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髪を温めて冷やす30秒間の温冷美髪術 ヘアエッセンス×ドライヤーの温冷ケア

痛んでパサパサになった髪も 広がって全然まとまらない髪も たった30秒でしっとりまとまる髪に変える 温めて冷やす魔法の美髪術

バサバサになって、どうしようもなく傷んだ髪を、たった30秒でケアする裏技があります。 そのポイントは「毛先だけに集中すること」です。 ヘアケアは色々あるけど、あれこれ考えずに、とにかく毛先だけを集中してケアしてあげることが一番簡単で、なおかつ効果的なケア。 たったこれだけで、あなたの髪は見違えるほど美しく見えるようになります。 これだけ聞くと「毛先?なんだそんな話か」と考えるかもしれませんが、実はここからが大切なポイントです。 ヘアケアの中でも特に効果的な美髪術なので、もう少しだけ読み進めてください。 毛先を集中的にケアすれば、見違えるほど髪がきれいになる理由。 それは、あなたの髪の毛の毛先部分は3~5年も前に生まれているからです。 これは髪の長さにもよりますが、これだけ長い間、毎日毎日ドライヤーやスタイリングを重ねてくれば、毛先のキューティクルは疲れ果ててボロボロになっています。 もともと、キューティクルとは髪の水分をキープする役割を果たしていますから、キューティクルが壊れてしまうことで髪の水分が垂れ流しになって乾燥してしまうのです。 こうなると髪の水分はみるみる減っていくばかり。 これが、毛先がバサバサになってしまう原因。 さあ。 その一方で、あなたの髪の生え際部分を見てください。 ここはまだ生まれたてですから、赤ちゃんのようにキレイな状態のはずです。 髪の美しさを左右するのは水分量ですが、生え際の部分となるきれいな髪にはまだまだ水分がしっかりキープされてツヤツヤしています。 このような髪には、ほとんどケアは必要なく、極端な話ですが、ほったらかしでもキレイな髪のままなのです。 つまり、髪の毛はまんべんなく傷んでいるのではないということ。 毛先だけダメージがひどく、根本はキレイなのです。 そのため、ダメージが強くて水分量が少ない毛先だけを集中的にケアすれば、髪全体がキレイに見えてしまいます。 女性の髪のトラブルはそのほとんどが毛先に起きていますから、毛先をきれいにするだけで10才若く見せることも十分可能です。 でも、ここでちょっと疑問が生まれます。 「毎日リンスやトリートメントしてるのに、なんで毛先に水分が不足してるの?」 この理由は簡単です。 あなたがおこなっている、トリートメントやヘアエッセンスは、まったく髪に浸透していないからです。 傷んでパサパサになった髪の毛は、乾燥パスタによく似ています。 袋から取り出したばかりのパスタを、冷たい水を付けたとしても水分が中に入って柔らかくなるまでに1時間近くかかってしまいます。 パスタは、温かいお湯であたためるからこそ3分でも内部に水分が入るのであって、そうでなければ乾燥したままなのです。 さらに、お湯でしっかりゆでたパスタであっても、お皿の上に放置してしまえば、ほんの数分で水分がでていってカチカチに戻ってしまいます。 まさに、女性の髪では同じことがおこっているのです。 乾燥パスタのように、常にパサパサの状態が続いています。 では、どうすればバサバサの毛先に水分を送り届けることができるのでしょうか? その秘密がパスタと同じく「温度」なのです。 髪の毛は温めることでキューティクルが開いて、髪の内部に水分が入りやすくなります。 そのため、一番ヘアケア効率がいいのは、実はトリートメントのタイミングではなくドライヤーで髪が温まった後なのです。

「なるほど、じゃあ、髪を温めてトリートメントやヘアエッセンスを使えばいいのね。」 いいえ。 これだけでは足りません。 もう一度パスタを思い出してください。 お湯でゆでたパスタをお皿の上においたまま10分経過するとどうなりますか? パスタはまたパサパサに乾燥して固くなってしまいますよね。

髪の毛に一度入った水分もしっかりキープしてあげないと、またすぐに外にでていってしまいます。 特に温めるケアはキューティクルが開いているから水分が入りやすいというメリットがある一方で、せっかくの水分が出ていきやすいというデメリットもあるのです。

