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髪のダメージ部分が分かるセルフチェック

7日間ヘアエッセンスプログラムでお伝えしている「毛先」とはどの部分を指すのでしょうか? このプログラムは毛先を重点的にケアすることで髪を美しくケアしていきますが、実は毛先がどこかは個人差が大きいのです。

どんな髪質か? どのぐらいの長さか? どのぐらい傷んでいるか? これまでどんなケアをおこなってきたか?

これらのいろんな要素によって、毛先の傷み方は様々なのです。 でもご安心ください。 あなたがケアすべき「毛先」の部分を知る方法があります。

その方法は簡単です。 髪の毛を約10本ぐらい人差し指と親指でつまんでください。 そして、生え際から毛先に向かってゆっくり滑らせていきます。 すると、生え際ではツルツルだったキューティクルが、あるところからガサガサになるのがわかるはずです。 さらにもう少しすすんでいくと、よりガサガサに感じる場所がありませんか? あなたが、このプログラムでケアすべきなのは、この3段階目のダメージゾーンです。

ほとんどの方が、このように3段階のダメージ構造となっていますので、一番傷んでいる部分にケアをおこなってください。 髪の長さによっては痛み方が2段階の方もいますので、この場合は2段階目をケアしていってください。 13:27

髪を温めて冷やす30秒間の温冷美髪術 ヘアエッセンス×ドライヤーの温冷ケア

痛んでパサパサになった髪も 広がって全然まとまらない髪も たった30秒でしっとりまとまる髪に変える 温めて冷やす魔法の美髪術

バサバサになって、どうしようもなく傷んだ髪を、たった30秒でケアする裏技があります。 そのポイントは「毛先だけに集中すること」です。 ヘアケアは色々あるけど、あれこれ考えずに、とにかく毛先だけを集中してケアしてあげることが一番簡単で、なおかつ効果的なケア。 たったこれだけで、あなたの髪は見違えるほど美しく見えるようになります。 これだけ聞くと「毛先?なんだそんな話か」と考えるかもしれませんが、実はここからが大切なポイントです。 ヘアケアの中でも特に効果的な美髪術なので、もう少しだけ読み進めてください。 毛先を集中的にケアすれば、見違えるほど髪がきれいになる理由。 それは、あなたの髪の毛の毛先部分は3~5年も前に生まれているからです。 これは髪の長さにもよりますが、これだけ長い間、毎日毎日ドライヤーやスタイリングを重ねてくれば、毛先のキューティクルは疲れ果ててボロボロになっています。 もともと、キューティクルとは髪の水分をキープする役割を果たしていますから、キューティクルが壊れてしまうことで髪の水分が垂れ流しになって乾燥してしまうのです。 こうなると髪の水分はみるみる減っていくばかり。 これが、毛先がバサバサになってしまう原因。 さあ。 その一方で、あなたの髪の生え際部分を見てください。 ここはまだ生まれたてですから、赤ちゃんのようにキレイな状態のはずです。 髪の美しさを左右するのは水分量ですが、生え際の部分となるきれいな髪にはまだまだ水分がしっかりキープされてツヤツヤしています。 このような髪には、ほとんどケアは必要なく、極端な話ですが、ほったらかしでもキレイな髪のままなのです。 つまり、髪の毛はまんべんなく傷んでいるのではないということ。 毛先だけダメージがひどく、根本はキレイなのです。 そのため、ダメージが強くて水分量が少ない毛先だけを集中的にケアすれば、髪全体がキレイに見えてしまいます。 女性の髪のトラブルはそのほとんどが毛先に起きていますから、毛先をきれいにするだけで10才若く見せることも十分可能です。 でも、ここでちょっと疑問が生まれます。 「毎日リンスやトリートメントしてるのに、なんで毛先に水分が不足してるの?」 この理由は簡単です。 あなたがおこなっている、トリートメントやヘアエッセンスは、まったく髪に浸透していないからです。 傷んでパサパサになった髪の毛は、乾燥パスタによく似ています。 袋から取り出したばかりのパスタを、冷たい水を付けたとしても水分が中に入って柔らかくなるまでに1時間近くかかってしまいます。 パスタは、温かいお湯であたためるからこそ3分でも内部に水分が入るのであって、そうでなければ乾燥したままなのです。 さらに、お湯でしっかりゆでたパスタであっても、お皿の上に放置してしまえば、ほんの数分で水分がでていってカチカチに戻ってしまいます。 まさに、女性の髪では同じことがおこっているのです。 乾燥パスタのように、常にパサパサの状態が続いています。 では、どうすればバサバサの毛先に水分を送り届けることができるのでしょうか? その秘密がパスタと同じく「温度」なのです。 髪の毛は温めることでキューティクルが開いて、髪の内部に水分が入りやすくなります。 そのため、一番ヘアケア効率がいいのは、実はトリートメントのタイミングではなくドライヤーで髪が温まった後なのです。

「なるほど、じゃあ、髪を温めてトリートメントやヘアエッセンスを使えばいいのね。」 いいえ。 これだけでは足りません。 もう一度パスタを思い出してください。 お湯でゆでたパスタをお皿の上においたまま10分経過するとどうなりますか? パスタはまたパサパサに乾燥して固くなってしまいますよね。

髪の毛に一度入った水分もしっかりキープしてあげないと、またすぐに外にでていってしまいます。 特に温めるケアはキューティクルが開いているから水分が入りやすいというメリットがある一方で、せっかくの水分が出ていきやすいというデメリットもあるのです。

そのため、温めるケアをおこなった後は、必ず冷やすことを忘れないでください。 キューティクルは温まると開きますが、冷やすと閉じるという性質がありますから、この性質を利用して、入れ込んだ水分をしっかりキープさせてあげると水分量がどんどん増えていきます。 この温と冷を活用したケアこそが、バサバサになってしまった毛先に最適なケアです。 髪に水分を入れていくことで、髪はしっとりまとまるようになります。 一番、短時間で髪がきれいになるテクニックなので、特に忙しくてゆっくりケアする時間がない女性にはおすすめです。 そこで、私たち髪美人育成プロジェクトは、このケアを、誰でも簡単に、毎日30秒でできるようにしました。 それがヘアエッセンス60℃ヒートケアプログラムです。 このプログラムでは、ドライヤーの温度を活用して専用のヘアエッセンスを髪の内部に入れ込んでいきます。 毛先に水分を入れ込んでいくために作られた専用のヘアエッセンスですから、毎日続けることでみるみる毛先の違いを実感できるようになります。 温めてヘアエッセンスを浸透させたら、次は冷やす番です。 髪を冷やすには専用の「低温コールドコーム」を使用します。 このコームは温度を吸収する特殊アルミで作られているため、温まった髪をさっととおすだけで、髪を冷やすことができます。 使い方はとっても簡単。 1日30秒のケアだけです。 いつものヘアドライヤーの後にヘアエッセンスを毛先になじませてください。(10秒) その後、髪全体にもう一度ドライヤーの熱を与えます。(10秒) 最後にコームで髪を冷やしてください。(10秒) これだけです。 このケアでは、髪の毛先だけを重点的にケアするので、髪の根元にエッセンスは使用しません。 このたった30秒のケアを続けるだけで、あなたの髪は見違えるほど美しく輝くようになります。

ただし、このヘアエッセンスは従来のトリートメントやヘアエッセンスのようにコーティング剤で表面をコーティングするものではない点にご注意ください。 そのため、使った瞬間に髪がサラサラになることはありません。 髪の表面をコーティングしてしまうと、髪の毛が油で包まれるために直後はサラサラになりますが、油は水分をはじいてしまうために、翌日にはもっとバサバサの髪になってしまいます。 そのため、このヘアエッセンスにはコーティング剤成分を一切配合せず、保湿成分で作られています。 このプログラムは髪にうるおいをあたえていくものですから、毎日のケアを重ねることで少しづつ水分をいれこんで、最終的にワンランク上の極上美髪を目指していきます。

人工のサラサラ成分ではなく、髪自身がしっとりうるおってくると、「髪がほほに触れるとひんやり冷たいぐらい潤っているのに、ふんわり軽いサラサラの髪」という上質の髪質間を体感できます。

ぜひこのプログラムで上質の髪を手にしてください。

ヘアエッセンス60℃ヒートケアプログラムはこちら

失敗しないマイナスイオンドライヤー選び

  マイナスイオンって本当に効果があるの? マイナスイオンって本当に効果があるの? 長年マイナスイオンや各社が開発している○○イオンは髪にいいと言われてきました。 ところが、数年前に「マイナスイオンには効果が認められない」として消費者庁から「イオンで髪がきれいになる」と言わないように指導がありました。 私たちプロの現場では「マイナスイオンに効果がない」というのはあたりまえの認識だったのですが、ようやく行政の指導が入った形です。 マイナスイオンというメッセージが使えなくなった大手家電メーカーはこぞって新しいイオンを開発しましたが、これはイタチごっこです。 また、行政指導が入るのは時間の問題だと言われています。 イオンはドライヤーとの相性が関係しているの? イオン自体にも確かに髪を美しくする効果はあります。 ただし、イオンとは本来“滝や海辺”のような湿度が高いところに発生するものです。 ところが、ドライヤーは100℃を超える高熱が吹き出されるので、湿度が限りなくゼロに近い状態でイオンが作り出されています。 そのため加湿器とイオンなら相性がいいのですが、ドライヤーとイオンは限りなく相性が悪いといえます。 ただでさえ、効果がないと行政指導が入るイオンですが、さらに相性が悪いドライヤーで使うためにほぼ効果がゼロになってしまうのです。 失敗しないマイナスイオンドライヤー選びとは? 美しい髪を手に入れる為にドライヤー選びは重要です。 髪が一番苦手なのは「熱」です。 お肌と同じたんぱく質でできている髪の毛は、高熱で簡単にヤケドしてしまいます。 しかも髪は、お肌と違って自己治癒力を持っていないので自分で修復することができないこともあり、髪にいいと安心して使っているマイナスイオンドライヤーが髪のダメージを促してしまっていることもあります。 実際に髪のダメージとなる原因の9割はドライヤーだと言われているのです。 イオンといった正体不明の物質でドライヤーを選ぶよりも、1℃でもいいから温度が低いドライヤーを選ぶことが大切です。 マイナスイオンで髪をケアするという都市伝説よりも、髪は少しでもいいから低い温度で乾かしてほしいと考えているのです。 しかも、イオンは湿度が低いところを好みますから、温度が低いドライヤーはマイナスイオンが発生しやすいという特徴もあります。 そのため、失敗しないドライヤー選びとは、低温のドライヤー選びといえるのです。 低温のドライヤーの効果とは? 日本国内で使えるのは「ヒートケア60低温ドライヤー」だけです。 このドライヤーが雑誌やテレビで紹介されることで、類似品がでてきましたが、単に温度が低いドライヤーはいつまでたっても髪が乾かないので注意してください。 ヒートケア60低温ドライヤーは、髪にやさしい60℃で髪を乾かしますが、単に温度が低いだけではありません。 低温なのに速乾という矛盾を解決したドライヤーです。 アンケートでは60%以上のユーザーが「これまでよりも早く乾いた」と回答しているほどです。 毎日のドライヤーで髪のダメージの原因を作り出しているかもしれません。 イオンの効果を髪に効果的に取り入れる為にも、失敗しないマイナスイオンドライヤー選びをして毎日のケアで髪を美しくダメージ知らずに生まれ変わらせましょう。 ヒートケア60低温ドライヤー商品ページ

