄せられたコメントから付け置き時間を長くする方法をまとめてみました。 次の中から、あなたにぴったりのアドバイスを参考にしてくださいね。 「即洗い流している方」 「付け置き1分の方」 トリートメントを髪に付けたまま、体を洗ってください。付け置き時間が長くなりますよ。 「3分間付け置く方」 もう少し、浸透させたいところですね。トリートメントを髪につけたら、乾いたタオルを髪にまいてください。同じ3分間でも髪への浸透がアップします。 「5分間付け置く方」 髪の潤いがしっかりしていれば5分間で十分OKです。もっと美しい髪を目指すならトリートメントを髪につけたまま湯船で待つと付け置き時間アップ。その時は髪に乾いたタオルをまいてくださいね。 「10分間付け置く方」 もう何も言うことはありません。あなたは最高の髪美人様です。 「20分以上付け置く方」 私はどうやらおせっかいだったようです。 今すぐ、他のページにジャンプしてください。 トリートメントを付け置きしなくても確かに効果はあります。 でも、髪に成分が浸透することはありません。 せっかく最先端のトリートメントを活用しているのですから、効果を120%実感してくださいね!   おすすめ!7日間ホットトリートメントプログラム