そのため、温めるケアをおこなった後は、必ず冷やすことを忘れないでください。 キューティクルは温まると開きますが、冷やすと閉じるという性質がありますから、この性質を利用して、入れ込んだ水分をしっかりキープさせてあげると水分量がどんどん増えていきます。 この温と冷を活用したケアこそが、バサバサになってしまった毛先に最適なケアです。 髪に水分を入れていくことで、髪はしっとりまとまるようになります。 一番、短時間で髪がきれいになるテクニックなので、特に忙しくてゆっくりケアする時間がない女性にはおすすめです。 そこで、私たち髪美人育成プロジェクトは、このケアを、誰でも簡単に、毎日30秒でできるようにしました。 それがヘアエッセンス60℃ヒートケアプログラムです。 このプログラムでは、ドライヤーの温度を活用して専用のヘアエッセンスを髪の内部に入れ込んでいきます。 毛先に水分を入れ込んでいくために作られた専用のヘアエッセンスですから、毎日続けることでみるみる毛先の違いを実感できるようになります。 温めてヘアエッセンスを浸透させたら、次は冷やす番です。 髪を冷やすには専用の「低温コールドコーム」を使用します。 このコームは温度を吸収する特殊アルミで作られているため、温まった髪をさっととおすだけで、髪を冷やすことができます。 使い方はとっても簡単。 1日30秒のケアだけです。 いつものヘアドライヤーの後にヘアエッセンスを毛先になじませてください。(10秒) その後、髪全体にもう一度ドライヤーの熱を与えます。(10秒) 最後にコームで髪を冷やしてください。(10秒) これだけです。 このケアでは、髪の毛先だけを重点的にケアするので、髪の根元にエッセンスは使用しません。 このたった30秒のケアを続けるだけで、あなたの髪は見違えるほど美しく輝くようになります。

ただし、このヘアエッセンスは従来のトリートメントやヘアエッセンスのようにコーティング剤で表面をコーティングするものではない点にご注意ください。 そのため、使った瞬間に髪がサラサラになることはありません。 髪の表面をコーティングしてしまうと、髪の毛が油で包まれるために直後はサラサラになりますが、油は水分をはじいてしまうために、翌日にはもっとバサバサの髪になってしまいます。 そのため、このヘアエッセンスにはコーティング剤成分を一切配合せず、保湿成分で作られています。 このプログラムは髪にうるおいをあたえていくものですから、毎日のケアを重ねることで少しづつ水分をいれこんで、最終的にワンランク上の極上美髪を目指していきます。

人工のサラサラ成分ではなく、髪自身がしっとりうるおってくると、「髪がほほに触れるとひんやり冷たいぐらい潤っているのに、ふんわり軽いサラサラの髪」という上質の髪質間を体感できます。

ぜひこのプログラムで上質の髪を手にしてください。

ヘアエッセンス60℃ヒートケアプログラムはこちら

くせ毛の方がシャンプーを選ぶ3つの秘訣

シャンプーでくせ毛が治らない本当の理由はすでにお話しました。

それでは、くせ毛の方はどうやってシャンプーを選べばいいのでし ょうか?

これを知るには、くせ毛の原因に注目する必要があります。

その原因は髪の内部。

問題は髪の内部にあるのに、髪の表面をコートしていてはいつまで たってもステキな髪を手にすることはできません。

髪の内部に注目したとき、髪には重要な「水分」が不足しているこ とが分かります。

そうです。

髪の表面をコートするのではなく、髪の内部にしっかりと水分を入 れてあげることが一番のクセ毛ケアなのです。

こうすることで、髪はしなやかさを増します。

そのために、まず 「髪をコートしないこと」

さらに 「一時的なケアではなく、原因を改善できること」

そして何より 「髪に水分を与えること」

これがクセ毛の方のシャンプー選びなのです。

「クセ毛用シャンプー」と言われると、どうしても手が伸びる気持 ちは分かりますが、ちょっとだけ立ち止まって原因を考えて見まし ょう。

あなたのシャンプー選びは大きく変わります。

シャンプーでくせ毛が治らない本当の理由

くせ毛の悩みは、ほおっておいても改善されることはありません。 改善するために縮毛矯正もありますが、あくまでも一時的な解決策 でしかありません。 ここでは、根本から解決する方法についてお話します。

ドラッグストアの棚にはくせ毛用シャンプーがずらりと並ぶように なりました。 数年前と比べて、何倍もの商品が販売されています。

これは数年前と比べて、髪のダメージが極端に大きくなってしまっ たことが原因です。

このくせ毛用シャンプー、実はメリットの反面、デメリットも存在 しています。 これを理解してからくせ毛用シャンプーを選ぶようにしましょう。

そもそも、くせ毛の原因は大きく分けて2つあります。

1つは、髪の形が丸ではなく、楕円であること。

2つは、頭皮の毛穴が世がんでいることです。

くせ毛の原因はこの2つなのですが、くせ毛用シャンプーは、髪の 表面をコートすることで髪をしなやかにして、髪自体を重くしてい ます。

こうすることで、髪はまっすぐになるのですが、これはくせ毛の原 因を一切無視した解決法です。

スプリングにおもりを付けた状態をイメージすると分かりやすいで すね。

おもりが重ければ重いほど、スプリングはまっすぐのびていきます。 同じように、髪を重くして、しなやかさを与えることで髪をまっす ぐにします。 これが、くせ毛用シャンプーの原理。