髪に良いおすすめドライヤー

  髪に良いドライヤー選びとは? 髪に良いドライヤーを知るには「髪が嫌いなもの」を知ることが第一歩です。 髪が嫌いなものは何といっても“高熱”です。 ドライヤーで早く髪を乾かしたいからと出力の強い高温ドライヤーを使っている人も多いのではないでしょうか。 髪はお肌と同じたんぱく質ですから、高熱をあてられるとヤケドしてしまいます。 お肌は自己治癒力で回復しますが、髪にはその力がないので回復することはありません。 そのため、一度ヤケドした髪は二度と元に戻らず髪のダメージの進行を進めてしまいます。 実際にどんなにシャンプーやトリートメントにこだわっていても、髪のダメージの原因は9割がドライヤーの高熱と言われています。 ドライヤー選びを失敗すると髪が美しくなるはずがないのです。 髪の為を考えるのであれば1度でも温度が低いドライヤーで丁寧に髪を乾かしてあげる必要があるのです。   マイナスイオンは髪にいいの?

これまでマイナスイオンは髪に良いとされてきましたが、現在では効果がないとされています。 そのため、消費者庁によってマイナスイオンの効能を伝えることが制限されました。 そこでドライヤーメーカー各社は独自の「○○イオン」を作り出していますが、これらも時間の問題で規制されることでしょう。 そのぐらい「イオン」とは誰もが知っているものでありながら美しい髪を作る為には効果がないものなのです。   バックナンバー:日本で人気のドライヤーが海外より10年遅れている理由 髪は正体不明のイオンを求めているのではありません。 とにかく1度でも低い温度で髪を乾かす事、又は、髪をスタイリングすることを求めているのです。   低温タイプのドライヤーは美髪の救世主 ドライヤーによる髪のヤケド対策として最近は「低温ドライヤー」が開発されました。 日本では珍しいものですが世界的には美しい髪の為には熱が重要だと考えられていて、1℃でも温度が低いドライヤーで髪をケアしてあげることが大切だと言われています。 元々美意識の高いヘアモデル用に開発された低温ドライヤーは、テレビや雑誌で紹介され知名度があがり注目されています。 近年は低温ドライヤーの類似品が増加していることもありドライヤー選びには注意が必要です。   低温ドライヤー選びのポイント 低温ドライヤーというと単に温度が低いドライヤーが髪にいいと思っていませんか。 ただ温度が低いドライヤーだといつまでたっても髪が乾かず、毎日のケアが大変です。 また乾くのに時間がかかれば今度は髪に摩擦を起こしてしまいダメージの原因となります。 そのため「低温ドライヤー」という文字だけ見て購入してしまうと、いつまでたっても髪が乾かない髪に効果のない低温ドライヤーを買うことになっているのです。 そんな数ある低温ドライヤーのなかでも本物にこだわるあなたにおすすめしたいのが“ヒートケア60低温ドライヤー”です。 低温ドライヤーのパイオニアとして、乾かす温度は低温なのに60%以上のユーザーが「これまでの高温ドライヤーより早く乾く」と回答しています。 低温なのに従来品より早く乾くドライヤーはヒートケア60低温ドライヤーだけです。  低温なのに速乾の秘密は商品紹介サイトへ  

美しい髪を作るドライヤー選びとは?

ドライヤーならなんでもいいと思っている人もいるでしょう。 一昔前ならマイナスイオンが入っているドライヤーは乾かすだけで髪に効果があると思われていましたが、髪のダメージを本当に考えるのであれば「低温ドライヤー」がおすすめです。 低温ドライヤーは日本の美容メーカーから発売されていますが、その中で本当に髪のことを考え乾かせるドライヤーかどうかをしっかりと比較して選ぶようにしましょう。    

おすすめの低温ヘアアイロン

ヘアアイロンは180℃もの高温ですスタイリングするので髪がヤケドしてボロボロになってしまいます。 低温ヘアアイロンなら髪に優しくスタイリングできるのですが、単に温度が低いだけのヘアアイロンを買ってしまうと髪型がキープ出ずに後悔することになります。 低温ヘアアイロン選びで失敗しないために正しい選び方をまとめていきます。 低温ヘアアイロンとは?通常のヘアアイロンは約180℃以上でスタイリングしますが、これは髪を高温で焦がして形を作るようなものです。髪がヤケドしてしまって、バサバサになってしまいます。そこで考えられたのが低温でスタイリングできるヘアアイロンです。実は髪をスタイリングするのに180℃もの高温は必要ないのですが、スタイリングできる温度に個人差があるためにヘアアイロンは高温に設定されています。低温ヘアアイロンはその最低スタイリング温度でカールやストレートにするため、低温で髪型をキープすることができます。単に、温度が低いだけのヘアアイロンもありますが、本来は低い温度でもスタイリングができるように作られたアイロンのことを「低温ヘアアイロン」と呼びます。 低温ヘアアイロンの温度とは私はヘアモデル用のディープケアを数えきれないほどおこなってきましたが、これまでに見てきた中でスタイリング温度が低い方は40℃で簡単にスタイリングできました。反対に髪が太くて高温が必要な方でも120℃以上は必要ありません。つまり、120℃以下のヘアアイロンを低温ヘアアイロンと考えています。ただし、40℃~120℃の温度を5℃単位で設定できないものは低温ヘアアイロンとは呼べません。 低温でもちゃんと巻けるのかあなたの髪質にもよりますが、最低スタイリング温度がわかれば低温でもしっかりスタイリングできます。もしも、あなたの髪の最低スタイリング温度が80℃だった場合。80℃でも180℃でもスタイリング力はまったく変わらないということです。そのため、コテを使うときは最低スタイリング温度を知って、その温度でコテを使うことが髪を傷めないということになります。 低温で1日キープできるのかスタイリングのキープ力は実は温度にはまったく関係ありません。キープ力はどちらかというとスタイリング剤の仕事です。そのため、80℃でスタイリングしても180℃でスタイリングしてもキープ力はほとんど変わりません。ただし、毎日80℃ですスタイリングを続けていくと、髪の水分がしっかりキープされてくるため髪の毛自体が変化してきます。しっかりうるおった髪はヘアスタイルのキープ力が断然アップしてきます。つまり、180℃でヘアアイロンを使うよりも80℃でヘアアイロンを使い続けた方が、スタイリングのキープ力はアップしていくということです。 本当に髪が痛まないのか髪は140℃以上の高熱に耐えることができません。これだけの高熱を与えると水分がなくなってパサパサの髪になってしまいます。しかも、髪には自己治癒力がないから、一度ヤケドした髪は二度と元に戻らないのです。そのため、ヘアアイロンを使うのであれば1度でも低い温度で使わなくてはいけません。 単に温度が低いだけでは低温ヘアアイロンではない温度が低いだけで低温ヘアアイロンではないのでご注意ください。低温ヘアアイロンを作るには、プレート部分が命になります。低温でカールやストレートにする専用のプレートを開発しないと、髪をはさんだ瞬間に一気に温度が下がってしまいます。一般的なプレートでわかりやすくイメージすると。あなたがヘアアイロンを180℃に設定したとします。このプレートを髪につけた瞬間、髪は一気にヤケドしてしまいますが、プレートの温度は一気に100℃まで下がってしまうのです。つまり、低温専用のプレートでなければ、髪がヤケドするのに、実際にスタイリングしているのは100℃程度という事になるのです。そのため、低温ヘアアイロンを選ぶときは必ず低温専用のプレートを採用している事が条件になります。単に設定温度が低いだけで「低温ヘアアイロン」とうたう物もあるので注意が必要です。 おすすめの低温ヘアアイロン現在のところ、専用のプレートを採用しているのはヒートケア低温ヘアアイロンだけです。もちろん最低温度が40℃で5℃単位で温度が設定できます。さらにすごいのは、温度の設定が精密であることです。高感度の温度感知センサーを内蔵しているので、少しでも温度変化があれば自動で温度が調整されます。通常のヘアアイロンはプレートの温度が液晶に表示されていますが、ヒートケア低温ヘアアイロンは、髪の温度が液晶に表示されています。プレートではなく、プレートではさんだ髪が何℃になるかを表示しているのです。これはとても重要なポイントです。例えば、プレートの温度が100℃だとしても、髪をはさんだときに髪の温度は通常60度ぐらいにしか温まりません。これでは温度が正確とは言えないのです。その点、ヒートケア低温ヘアアイロンは髪の温度が表示されるので、正確な温度を知ることができます。ヒートケア60低温ヘアアイロン

おすすめの低温ドライヤー【2017年度】

最近雑誌やTVなどのメディアで取り上げられ有名になった低温ドライヤーですが、選ぶ時に注意しなくてはいけないのは、単に温度が低いドライヤーはいつまでたっても髪が乾かないという事です。 温度が低いだけのドライヤーにだまされないために、プロがおすすめする低温ドライヤーの選び方をまとめておきます。   低温ドライヤーの効果とは?

