最近雑誌やTVなどのメディアで取り上げられ有名になった低温ドライヤーですが、選ぶ時に注意しなくてはいけないのは、単に温度が低いドライヤーはいつまでたっても髪が乾かないという事です。 温度が低いだけのドライヤーにだまされないために、プロがおすすめする低温ドライヤーの選び方をまとめておきます。
低温ドライヤーの効果とは?
低温ドライヤーとは、髪がヤケドせず美しい髪を作るための適切な温度に設定された、髪にダメージを与えることのない優しいドライヤーです。
今までのドライヤーは温度が高すぎて髪の負担になっていましたが、低い温度で乾かすことで髪に優しくダメージを減らし負担を掛けずに乾かすことができます。
ドライヤーをした後に髪がパサパサになってしまい、まとまり感がないと感じたことはありませんか?
単に髪のダメージが原因だと思っているかもしれませんが、実はドライヤーが原因かもしれません。
低温ドライヤーの歴史を紐解くと、低温トリートメントドライヤーが日本で初めて作られた低温ドライヤーです。
当時日本では風量を意識したものが多く低温で乾かすという概念がなく新しいドライヤーとして美意識の高いヘアモデルや美容師の口コミから広がっていきました。
高音で乾かすドライヤーとは違い、髪にダメージを与えることなく乾かした後の髪をサラサラにする効果があります。
何℃から何℃が低温ドライヤー?
乾くのに時間がかかると、今度は摩擦のダメージで髪がパサパサになってしまいます。
熱すぎず、冷たすぎない温度が「低温ドライヤー」となります。
ただし、ドライヤーの温度はとっても複雑です。
例えば、下の写真を2枚比べてみてください。
まったく同じ温度に見えますが、実はまったく温度が違います。
このように、ドライヤーとは使い方によってまったく温度が変わってしまうのです。
さらに、ドライヤーには温度のムラがあります。
これでは中心部で髪がヤケドしているのに、外側は冷風で髪が全然乾かないという現象が起きてしまいます。
ドライヤーを長時間使っているのに、いつまでたっても乾かないのはこの温度のムラが原因です。
従来のドライヤーは風量や速乾、マイナスイオンばかりに気を取られて、ドライヤーの使い方や温度のムラを想定してこなかったために髪がヤケドしてしまい使えば使うほどダメージの原因となる問題がおきていたのです。
おすすめの低温ドライヤーとは?
おすすめのドライヤーを知る前に、市場にでまわっている「低温ドライヤー」が類似品ばかりであることを知っておいてください。大出力で120℃もあるドライヤーが「髪に優しい低温ドライヤー」として売られていることもあります。
例えば下の2商品は、まったく違う商品に見えますよね。
- 高出力!120℃の速乾ドライヤー
- 髪に優しい60℃ドライヤー
今、このような自社に都合のいいキャッチコピーの入れ替えを各社がおこなっています。
なぜ、こんな事ができてしまうのでしょうか?
実はドライヤーって、どこで温度を測定するかで自由に温度を記載できてしまうんです。
ドライヤーの吹き出し口はとても高温なので実際には100℃近くの風が出ています。
でも少し離してドライヤーの吹き出し口から5メートル先ではそよ風に変わりますよね。
そこで測定すれば室温と同じ25℃です。
つまり、どのドライヤーも60℃の場所があり、どんなに高熱のドライヤーでも60℃ドライヤーになることになります。
最近「低温ドライヤー」が人気になってきたことで、測定位置をずらして自社の都合のいい温度を記載するメーカーが増えてきているのです。
このような言葉のマジックに引っかからないようにすることが低温ドライヤー選びの第一歩です。
プロがおすすめする低温ドライヤーとは?
髪のことを一番に考えているメーカーであればそんな髪にダメージを与えるような記載の仕方はしません。
「どの部分の髪を乾かす時もドライヤーの温度を60℃に合わせていること」
「ドライヤーの温度のムラを最小限にしていること」
「使う人を選ばずにドライヤーの温度が高温にならないこと」
実際低温ドライヤーはこの3つは基本でもあり世界中をみればいくつもあります。
特にヨーロッパの一部では本当に良質のドライヤーがたくさんありますが、残念ながら日本ではコンセントの電圧が違うので使ことができません。
日本で3つの条件を満たしている低温ドライヤーは唯一「ヒートケア60低温ドライヤー」だけです。
どうして数あるドライヤーのなかでも低温ドライヤーに着目したのでしょうか。
この低温ドライヤーは、誰が使っても60℃で髪を傷めず安心して使えるように約2万人にアンケートをおこないました。
ユーザーが、どの部屋でどのぐらい距離を離して使っているかを徹底的に研究したのです。
そうして、測定すべきポイントを決定。
その一点に60℃の温度と風量を合わせています。
さらに、温度のムラをなくすために、何度も形状を改良。
中心部と外側の温度差をたった3度に抑えています。
また、誰が使っても高温にならないように、ドライヤーの中心部に特殊セラミックを配置する徹底ぶり。
一番温度が高い中心に設置することで、過度な高熱を吸収しています。
ヒートケア60低温ドライヤー