低温ドライヤーとは、髪がヤケドせず美しい髪を作るための適切な温度に設定された、髪にダメージを与えることのない優しいドライヤーです。 今までのドライヤーは温度が高すぎて髪の負担になっていましたが、低い温度で乾かすことで髪に優しくダメージを減らし負担を掛けずに乾かすことができます。 ドライヤーをした後に髪がパサパサになってしまい、まとまり感がないと感じたことはありませんか? 単に髪のダメージが原因だと思っているかもしれませんが、実はドライヤーが原因かもしれません。 低温ドライヤーの歴史を紐解くと、低温トリートメントドライヤーが日本で初めて作られた低温ドライヤーです。 当時日本では風量を意識したものが多く低温で乾かすという概念がなく新しいドライヤーとして美意識の高いヘアモデルや美容師の口コミから広がっていきました。 高音で乾かすドライヤーとは違い、髪にダメージを与えることなく乾かした後の髪をサラサラにする効果があります。

  何℃から何℃が低温ドライヤー? 基本的に低温ドライヤーとは60℃以下ですが、注意しなくてはいけないのは単に温度が低いと髪が乾かないという事です。 乾くのに時間がかかると、今度は摩擦のダメージで髪がパサパサになってしまいます。 熱すぎず、冷たすぎない温度が「低温ドライヤー」となります。

ただし、ドライヤーの温度はとっても複雑です。 例えば、下の写真を2枚比べてみてください。 まったく同じ温度に見えますが、実はまったく温度が違います。

このように、ドライヤーとは使い方によってまったく温度が変わってしまうのです。 さらに、ドライヤーには温度のムラがあります。

サーモグラフィーのイメージです。

左:温度差のあるドライヤー 右:温度差のない低温ドライヤー   この温度のムラがかなり大きくて、中心と横では50℃もの温度差があります。

これでは中心部で髪がヤケドしているのに、外側は冷風で髪が全然乾かないという現象が起きてしまいます。 ドライヤーを長時間使っているのに、いつまでたっても乾かないのはこの温度のムラが原因です。 従来のドライヤーは風量や速乾、マイナスイオンばかりに気を取られて、ドライヤーの使い方や温度のムラを想定してこなかったために髪がヤケドしてしまい使えば使うほどダメージの原因となる問題がおきていたのです。

  おすすめの低温ドライヤーとは?

おすすめのドライヤーを知る前に、市場にでまわっている「低温ドライヤー」が類似品ばかりであることを知っておいてください。大出力で120℃もあるドライヤーが「髪に優しい低温ドライヤー」として売られていることもあります。

例えば下の2商品は、まったく違う商品に見えますよね。

高出力!120℃の速乾ドライヤー 髪に優しい60℃ドライヤー

でも、実はこれ同じ商品です。  

今、このような自社に都合のいいキャッチコピーの入れ替えを各社がおこなっています。 なぜ、こんな事ができてしまうのでしょうか? 実はドライヤーって、どこで温度を測定するかで自由に温度を記載できてしまうんです。 ドライヤーの吹き出し口はとても高温なので実際には100℃近くの風が出ています。 でも少し離してドライヤーの吹き出し口から5メートル先ではそよ風に変わりますよね。 そこで測定すれば室温と同じ25℃です。

60℃のドライヤーと言いたければ、ドライヤーから離れていけばいつかは60℃になってしまうんです。 つまり、どのドライヤーも60℃の場所があり、どんなに高熱のドライヤーでも60℃ドライヤーになることになります。

最近「低温ドライヤー」が人気になってきたことで、測定位置をずらして自社の都合のいい温度を記載するメーカーが増えてきているのです。

 

このような言葉のマジックに引っかからないようにすることが低温ドライヤー選びの第一歩です。  

プロがおすすめする低温ドライヤーとは? 失敗しない低温ドライヤー選びは【温度】だけで判断しないことです。 髪のことを一番に考えているメーカーであればそんな髪にダメージを与えるような記載の仕方はしません。   低温ドライヤー選びの重要なポイントは3つ  「どの部分の髪を乾かす時もドライヤーの温度を60℃に合わせていること」 「ドライヤーの温度のムラを最小限にしていること」 「使う人を選ばずにドライヤーの温度が高温にならないこと」 実際低温ドライヤーはこの3つは基本でもあり世界中をみればいくつもあります。 特にヨーロッパの一部では本当に良質のドライヤーがたくさんありますが、残念ながら日本ではコンセントの電圧が違うので使ことができません。

日本で3つの条件を満たしている低温ドライヤーは唯一「ヒートケア60低温ドライヤー」だけです。 どうして数あるドライヤーのなかでも低温ドライヤーに着目したのでしょうか。 この低温ドライヤーは、誰が使っても60℃で髪を傷めず安心して使えるように約2万人にアンケートをおこないました。 ユーザーが、どの部屋でどのぐらい距離を離して使っているかを徹底的に研究したのです。 そうして、測定すべきポイントを決定。

その一点に60℃の温度と風量を合わせています。 さらに、温度のムラをなくすために、何度も形状を改良。 中心部と外側の温度差をたった3度に抑えています。

また、誰が使っても高温にならないように、ドライヤーの中心部に特殊セラミックを配置する徹底ぶり。 一番温度が高い中心に設置することで、過度な高熱を吸収しています。

  商品紹介サイト ヒートケア60低温ドライヤー  

ダメージヘアにおすすめのドライヤー

毎日お手入れしているはずなのに髪がパサパサで枝毛や切れ毛まで…。 そんなお悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。 そもそも髪のダメージの原因はなんだと思いますか? 実は髪のダメージの原因「9割」が高熱のドライヤーによるものです。 髪は熱に弱い性質があり高熱が一瞬でも当たると水分を保持できなくなり、ダメージヘアの原因になってしまいます。 そうはいっても髪をドライヤーで乾かさないとセットができませんし、濡れたままの髪でいると乾燥や髪の摩擦でダメージの原因となってしまいます。 毎日使うシャンプーやトリートメントはこだわるのにドライヤー選びにこだわらない人が多いのです。 ダメージヘアを防ぐ為におすすめするのは60℃で髪を乾かす「低温ドライヤー」です。 傷んだ髪は水分が少なくなっているので乾燥してしまいます。 美しい髪を守るためには水分を守ることが大切なのです。 温度が低いドライヤーで、水分をしっかり守ってください。 自分の髪が「痛んでいるな」と感じるとほとんどの女性がドラッグストアに向かいます。 新商品のトリートメントや、ヘアエッセンスを髪に浸透させて髪の表面からダメージをケアしようと考えてしまうのです。

でも、これは大間違いです。 ダメージヘアの原因はドライヤーです! ヘアケアグッズの前にまずはドライヤーを見直さなくてはいけません。 ダメージヘアなのに同じドライヤーを使い続けるということは、わかりやすく例えれば、ヤケドした手にシップを貼って、また熱湯に手を入れるようなものです。 いくらシップで治療しても、ヤケドした手を熱湯に入れていては解決になりません。 ヤケドしたら、治療よりも熱湯に手を入れないことが重要なのです。 まずは、原因を取り去ってから、シップで治療するのが効果的ですよね。 そのため、「自分の髪がダメージヘアかも?」と思ったら、ドラッグストアに向かうのではなくドライヤーを見直してください。 髪を美しくする為にはその仕組みにあったお手入れをしないと意味がありません。 特に今流行の速乾ドライヤーで風量の強いものを使っている人はすぐに見直しましょう。 ドライヤーを見直せばダメージのないキレイな髪に生まれ変わります。 ダメージヘアにおすすめの低温ドライヤー

Wトリートメントのテクニック

この秘密のテクニックをヘアモデルや技術者にしか伝えない理由があります。

実はこのテクニックには2つの条件が必要になるのです。

まず1つ目は、「正しいシャンプー・トリートメント選び」ができること。 そして2つ目が、「正しいシャンプー・トリートメントの方法」を知っている事です。

この2つを知らない人に、このテクニックを話してしまうと、逆に手触り成分等が髪に浸透してしまうことになります。

そのため、正しいケアを学んでいるあなたのレベルに達していないお友達に、このテクニックを紹介することはご遠慮ください。

一般には公開しないほど効果的なケアですが、その方法とはどんなものでしょう?

そのテクニックとは、トリートメントの浸透を今よりも一層高めるテクニックです。 毎日おこなうテクニックではありません。 あなたが次のように感じた時におこなってください。

あなたは、こんな経験がありませんか? 夜、いつものようにトリートメントしてベットに入った。 翌朝、目が覚めてスタイリングしてみると、何だかいつもと違う髪質感。 いつもはまとまる髪なのに、今朝は毛先がパサついてるみたいでスタイルがまとまりにくい。 昨日、髪のダメージになるようなことは何もしてないのに、どうして??

さあ。 いかがですか?

なぜか今朝はスタイルがまとまりにくい気がする朝ってありますよね。

実は、この現象。 ダメージを受けた数日後に現れること多いのです。 個人差がありますが、平均的に2~5日前のダメージがジワリジワリと髪の水分を減らしていくことで、ある日まとまりにくい髪を感じます。

ここで言うダメージとは特別なものではありません。 紫外線や間違ったドライヤーの使い方など、ちょっとしたことで髪のバランスが崩れることがあるのです。

髪のダメージをケアするのはトリートメントのお仕事ですが、こんな日にはより高い水分の補給が必要になります。 失われた水分を補ってあげることで、髪をケアしてあげるのです。

そこでお勧めなのがWトリートメントのテクニック。

このテクニックはもともと、ヘアモデルの髪をケアしていた方法です。 海や野外など、紫外線の強い場所で撮影した後には、髪のダメージが極端に大きくなっており、そのままにしておくと数日後にゴワゴワの髪に変わってしまいます。 そのため、髪にとってダメージが大きかった日は、必ずこのケアをおこなってきました。

それでは、その方法とはどんなものでしょう。 Wトリートメントの「W」とは、トリートメントを2回おこないます。 これだけだと簡単に聞こえますが単に2回するだけでは効果が無く、大切なのは「回数」と「時間」なのです。 3回や4回のトリートメントだと、より効果がありそうですが実際には2回が一番効果的です。

具体的な方法としては、シャンプーの後に1回目のトリートメントを1分間付け置きします。 この1分間の付け置きとは、髪とキューティクルをしなやかにして、トリートメントが浸透しやすい状態を作るためのものです。 さらに、2回目のトリートメントが髪全体に広がりやすくなるため、髪にまんべんなく広がる効果もあります。 この1回目のトリートメントを洗い流したら、2回目のトリートメントをじっくり5~10分間付け置きします。

このようにトリートメントを2ステップにすることで、同じ10分の付け置きでも深く浸透できるようになります。

注意してほしいのは、トリートメント時間です。 これまで、付け置き時間を何度もテストしましたが1回目のトリートメントは1分間というのが最も効果的な時間でした。 2回目のトリートメント時間に関しては、5分以上でないと通常と同じ浸透になってしまうようです。

このように、時間と手間のかかるケアですから、毎日ではなく特に髪の状態が気になる日だけで結構です。 状態が悪い日には、ディープケアをおこなって輝く髪をキープしてください。

ここで紹介したヘアケアテクニックはほんの1部に過ぎませんが、ダメージの原因を作らないためのヘアケアなど、その他にも多くのテクニックがあります。 年齢を重ねた時に後悔しないよう、今から正しいケアを身につけておきましょう

失敗しないドライヤー選び

「良質のトリートメントを使えば髪はキレイになる。」 私は、そう勘違いしていました。

でも実際には、どれだけ丁寧にトリートメントしても、たった10秒の間違ったドライヤーで全てが無駄になってしまいます。 ドライヤーは、ライターとしても使えるぐらい高熱を作りだす家電。 よほど気をつけて使わないと髪も一瞬にしてチリチリに焦げてしまいます。こうなってしまった髪は、どんなにトリートメントしてもキレイになりません。 だから、美しい髪にはトリートメントよりも先に正しいドライヤー選びが重要になるのです。

これは女性だけの話ではありません。 女性なら髪が多いので「ダメージ」となりますが、一方で、髪の短い男性にとって負担となるのが頭皮です。 男性は髪のダメージが少ないのですが、薄毛対策に育毛剤より大切なのがドライヤー選びとなるのです。 ドライヤー選びとはそれだけ大切なヘアケアツールといえます。

ところが、あなたが大型家電屋のドライヤー売り場にいくと、 「○○イオン」「速乾」「大風量」「1200W」「ヘアケア」「サラサラ」・・・ 似たような文字がズラッと並んでいます。

「結局、何が違うの?」 と思ってみても、定員さんに聞いて押し売りモードになるのも嫌なので自力で見回ります。 ですが、やっぱり、どれも同じようにしか見えません。 デザインと価格以外の違いが分からなくなったあなたは、次のように考えるようになります。

「ドライヤーって高出力で風が強いほどいい商品で、イオンがついてると髪がサラサラになる訳ね。 あまり使わないけど風が調整できれば何かと便利かな。 あとは価格とデザインね・・・」

実際のところ、あなたのドライヤー選びの基準ってこんな感じじゃないですか?

私自信も同じように「ドライヤーは髪を乾かすもの」だと考えていたのでよーくわかります。 私はこれまで1万人以上の髪質診断をおこなってきましたが、その中でドライヤー選びの重要性にいち早く気が付きました。 それから国内はもちろん、世界中のドライヤーを使い倒すことにしました。 海外のドライヤーは電圧が違うため、実際に行ってみないと使えないから大変な作業です。

数えきれないほどのドライヤーを使って、一番わかりやすかったのはプロ用のドライヤーを使用すべきではないということ。 いわゆる「プロ用」「サロン仕様」というドライヤーです。 よく目にしますが、これって一般用と何が違うのでしょうか?

一番の違いは高出力であること。 美容室ではとにかくお客さんが回転しなくてはいけません。 ドライヤーで優しく10分も20分もかけて乾かしていては、次のお客さんを待たせることになります。 そのため、強い風と高熱で一気に乾かす訳です。 これだけの高出力ドライヤーを使ってもヤケドしないのは、プロのドライヤーテクニックがあるからできること。 プロは、どうすればヤケドせずに乾かせるかを熟知しています。

でも、一般の方がプロ用を使うと一瞬にして髪がチリチリになってしまうのです。 まず第一にやってはいけないドライヤー選びはこれです。 プロ仕様はプロ用であって、あなたが使う一般用ではありませんから、どんなに気をつけて使ってもヤケドの原因となってしまいます。

「髪のヤケド」といっても、目に見えないからピンときませんよね? 髪がヤケドすると、あなたの髪にいったい何が起こるのでしょうか?

まず、あなたがドライヤーで髪をヤケドするとプラスチックのような不自然なツヤがでて、ウィッグに近い質感になってきます。 ヘアカラーは安っぽい色になり、毛先が広がって、スタイリングしにくい髪に。 せっかくスタイリングしても夕方までスタイリングは持続しません。

残念なことに、これだけダメージになってもあなたはヤケドに気が付きません。 髪に「痛み」という感覚がないからです。 痛くもかゆくもないから、ダメージをほったらかしにしてしまいます。

もしもこれがお肌だったら? あなたが熱湯をこぼして手をヤケドしたら、痛みがあるのですぐに手を氷で冷やし場合によっては病院に行くでしょう。 クリームや包帯など至れり尽くせりのケアをした後、さらに体が持っている自己治癒力がヤケドを治してくれるのです。

ところが、髪は熱さを感じることができないからヤケドにすら気づいてもらえません。 髪はヤケドしたまま、翌日も同じ高熱を当てられてしまいます。 自己治癒力を持たない髪には外部からのケアが必要ですが、ヤケドに気づいてもらえないため念入りなケアもおこなわれない。 こうして髪のヤケドは知らない間に進んでいき、髪質の変化に気づくころにはかなり重症になってしまっているのです。

こうしてヤケドを繰り返していくと、髪は固くなってきます。

目玉焼きを作る時、フライパンに卵を落とすと固まっていきますよね。 これを「タンパク質の熱変性」といいますが、髪も卵と同じタンパク質でできているので、熱によってまったく別の性質に変わってしまうんです。 温度が下がっても目玉焼きは生卵に戻ることはありません。

よく、自分の髪質を「クセ毛」と勘違いする方もいらっしゃいますが、その原因が髪ヤケドによる熱変性にあるという場合も多いのです。

「じゃあヤケドしない温度って何度なの?」

これは個人差があります。 健康な髪を保つには70度が限界だといわれていますが、くせ毛の方やダメージをすでに持っている方は、60度程度の温度にしか耐えることができません。 60度といわれてもピンとこないかもしれませんが、最近のドライヤーは100度以上の風を出していますから髪は簡単にヤケドしてしまうのです。

「ということは、温度が低いドライヤーならいいのね。」

いえいえ。 そうではありません。 単に温度が低いと、今度は髪が乾くのに時間がかかるようになってしまいます。 例えば、あなたが旅行用でコンパクトな省電力ドライヤーを使ったとしましょう。 確かに温度が低いのですが、髪がなかなか乾かないから長い時間ドライヤーしなくてはいけません。 こうなると、今度はヤケドしないけど髪の摩擦ダメージが大きくなっていくんです。 何よりも腕も疲れるし、時間がかかってイライラしてきます。 つまり、髪を乾かすには熱すぎず低すぎない「ギリギリ温度」が大切ということ。 ここがドライヤー選びで一番大切なポイントなので繰り返します。

ドライヤーはヤケドしないギリギリの温度である物を選んでください。

また、髪を乾かす上で多い間違いは、温度が高い方が早く乾くという考えです。 確かにその方が早そうですが、決してそうではありません。 熱い風を使うと無意識でドライヤーを大きく振りながら使うようになります。 これでは風が逃げていくのでロスが大きくなり、結果的に乾くの遅くなってしまうんです。

ヤケドしないギリギリの温度はロスが少ないから結果的に一番早く乾きます。

「じゃあ60度ぐらいのドライヤーを選べばいいのね。」

確かにそうなんですが、温度というのはそう簡単ではありません。 あなたの生活で思い出してください。

■90度のサウナは我慢できるけど、50度のお風呂はがまんできない。 お風呂の倍近い温度があるサウナはなぜ我慢できるんでしょう?

■40度の部屋は暑いけど、そこに扇風機があれば快適になる。 室温は同じなのになぜ快適になるんでしょう?

このように、温度っていろんな「要素」が関係するから難しい。 とにかく複雑だから、もしもあなたが60度のドライヤーを買ったとしても髪がヤケドしてしまうんです。 これが広告のマジック。 ひっかかってしまう前にここを理解してください。

温度のマジックを理解するのに一番わかりやすいのが「距離」です。 ドライヤーは、吹き出し口から離れるほど温度は下がりますよね。

例えば、凍らせてガチガチに固くなったバニラアイスを食べるとしましょう。 甘いものが大好きだから一刻も早く食べたい! そこであなたは、ドライヤーでアイスを溶かすことにしました。 いい例え話とは思えませんが、無理やりこの説明でいくことにします。

ドライヤーとアイスの距離が10センチぐらい近ければすぐにアイスはドロドロに溶けますよね。 ところが3メートルぐらい遠く離れてしまうとアイスはいつまでも溶けません。 これだけ離れるとドライヤーの高熱も「そよ風」に変わってしまいます。

つまり、ドライヤーは遠くなるほど温度が低くなる訳です。

温度の変化を数字でイメージすると、こんな感じ 近い ← 距離 → 遠い ドライヤー:100度 80度 60度 40度 20度

ここが大切なポイントなので覚えておいてください。 このマジックは色んな広告でよく利用されるキーワードなのです。

例えば次のような2種類のドライヤーがあったとします。 まずは。 「100度のハイパワー」 おやっ。なんだか強力そうで、プロ用に聞こえますよね。

では、もう一台のこっちはどうでしょう? 「60度で髪にやさしい」 先ほどとは違って、今度は女性が好きそうな優しいドライヤーのようです。

でも、実はこれ。 2種類のドライヤーはまったく同じドライヤーなんです。

違いは単なる温度のマジック。 もう一度先ほどのイメージを見てみましょう。

近い ← 距離 → 遠い ドライヤー:100度 80度 60度 40度 20度

さあ。 もうおわかりですね。

距離で温度が変わるという事は、測定地点を変えるだけでターゲットが好きそうな温度を用意できてしまうんです。 これが、温度が低く表示されたドライヤーでもヤケドしてしまう原因になっています。

あなたがドライヤーを選ぶときに、温度表示があったとしても情報を鵜呑みしてはいけないのです。 ここでは分かりやすいように距離だけに限定しましたが、距離よりも分かりにくく、ヤケドの原因になりやすい落とし穴があります。 あなたが60度のドライヤーを使ってもヤケドしてしまう2つ目の秘密は、「温度のムラ」です。

「温度のムラ」とは、簡単に説明すると中心と外側の温度差のことです。

フライパンで料理するとき、中心は熱いのですぐに焼けますが、外側の部分はとっても温度が低いですよね。 同じようにドライヤーも中心と外側では、大きな温度差が生まれているのです。

それを明確にしたものが下の温度測定結果ですが、なんと中心と外側には50度もの差が生まれています。

【グラフを挿入】

ドライヤーは通常これだけ中心だけ高温になってしまうのです。

ここまで「距離」と「温度のムラ」について説明しましたが、温度を変える要因は他にもたくさんあります。

時間の長さ 室温 湿度 髪の長さ 髪の濡れ具合 etc....

そうです。 ドライヤーの温度は毎日変化しているものなのです。 水分は常に蒸発することを考えると、厳密にいえば1秒1秒温度は変化していると言えます。

この複雑な温度に、あなたが「どう使っているか?」が関係するので、温度は使用する人次第で1台1台変わってくるのです。

さあ。 いよいよ混乱してきました。

「じゃあいったいどうすればいいの?」

まず、お勧めできないのがいわゆる家電メーカーが作るドライヤーです。 家電のメーカーは機械のプロであって、髪のプロではありません。

一体どうゆうことでしょうか? 私自身も開発に呼ばれるのでよく分かるのですが、これは、ドライヤーの製造過程を見ていくことで理由がよくわかります。

仮にAさんが家電メーカーの企画スタッフとしましょう。 Aさんはある日、上司からの新商品のドライヤーを作るように言われました。 コンセプトは「髪にやさしいドライヤー」。

髪を乾かすだけでなく、髪に負担の少ない商品を作るとのことです。

Aさんは機械に強いのですが、髪についてはまったくの素人。 そこで、まずは専門家から話を聞くことにしました。

こんな時に呼ばれるのは、ほとんどの場合、美容師さんか毛髪診断士の方です。

機械プロのAさんは、髪のプロからあれこれ話を聞きますが相手が何を言っているのかさっぱり分かりません。 フランス語と日本語で会議しているようです。 それもそのはず、まったく違う世界で生きてきたのですから。 何度会議してもお互いの話がまったく理解できないのです。

さあ、困りました。 Aさんには締め切りもあるので急いでいます。 仕方ないので、話が分かったことにして企画書をまとめます。

期限には間に合いましたが、残念なことに上司からは「売れない理由」をアレコレ並べられて修正を求められます。 修正してはまた修正。 何度も繰り返してようやく企画書がとおりました。

さあ。次は製造段階です。 ようやく商品が形になっていくと、今度は製造の担当から修正を求められます。 なんでも今のままでは組み立てにくいから「形を変える」らしいのです。 全体の構造をもう一度見直して修正すると、今度はデザイン担当が「スマートにしたい」から元に戻すよう求めます。 海外の工場からはパーツが足りないので、モーターを変更するとの連絡。 色んな部署が違う意見なのでAさんはヘトヘト。 そうこうしている間に会社が独自イオンを新開発。 開発中の全商品に取り付けるよう伝達がありました。 さあ。振りだしに逆戻りです。 たくさんの修正を繰り返して1年が過ぎた頃にようやくドライヤーが完成。 Aさんは第1号の商品を手にして涙目です。 苦労して作ったドライヤーを手にしたAさんはふと考えます。

「あれ?そもそもドライヤーのコンセプトは何だっけ?」

笑い話のようですが、これが現実。

このように、家電メーカーはあくまで機械のプロで、髪についてはまったく素人なのです。 ですから、「髪にやさしい」という基準でドライヤーを選ぶなら髪の専門家であるメーカーを選ぶべきです。 ○○監修といった表面的なことではなく、会社自体がヘアケア企業であることが重要です。

実際に研究室に入ってみると分かりますが、あなたがドライヤーを使う環境と研究室では温度がまったく異なります。 室温が違うのはもちろん、あなたがドライヤーをどのぐらいの距離で使っているかを熟知していないと温度を測定することはできません。 なので、ユーザーの声が多く入る「直販」の方が理想です。 徹底的にユーザーの使用環境を研究しないと、適正温度は見えないのです。

その他、ドライヤーの「機能」について大切なのは2つ。

1つ目は「スイッチ類」。 最近のドライヤーには色んな切り替えスイッチがついてますよね。

風量が調整できたり、温度が変えれたり。 あなたが好きなように風をコントロールできるものも増えてきました。 さあ。 ここまでドライヤー選びを見てくればお分かりでしょう。

温度が調整できるということは、「温度の管理は素人のあなたにゆだねられている」ということなのです。 好きな温度にできるから確かにスタイリングはしやすいのですが、髪のヤケドの大きな原因となります。

そのため、スイッチは最小限であることが大切。

多くの方が機能が多いほど高機能であると考えているのでここは大切なポイントです。 例えば「ターボモード」という機能がよく見られますが、あれは一番髪に負担となってしまうモードです。 髪にやさしいドライヤーを選ぶときはスイッチが最小限であることが大切です。

次に、ドライヤー選びの際に必ずでてくる「○○イオン」という謎の物質はどうでしょうか? これは以前から問題にされているものです。

大手でも独自のイオンを開発していますが、イオン自体の効果については賛否両論です。 消費者庁も、イオンについては疑問をもっているようで規制を強化しています。

さて。 このイオンは効果的なのか?

あらゆるドライヤーを使い倒した私の見解として、イオンとは確かに髪の手触りが違います。 イオンが放出された方が、そうでないものよりも髪質感のアップを実感できるから私も好んで使います。

ただし、あくまで感覚程度の話。 2人を並べてどちらがイオンかと聞かれても違いはまず分かりません。 「感覚」程度であって、それ以下でも以上でもないのです。

私はこれまでに世界で1000台以上のドライヤーを使ってきたと言いましたが、世界を見てきて痛感するのは「日本のドライヤーがあまりに遅れている」ということです。 日本の技術は世界でトップレベルと思われているかもしれませんが、ドライヤーはとにかく遅れています。 理由は簡単。 世界が1度でも低い温度で使えるドライヤーを目指している間に、一体日本は何をおこなっていたか? 正体不明の「イオン」の研究です。 日本ではなぜかイオンドライヤーが売れに売れていたので、日本のメーカーは温度ではなくイオンを最優先に研究してきました。 世界から見ると日本の光景は異様にうつります。 「なぜ、あんな架空の空気に高いお金を払うんだろう?」 そのぐらい日本はイオンに洗脳されてきたのです。

確かにイオンは髪がサラサラになりそうな気がしますが、それより断然大切なのが髪のヤケドです。 あなたの髪は100万個のイオンよりも、温度をたった1度下げた方が断然喜んでいます。。

そのぐらい髪のヤケドというのは大きなダメージといえるのです。

さあ。 ここまでの話であなたはプロと同じレベルでドライヤーを選ぶことができるようになりました。

もうドライヤー売り場でアレコレ悩むことはないでしょう。 ドライヤーとして本当に必要な機能は何か? 何が真実で何が嘘か?

全てあなたの頭に入っています。 ドライヤー選びに関してはここまでなので、ここから先は興味がある方だけがご覧いただければ結構です。

ここから先は実践として、ヘアモデルのドライヤー活用術をお伝えしていきます。 髪にやさしいドライヤーの使い方やドライヤーをヘアケアツールに変えるテクニックをお伝えしていきます。

ヘアモデルのドライヤー活用術 第三章 ドライヤーをヘアケアツールに!!

1 髪の速乾テクニック

ここからは、ヘアモデルのドライヤーテクニックをお話ししていきます。 これはヘアモデル用のヘアケアプログラムでも実際にお伝えしている技術なので、とって も効果的ですよ。

最初に、「髪を2倍速く乾かす方法」についてお話ししておきましょう。 この言葉だけ聞くと単なる「時短テクニック」のように聞こえますが、髪を2倍速く乾か すことは、「熱」と「摩擦」によるダメージを半分にすることにつながります。

早く乾かすためにまず大切なのが、ドライヤー前の「タオルドライ」でしっかりと水分を 拭き取っておくこと。 こうしておくことでドライヤーの時間が短縮できるので、髪がダメージを受けにくいので すが、注意しなくてはいけないのが摩擦です。 濡れた髪は弱くなっているので、ゴシゴシ拭いてしまうとキューティクルがボロボロにな ってしまいます。 そのため、タオルドライは優しくおこなうようにしてください。

タオルは一度湿ったら水分を吸収する力が弱くなるので、大きなバスタオル1枚よりも小 さなハンドタオル2枚の方が、断然乾きが早くなります。 そのため、1枚目のタオルである程度水分を取ってあげて、2枚目のタオルで水分を取り 直すようにしましょう。 もちろん2枚より3枚の方が早く乾きますよ。

この他にも、タオルドライにはドライヤーも併用した速乾のテクニックがあります。 濡れた髪にタオルを巻き、タオルの上からドライヤーを当てる。 こうすることでタオルの中がカラッとしたサウナのような状態になり、水分がタオルに向 かって吸い込まれていきます。 タオルに吸い込まれた水分はドライヤーの熱で飛ばされるので、みるみる髪の毛が乾燥し ていくのです。

ここまでタオルドライによる速乾のテクニックをお話ししましたが、この他にも、髪に負 担をかけにくい速乾テクニックとして、「Wドライヤー」というものがあります。 Wドライヤーといっても、別に2個のドライヤーを使う訳ではありません。 いつものドライヤーを2回に分けて使うだけの簡単テクニックです。

具体的な方法をお話しします。 まずいつものようにドライヤーをかけますが、1回目は軽くドライヤーをかけるだけにし てください。 髪の水分を少し飛ばして、髪が温かくなるくらいですね。 そしてドライヤーをいったん置いて、スキンケアやメイクなどをおこないます。 ハミガキでも何でもいいですよ。 そうして時間がたったら、2回目のドライヤーで髪のまだ乾いていない部分を乾かします。

つまり、いつものようにドライヤーを一度でおわらせるのではなく、2回に分けて使うと ころがWな訳です。 3回のトリプルでもOK。 ドライヤーの前後って、美しくなるためにできることは、たくさんありますよね。 これを2回のドライヤーの間に持ってくるだけで、ドライヤーを使う時間は大幅に短縮で きるのです。 また、こうして夜のドライヤーで受けるダメージを少なくすると、翌朝スタイリングがま とまりやすくなります。

2 ドライヤーで髪をケア

髪の速乾テクニックがお分かりいただけたところで、次はドライヤーの熱を利用して髪を ケアしてしまう裏技をお話ししていきましょう。

実は、髪の「通常の温度」と「ヤケドする温度」の間には、ヘアケアポイントとなる温度 が存在しています。 具体的にお話しすると、あなたの髪は気温とほぼ同じ温度を保っています。 気温が20度だとすると、髪も同じくらいの20度となっているため通常はキューティク ルが閉じた状態になっていますが、この温度がアップして30~60度になると少しずつ キューティクルが開き始めます。 この温度でキューティクルの隙間が広くなると、髪は「ダメージを受けやすい状態」にな りますが、同時にこれは「トリートメントやヘアエッセンスが浸透しやすい状態」でもあ るのです。 つまり、髪の毛は30~60度になると、ケアにとって最適の温度になる訳です。 そのため、ヤケドの一歩手前の30~60度になるまで髪を温め、キューティクルを開い てあげれば、トリートメントやヘアエッセンスが入り込みやすくなります。 そして髪の温度が冷えてくると、キューティクルが閉じてフタとなり、栄養が内部にしっ かり閉じ込められます。 ところが、これが70度を超える温度になると、話は違ってきます。 おさらいになりますが、髪は70度を超えると“突然変異”を起こし、一瞬にして固まっ てしまいます。

温度が上がるにつれてゆっくり開いていったキューティクルが、70度になった途端、開 いたまま固くなって閉じなくなってしまうのです。 この温度になって一度固まってしまった髪は、よほどのケアをしない限り元には戻りませ んし、キューティクルが開いたままでダメージを受けやすい状態になってしまいます。 そのため、髪をケアするテクニックにドライヤーの熱を利用する時も髪が健康な方で70 度、すでにクセやダメージをお持ちの方で60度を超えないよう、注意してくださいね。

ドライヤーの熱を利用したヘアケアテクニックは他にもあります。 シャンプーした後にトリートメントを髪全体にまんべんなく広げたら、そのままヘアタオ ルをつけてください。 そして、タオル全体に直接、ドライヤーを1分ほど当てる。 タオルを使うというのは先ほどの速乾のテクニックと同じ方法ですが、タオルはトリート メントを浸透しやすくさせることにも使えるのです。

この方法が効果的なのは、元々トリートメントが髪に浸透するのに、「水分」が邪魔になっ ているからです。 実は、トリートメントは水が嫌いな性質を持っているので、髪に水分があるとなかなか芯 まで浸透できません。 この熱を活用したトリートメント術なら、ヘアタオルが髪についている水と浴室の蒸気を 吸い取ってくれるのでトリートメントの浸透力がアップします。 さらに、タオルの上からドライヤーの熱を与えることで髪表面の水がより少なくなって浸 サラサラ ケアに最適 ヤケド 70 度以上 30 度~60 度 30 度以下

透力が格段にアップするのです。 ちなみにドライヤーは浴室で使用すると感電する危険性がとっても高いので、浴室内でド ライヤーは絶対に使わないようにしてくださいね。

さあ、これであなたはドライヤーを使ったトリートメントテクニックまでもマスターして しまいました。 正しいドライヤー術を身につければ、あなたの髪は驚くほど美しく輝くようになります。

効果が3倍変わるシャンプー・トリートメントの方法

輝く髪を目指すのに重要なポイント。 それは24時間ダメージと戦った髪を、毎日リセットしてあげることです。 1日の疲れを優しくケアしないと、ダメージが蓄積して、気が付けば取り返しのつかないダメージとなってしまいます。 そのため、毎日のケアとして基本になるのがシャンプー・トリートメントですが、これまで効果的な方法が説明されることはありませんでした。 いいえ。 それどころか、間違ったシャンプー・トリートメントの方法で髪に負担をかけている方がとっても多いのです。 シャンプー・トリートメントとは正しい方法でなければ、1日の疲れを取るどころか髪に大きなダメージを与えてしまいます。 しかし、一方でちょっと方法を変えるだけで効果を3倍にに変えることもできるのです。 これからとっても簡単な正しいシャンプー・トリートメントの方法をお話ししていきます。 まずは、シャンプー編からいきますね。 シャンプーの時、髪と髪を擦り合わせて洗うとパサつきの原因になることはご存知だと思います。 とは言っても、髪を擦り合わせないと髪の汚れが落ちないから・・・ こんな風に思っている方がとっても多いようです。 それでは、擦り合わせないで髪を洗うにはどうすればいいのでしょうか? それは《すすぎ》をしっかりおこなってあげればいいんです。 あなたがシャンプーする前後には《すすぎ》をしますよね。 実は、この《すすぎ》がとっても大事なんです。 すすぎだけで汚れが落ちないような気がしますけど、実は髪の毛の汚れはほとんど落ちています。 濡れた状態で髪と髪を擦り合わせれば、きれいになるどころか逆に髪を痛める結果となるんですが、しっかりすすぎをしていればシャンプーの泡を髪全体に行き届かせるだけでいいんです。 ということは、髪の毛自体をシャンプーで洗う必要はほとんど無いということです。 すすぎをしっかりおこなって、シャンプーの泡を髪に乗せるだけで髪の8割の汚れが落ちてしまいます。 ただし、すすぎの際にはとっても大事なことがあるので忘れないで下さい。 それは髪に撥水性があるということです。 髪は想像以上に水をはじく性質を持っています。 だから、2~3分すすぎをしないと髪全体に水分が行き渡りません。 でも、調査の結果では多くの方が20~30秒ほど簡単にすすいだ後、必死になってシャンプーされています。 これでは、キューティクルが剥げ落ちて髪が痛んでしまうのです。 まずは、すすぎをしっかりとおこなってください。 シャンプーの時間を少なくしても構いませんから、すすぎの時間は大事にする。 はい。これとっても大事なことです。 さて、すすぎをしっかりすることで8割の汚れは落ちました。 残り2割の汚れは、頭皮や生え際についている油分です。 この油汚れはシャンプーでないと落ちません。 この頭皮と生え際に付いている残り2割の油汚れがとっても頑固なんです。 シャンプーの泡で油汚れは一旦離れるけれど、電気の力でまた頭皮に引っ付いてしまいます。 電気の話をするととっても長くなるので、ここでは省略させていただきます。 そして、この汚れをしっかり洗い流す方法が2度洗いなのです。 2度洗いとは文字通り、シャンプーを2回おこなうものですね。 1回目のシャンプーでは、頭皮から汚れを浮き上がらせて。 2回目のシャンプーで、浮き上がった汚れを洗い流します。 これではじめて頭皮と生え際の油汚れをしっかり落とすことができるのです。 別にシャンプーを2倍使う必要も無いし、2倍の時間をかける必要もありませんよ。 同じシャンプーの量を2回に分けて使い、これまでの半分の時間で1回のシャンプーを終わらせれば大丈夫。 もちろん、洗った後のすすぎも念入りにおこなってくださいね。 ここで、髪の洗い方のワンポイントをお話します。 実はあなたのシャンプーと美容室のシャンプーはまったく別の物なのです。 あなたが毎日おこなっているのはシャンプーですが、美容室がおこなっているのはシャンプーマッサージなのです。 そうです。 シャンプーとは髪を洗うことが目的なのですが、頭皮のマッサージとしても不可欠なのです。 「シャンプーマッサージ」 何だか難しそうに聞こえますけれど、これが簡単にできる方法があります。 頭皮を下から上に洗っていく。 これだけです。 下から上に洗うのは、血液の流れが下から上に向かっているから。 具体的に言えば、うなじから頭のてっぺんに向かって頭皮を洗う。 前髪の生え際から頭のてっぺんに向かって頭皮を洗う。 洗い方として爪を立てないのはもちろんですけど、両手の指先で頭皮を押し潰すようにして洗ってください。 ちょうどニキビを潰すような洗い方ですね。 多くの方に見られる間違いが、右手で右の頭、左手で左の頭を洗うというシャンプーの方法です。 確かに効率的かもしれませんが、これでは毛穴の汚れは出ていきません。 左右どちらの頭を洗うときも両手で洗う習慣をつけてください。 これで、毛穴に詰まった油が押し出されるので毛穴の中まできれいになります。 あなたの髪は頭皮から生まれていますから、輝く髪を手にするために必ず頭皮を清潔に しておいてください。 これができないと美しい髪が生まれませんから、いつまでもヘアケアに苦労することに なります。 ここまでお話した洗い方に変えるだけで、抜け毛や頭皮のトラブルはかなりの確率で解決しますよ。 それでは、続いてトリートメントの方法。 本当に多くの方がもったいないトリートメントの使い方をされています。 はっきり言って、排水溝にトリートメントを洗い流しているようなものです。 ここで、トリートメントを最大限に引き出すテクニックを身につけましょう。 あまり知られていませんが、意外にもトリートメントは髪全体に広がりにくい性質をもっています。 あなたが、どんなにトリートメントをのばしたつもりでも、実際には髪全体の5割程度にしか行き届かないんです。 これでは、トリートメントが髪の一部分にしか働きかけませんよね。 これは髪の面積に原因があります。 髪1本1本は細いので分かりにくいですが、一般的な女性の髪を全て広げると全身の皮膚より広い面積になるのです。 人によってトリートメントの使用量は違いますが、あなたが毎日使っているトリートメントの量を全身にまんべんなく広げてみたとしたら? そうです。全然足りないのです。 そのため、トリートメントを髪全体に広げようとすれば大量のトリートメントが必要になります。 どのくらい必要かを知るには、美容室のヘアカラーを思い出してください。 髪全体にトリートメントを広げるには、あのヘアカラーと同じぐらいのトリートメントが 必要なのです。 美容室のトリートメントコースも、たっぷりの量を使うから輝く髪に変身できます。 でも・・・。 毎日、30~40プッシュものトリートメントを使うのは無理ですよね。 そこで、あなたにとっておきの方法をお教えします。 この方法なら、いつもの量でOKです。 その秘密が7日間ホットトリートメントプログラムに同封の「3Dコーム」なのです。 髪全体にトリートメントを広げるために、トリートメントを軽く伸ばして3Dコームを使ってください。 髪にトリートメントを塗った後にコームで前から後ろ、右から左・・・。 一通りクシを通すだけでトリートメントは髪全体に行き渡るようになります。 3D(立体)ではない通常のコームだと、トリートメントがポタポタたれて排水溝に流れてしまいます。 また、コームの目が細かいと髪のキューティクルを痛めてしまうので、必ず3Dコームを使用してください。 ここでちょっと、トリートメントの役割を考えてみましょう。 トリートメントは、髪にゆっくり浸透してダメージをケアします。 そのため、髪の内部に浸透するにはどうしても時間がかかりますから、すぐに洗い流してはすごくもったいないのです。 いくら面倒でも最低1分間は髪に付け置きして浸透させないと効果が期待できません。 もちろん。時間は長ければ長いほど効果的! さらに、時間だけでなくトリートメントの浸透にはワンポイントがあります。 トリートメントをつける前には、タオルで髪を軽く拭き上げると効果がアップします。 トリートメントは「水分」が少ない方が浸透しやすいので、髪がびちゃびちゃに濡れている状態では、髪の内部まで浸透しにくくなります。 髪を完全に乾かす必要はありませんが、髪が「しめった状態」である方がトリートメントは吸収されやすいのです。 だから、シャンプー後に軽くタオルで髪を拭いて、トリートメントをまんべんなく塗る。 トリートメントをつけた後には7日間ホットトリートメントプログラムに同封の「トリートメント浸透ターバン」を使ってください。 このターバンを使うと、付け置きの間に髪の水分をタオルが吸い取ってくれます。 さらにターバンは、湿度が高い浴室の蒸気も吸い取って髪に寄せ付けないので、このタオル生地ターバンが絶対オススメです。 このターバンを使うだけで、トリートメントはびっくりするぐらい変わりますよ。 もっともっとトリートメントを高めたい方は、この「トリートメント浸透ターバン」をスーパーヒートトリートメントとしても活用してください。 トリートメントをつけた後にターバンをかぶったら、ターバン全体に直接ドライヤーを1分ほど当てる。 こうすることで、ターバンの中では水分がより少なくなり、温度の力で浸透力がアップします。 この状態でトリートメントを付け置きすると極上の浸透が味わえますよ。 最後に大事な点をお話しておきます。 ここで紹介した方法を実践すれば、あなたも簡単に3倍以上のシャンプー・トリートメント 効果を実感できます。 でも、絶対に守っていただきたいのが「正しいシャンプー・トリートメント選び」です。 「髪の表面を溶かしてなめらかにする成分」などの「手触り成分」でこの方法を実践すると、手触り成分が髪に浸透してしまい逆に3倍のダメージとなる事があるのです。 また、3Dコームで手触り成分を全体に広げて髪が呼吸できなくなったら、ダメージどころではありません。 成分によっては、髪全体に広げてはいけない事もあるのです。 そのため、同封の「髪美人のシャンプー選び7つの秘訣」を参考にされて、ここで紹介した方法は、なるべくプログラムだけで実践するようにしてください。 それでは、ここまでご覧いただき本当にありがとうございました。 あなたが一日も早く髪美人になりますよう、心から願っております。  

くせ毛の方がシャンプーを選ぶ3つの秘訣

シャンプーでくせ毛が治らない本当の理由はすでにお話しました。

それでは、くせ毛の方はどうやってシャンプーを選べばいいのでし ょうか?

これを知るには、くせ毛の原因に注目する必要があります。

その原因は髪の内部。

問題は髪の内部にあるのに、髪の表面をコートしていてはいつまで たってもステキな髪を手にすることはできません。

髪の内部に注目したとき、髪には重要な「水分」が不足しているこ とが分かります。

そうです。

髪の表面をコートするのではなく、髪の内部にしっかりと水分を入 れてあげることが一番のクセ毛ケアなのです。

こうすることで、髪はしなやかさを増します。

そのために、まず 「髪をコートしないこと」

さらに 「一時的なケアではなく、原因を改善できること」

そして何より 「髪に水分を与えること」

これがクセ毛の方のシャンプー選びなのです。

「クセ毛用シャンプー」と言われると、どうしても手が伸びる気持 ちは分かりますが、ちょっとだけ立ち止まって原因を考えて見まし ょう。

あなたのシャンプー選びは大きく変わります。

シャンプーでくせ毛が治らない本当の理由

くせ毛の悩みは、ほおっておいても改善されることはありません。 改善するために縮毛矯正もありますが、あくまでも一時的な解決策 でしかありません。 ここでは、根本から解決する方法についてお話します。

ドラッグストアの棚にはくせ毛用シャンプーがずらりと並ぶように なりました。 数年前と比べて、何倍もの商品が販売されています。

これは数年前と比べて、髪のダメージが極端に大きくなってしまっ たことが原因です。

このくせ毛用シャンプー、実はメリットの反面、デメリットも存在 しています。 これを理解してからくせ毛用シャンプーを選ぶようにしましょう。

そもそも、くせ毛の原因は大きく分けて2つあります。

1つは、髪の形が丸ではなく、楕円であること。

2つは、頭皮の毛穴が世がんでいることです。

くせ毛の原因はこの2つなのですが、くせ毛用シャンプーは、髪の 表面をコートすることで髪をしなやかにして、髪自体を重くしてい ます。

こうすることで、髪はまっすぐになるのですが、これはくせ毛の原 因を一切無視した解決法です。

スプリングにおもりを付けた状態をイメージすると分かりやすいで すね。

おもりが重ければ重いほど、スプリングはまっすぐのびていきます。 同じように、髪を重くして、しなやかさを与えることで髪をまっす ぐにします。 これが、くせ毛用シャンプーの原理。

ところが、このメリットの反面、デメリットもあります。

髪の表面をコートしてしなやかにすると、髪が包まれたままになっ てしまうのです。 その結果、髪には水分が浸透できずカラカラになってしまいます。

カラカラになった髪はさらにクセが強くなる。

クセが強くなると、またくせ毛用シャンプーを使用する。

そうして、髪はまたカラカラに・・・

このような悪循環を繰り返すようになるのです。

クセ毛用シャンプーは一時的に髪をのばすもので、髪のクセ自体をさ らに強くしてしまうものなのです。

そのため、くせ毛用シャンプーを使用した方のほとんどが数ヶ月後に 縮毛矯正をおこなっているのが現状。 それではくせ毛の女性が自分にぴったりのシャンプーを選ぶにはどう すればいいのでしょうか?

その方法はとっても簡単です。

次のテーマでお話していきます。

細い髪専用のヘアケアとは?

あなたの髪はしなやかです。

ボリュームアップにはちょっと弱いですが、ほとんどのスタイリン グを楽しむことができる髪質です。

ただし、あなたの髪はとにかくダメージに弱いです。

ただでさえ髪が弱い日本人の中で、あなたの髪は太さがありません から世界的に見てもトップクラスに弱いといえます。

そのため、髪のケアをしないと毛先がプッツリ切れてしまう髪質な のです。

この理由は、2点。 1髪の内部に蓄えられる水分量が少ないこと。 2髪を守るキューティクルの数が少ないこと。

そのためドライヤーをかけても水分が不足するし、ヘアカラーして もカットしても髪に大きな負担をかけてしまいます。

このような方が、このダメージをケアしないと大変です。

ある日、切れ毛がどっさり枕につくようになり、パサパサの髪で全 然まとまらない状態にまで進行するのです。

ですから、まず重要な点は髪に負担をかけないこと。 ドライヤーに関しても極力熱を与えないように正しい使い方を知る 必要があります。

さらに、髪にうるおいを与えるヘアケアもかかせません。

この2点がしっかりしていないと、とにかく髪の弱い髪質ですから、 取り返しの付かないことになってしまいます。

この点を注意さえすれば、あなたの髪質はとってもまとまるステキ な髪質を実感することができるのです。

ダメージヘアを原因から解決する

今、髪のダメージが深刻になっています。

以前、女性に対してアンケートをおこなったことがありますが、何 と9割以上の方が髪が気になると回答しました。

びっくりするくらい信じられない数字ですが、これだけダメージが 増加した原因は何でしょう?

ダメージの原因を知らないと、どんなにケアしても髪はダメージの ままとなってしまします。 原因を知ることがダメージ改善の近道になります。

ヘアケアの方法についてよく「食生活」「睡眠時間」などが挙げら れますが、これらを改善するのはとっても大変。 しかも、これらを改善したところで、そんなに効果を得ることはで きません。 髪のダメージとはもっと身近なところに原因があります。

ダメージを大きく分けると4つのダメージにまとめることができる のです。 逆に言うと、この4つをおさえておけば、髪へのダメージはかなり 軽くなると言えます。 まず、ダメージヘアの原因1つ目は、美容室の技術がアップしたこ と。 スライドカットやレザーカット・・・

髪をカットする技術が進化したことで、あなたはスタイリングしや すくなったのです。 昔と比べて、スタイリングが上手になったと考えている方も多いよ うですが、実際のところ美容師さんのおかげだったりします。 ただし、これにより髪の負担も大きくなったのも事実。

さらにヘアカラーしてる女性は格段に増えていますから、実質髪へ のダメージは大きくなってきているのです。

ダメージヘアの原因2つ目は、シャンプー、リンスのサラサラ成分。 このサラサラ成分が進化したことで、髪は包まれて呼吸しにくくな りました。 さらに包まれた髪は、油やけをおこしてダメージを深めてしまうと いう悪循環となっています。

ダメージヘアの原因3つ目は、紫外線。 紫外線も髪のダメージの原因です。 ここはかなり細かい話になるので、詳細は別のタイトルで説明しま す。 あまり実践では役立ちませんので、興味がある方だけご覧ください。

ダメージヘアの原因4つ目は「熱」。 ここ数年間でドライヤーの出力ワットは、とっても大きくなりまし た。 おかげで髪の乾燥は前と比べてグンっとアップしましたが、これも 髪に負担をかける要素になっています。 出力の大きなドライヤーはプロでも使い方が難しいのですから、あ なたはとにかく注意して正しいドライヤーの方法を身に付けるよう にしてください。

次回はダメージをケアする対策についてお話します。

硬い髪質専用のヘアケアとは?

硬い髪質の特徴といえば「スタイリングが難しい」ということ。

ドライヤーを当てても中々思い通りにまとまらず、好みのスタイリ ングが限られてくることでしょう。

でも、硬い髪も日ごろのケアでまとまりやすい髪に変わることがで きます。 髪が硬いとは、単に髪が太いだけなのです。

それでは、実際のところ普通の髪と比べてどのくらい太いのでしょ う?

髪の太さとは細い髪の方で0.05mm

通常の太さで0.08mm

硬い髪になると0.1mm

になります。

つまり、太い髪とは細い方と比べて2倍の太さがあるのです。

だからといって太い髪をケアして細くするのは無理な話ですから、 この髪の性質を知って、しなやかに変えるケアの必要があります。

そうです。

太い髪には専用のケアが必要になるのです。

その方法は、髪の構造を知ればとっても簡単です。

太い髪は髪の内部に水分が浸透しにくいですから、髪の水分不足 が起こりやすくなります。 そのため、硬い髪質の女性は「髪がまとまらない」といわれるの です。 また、髪が太い方に共通するのが「クセ」です。

髪に水分が不足した状態では、どんな髪質であっても柔らかくな らずに「クセ」が強くなってしまいます。

ですから、硬い髪の方は通常の方よりも念入りにトリートメント の付け置きをおこなって、正しいトリートメント方法を身につけ る必要があります。

通常の髪質とは違うのですから、通常とは違うケアをおこなわな いとまとまらない髪になってしまうのです。

ただし、硬い髪の方がデメリットだけではありません。

「髪が強い」という大きなメリットがあるのです。

そのため、ヘアカラーやスタイリングによって髪が傷みにくい髪 質とも言えます。

硬い髪の方が、念入りなケアをおこなえば、そんなにダメージを 気にすることなくステキなスタイリングを自由に楽しめるように なるのです。

まずは、髪の水分に注目して念入りなケアを心がけましょう。 まったく違った髪質感に驚くことでしょう。

パーマ・縮毛矯正は自宅のケアで変わる

縮毛矯正は自宅のケアで変わる!

実際に縮毛矯正をおこなったら、ここからが大事なところです。 髪のダメージと美しさは、自宅のケアでまったく変わってしまいま す。

縮毛矯正をおこなったのに、自宅のケアをまったくおこなわないと ダメージが蓄積されて取り返しのつかないことになるのです。

「縮毛矯正して2ヶ月ほどしたら、髪がバサバサになった。」

これは、本当に多い悩みなのです。

こんなことにならないためにも、自宅でのケアは念入りにおこない ましょう。

それでは、自宅のケアはどうすればいいのか?

まず、縮毛矯正後の48時間はできるだけ髪にさわらないこと。 シャンプーもできれば48時間はおこなわない。

これは、髪の内部がまだ不安定であることが原因です。

できるなら髪をぬらすことも避けたほうがいい。

この点はヘアカラーと大きく違うところです。 ヘアカラーの場合はほとんど気にする必要はありません。 ヘアカラーの色落ちは、髪を洗おうが何をしようが3日後には同じ 色になります。

また、縮毛矯正した髪で一番トラブルが起きやすいのが毛先です。 毛先は過去数年間ダメージを繰り返した部分ですが、ここに薬品の ダメージを与えているのですから気をつけないと枝毛どころではな く、ぷっつり切れる髪に変わってしまいます。

縮毛矯正後の2ヶ月ぐらいはそんなにケアしないでも髪の変化には 気づきませんが、縮毛矯正が切れかけた頃どうしようもないダメー ジに悩むことになりますよ。

特に毛先にはトリートメントで念入りなケアをこころがけてくださ い。

パーマ・縮毛矯正で失敗しない方法

髪にとって一番のダメージとなるものは「ドライヤー」と「パーマ」です。

この「パーマ」ダメージに熱のダメージを加えるのが縮毛矯正。 このダメージはとてつもなく大きなもので、1度おこなうだけで髪 は人工的な髪に変化してしまいます。

たまに、「傷まない縮毛矯正」というのを目にしますが絶対にそん なものは存在しません。 これは「傷んだように見せない縮毛矯正」という意味です。

傷んだように見せないためには、薬品が必要ですから実際にはより 大きなダメージを与えていることになります。

とは言っても、この縮毛矯正にはピンからキリまで薬液があります。 ダメージの少ない高級品があれば、とにかく安いディスカウント液 もある。

とにかく安い縮毛矯正をおこなっている美容室さんを見かけたら、 それは注意が必要です。

正直なところ、髪のダメージを一切無視すれば縮毛矯正はいくらで も安く提供することができるから。

特にダメージが大きな縮毛矯正だからこそ、価格だけで判断しない ようにしてください。

次回は、パーマ縮毛虚勢あとに自宅でできるケアをお話します。

ヘアカラーを2倍長持ちさせる方法

ヘアカラーは時間がたつにつれて見る見る色が落ちています。

あなたは、毎日鏡を見ているから変化に気が付いていないだけです。 美容室にいて、ヘアカラー直前と直後の両方を見ていると色の変化 がよーく分かります。 色落ちによってカラーはまったく違う色になっているんですよ。

そのため、色落ちを防ぐ事が素敵なカラーのポイント!

その方法の1つが、前回お話したヘアカラーの前に髪のダメージを 改善させておくことです。 ダメージヘアのままだとヘアカラーはあっさり落ちてしまいます。 この点に関してはお話したので省略します。

そしてある程度、色落ちすることを前提に少し強めのヘアカラーを おこなってください。 ヘアカラーした直後が最高の色だと失敗します。

仮に髪の色を茶色にした場合、日が経つにつれて黒に近づいていき ます。 ヘアカラー直後の色は、ほんの数日で違う色に変わるのです。 その後、色は定着しますから、この時が最高の色であった方がいい ですよね。

そのため、色落ちを計算して少し強めのカラーにしておく事が理想 的なカラーのテクニックとなります。

この点は、とっても重要ですが美容師さんがコントロールできない テクニックです。 なぜなら、多くの方が美容室帰りの色で店の良し悪しを決めている から。 そのため、どうしても美容師さんはヘアカラー直後を最高にせざる を得ないのです。

また、この色落ちには個人差があるんですが、美容師さんはヘアカ ラー直前と直後しか髪を見ることができません。 その間を知らないのですから、どのくらい色落ちするのか判断でき ないのです。

だから、自分はどのくらい色落ちするかを美容師さんに伝える事も 重要になります。

さらに、色落ちしない次のポイント。

それはスタイリング剤。 ヘアカラーした上で、ムースやWAXなどを使用すると髪の色落ち が早くなります。 これは、スタイリング剤が髪についた色を持っていくから。 そしてシャンプーと一緒にカラーは流れていきます。

別に「スタイリング剤を使うなあ!」とダダをコネてる訳ではあり ません。 ただ、スタイリング剤を使ったら、必ず「シャンプー前のすすぎ」 をしっかりとおこなってください。

シャンプーでスタイリング剤を落とすのではなく、「すすぎ」でス タイリング剤を落とすようにするとカラーを落とさずに髪を洗うこ とができます。

もう一点付け加えると、頭皮用のシャンプーはヘアカラーの落ちが 早いというのも有名な話です。

さて。 以上の点、気をつけることであなたのカラーは輝きます。 せっかくのヘアカラーですから、いつまでも美しい色をキープしましょうね。

ダメージヘアを自宅で簡単にケアする方法

今回お話するのは、最も簡単で楽チンなヘアケアの方法です。 その秘密は「水分」にあります。

人間の体は70%が水分でできていますが、水分の重要性はあなた の髪にも同じことが言えるのです。

体に水分が不可欠であるように、髪にとっても水分が不可欠。 でも、あなたの髪はドライヤーやヘアカラーといったダメージで水 分が常に蒸発し続けています。

私達、髪美人育成プロジェクトにはあらゆる業界の先生方が参加さ れていますが、これまで多くの髪の悩みを受けてきて全員が口をそ ろえて実感していること。

それは、

「髪には水分が極端に不足している」

ということでした。

髪に水分が不足していると言われても、あまり実感できませんよね。 でも、この水分不足が後々大変なトラブルを引き起こしているので す。

髪に水分が不足してくると最初に現れるのが、「パサつき」や「ツ ヤがない」といった症状。 これぐらいなら、「毎朝髪がまとまらない」「スタイリングが決ま らない」程度の悩みですむのですが、この症状をほおっておくと取 り返しのつかないダメージになってしまいます。

つまり、髪に水分をしっかり与えるのが美しい髪への近道。

髪のダメージが深刻になる前に、あなたもこれから教える「水分補 給」の裏技を今日から実践してくださいね。

では、そのために一番簡単な方法とは?

それは、あなたの髪に実際に水が触れる瞬間。

実は「すすぎ」にあります。

すすぎの裏技をしっかりおこなうだけでも髪のツヤががらりと変わ ってしまうのです。

この効果は、傘をささずに雨に打たれたときに実感することができ ます。 長い時間雨に打たれた後、髪を乾かすと見事なツヤがでてきます。 これは知らず知らずのうちに、長時間のすすぎをおこなった結果な のです。

髪に水があたる時間が長ければ、一時的なケアではありますがステ キなツヤを得ることができます。

ヘアケアには、あなたの髪を驚くほど変身させるたくさんのテクニ ックがありますが、最も簡単でてっとり早いのが正しいすすぎの方 法をおこなうことです。

水分は髪にとって大切なもの。 どんなに急いでいるときでも十分なすすぎをおこないましょう。

髪の傷み(痛み)をケアする方法

髪のダメージが増加すると同時に多くなっているのが「髪が広がっ てまとまらない」という悩みです。

これは髪のダメージによって髪の水分が不足することが原因。 髪の痛みが蓄積すると水分不足が続き、最後には髪がプッツリ切れ てしまいます。

そうならないように、今のうちから髪の傷みをケアしておきましょ う。

美容室で徹底的にケアすれば、髪の傷みは簡単に解消できますが毎 日美容室に通う訳にもいきません。 そこで、今回は自宅で髪の傷みをケアする簡単な方法をお話します。

その方法は、ダメージの原因を知ればとっても簡単。

ダメージの原因については、すでにお話ししたのでこの対策をしっ かりと立てればいいんです。

髪の痛みをケアする1つ目の方法は、「熱」 ドライヤーの熱は髪の性質を一瞬で変えてしまうほど強力なダメー ジですから、ドライヤーの使い方は絶対に正しい方法を身に付けて ください。

これを知らないと、どんなにケアしてもいつまでも髪の傷みに悩ま されることになります。

髪の痛みをケアする2つ目の方法は、「美容室帰りのケア」 美容室さんが一生懸命開発してくれたカット技術で、あなの髪はス タイリングしやすい髪になっています。

でも、髪の傷みはその分大きくなったのですから、あなたは美容室 帰りには念入りなケアが必要になっています。 美容室ではトリートメントコースが用意されていますが、これを毎 日することは無理。 ですから、自宅でしっかりとトリートメントをおこなってください。 トリートメントはただつけるのではなく、正しい使用法を身に付け ましょう。

髪の痛みをケアする3つ目の方法は「トリートメント」 髪の傷みを解決する最高の方法は、何と言っても毎日のトリートメ ントです。

自分にぴったりのトリートメントを選べて、その効果を何倍にも引 き出せる正しい方法を身に付ければ髪の傷みは解決します。

さらに忘れてはいけないのがシャンプーです。 シャンプーは、トリートメントを高めるものでケアは期待できませ んが、このシャンプー選びと方法が間違っていると、どんなトリー トメントもまったく効果を発揮できなくなります。

正しいシャンプー選びと方法で、正しいトリートメント選びと方法 をおこなう。

これが髪の傷みをケアする1番の方法なのです。