ところが、このメリットの反面、デメリットもあります。

髪の表面をコートしてしなやかにすると、髪が包まれたままになっ てしまうのです。 その結果、髪には水分が浸透できずカラカラになってしまいます。

カラカラになった髪はさらにクセが強くなる。

クセが強くなると、またくせ毛用シャンプーを使用する。

そうして、髪はまたカラカラに・・・

このような悪循環を繰り返すようになるのです。

クセ毛用シャンプーは一時的に髪をのばすもので、髪のクセ自体をさ らに強くしてしまうものなのです。

そのため、くせ毛用シャンプーを使用した方のほとんどが数ヶ月後に 縮毛矯正をおこなっているのが現状。 それではくせ毛の女性が自分にぴったりのシャンプーを選ぶにはどう すればいいのでしょうか?

その方法はとっても簡単です。

次のテーマでお話していきます。

細い髪専用のヘアケアとは?

あなたの髪はしなやかです。

ボリュームアップにはちょっと弱いですが、ほとんどのスタイリン グを楽しむことができる髪質です。

ただし、あなたの髪はとにかくダメージに弱いです。

ただでさえ髪が弱い日本人の中で、あなたの髪は太さがありません から世界的に見てもトップクラスに弱いといえます。

そのため、髪のケアをしないと毛先がプッツリ切れてしまう髪質な のです。

この理由は、2点。 1髪の内部に蓄えられる水分量が少ないこと。 2髪を守るキューティクルの数が少ないこと。

そのためドライヤーをかけても水分が不足するし、ヘアカラーして もカットしても髪に大きな負担をかけてしまいます。

このような方が、このダメージをケアしないと大変です。

ある日、切れ毛がどっさり枕につくようになり、パサパサの髪で全 然まとまらない状態にまで進行するのです。

ですから、まず重要な点は髪に負担をかけないこと。 ドライヤーに関しても極力熱を与えないように正しい使い方を知る 必要があります。

さらに、髪にうるおいを与えるヘアケアもかかせません。

この2点がしっかりしていないと、とにかく髪の弱い髪質ですから、 取り返しの付かないことになってしまいます。

この点を注意さえすれば、あなたの髪質はとってもまとまるステキ な髪質を実感することができるのです。

ダメージヘアを原因から解決する

今、髪のダメージが深刻になっています。

以前、女性に対してアンケートをおこなったことがありますが、何 と9割以上の方が髪が気になると回答しました。

びっくりするくらい信じられない数字ですが、これだけダメージが 増加した原因は何でしょう?

ダメージの原因を知らないと、どんなにケアしても髪はダメージの ままとなってしまします。 原因を知ることがダメージ改善の近道になります。

ヘアケアの方法についてよく「食生活」「睡眠時間」などが挙げら れますが、これらを改善するのはとっても大変。 しかも、これらを改善したところで、そんなに効果を得ることはで きません。 髪のダメージとはもっと身近なところに原因があります。

ダメージを大きく分けると4つのダメージにまとめることができる のです。 逆に言うと、この4つをおさえておけば、髪へのダメージはかなり 軽くなると言えます。 まず、ダメージヘアの原因1つ目は、美容室の技術がアップしたこ と。 スライドカットやレザーカット・・・

髪をカットする技術が進化したことで、あなたはスタイリングしや すくなったのです。 昔と比べて、スタイリングが上手になったと考えている方も多いよ うですが、実際のところ美容師さんのおかげだったりします。 ただし、これにより髪の負担も大きくなったのも事実。

さらにヘアカラーしてる女性は格段に増えていますから、実質髪へ のダメージは大きくなってきているのです。

ダメージヘアの原因2つ目は、シャンプー、リンスのサラサラ成分。 このサラサラ成分が進化したことで、髪は包まれて呼吸しにくくな りました。 さらに包まれた髪は、油やけをおこしてダメージを深めてしまうと いう悪循環となっています。

ダメージヘアの原因3つ目は、紫外線。 紫外線も髪のダメージの原因です。 ここはかなり細かい話になるので、詳細は別のタイトルで説明しま す。 あまり実践では役立ちませんので、興味がある方だけご覧ください。

ダメージヘアの原因4つ目は「熱」。 ここ数年間でドライヤーの出力ワットは、とっても大きくなりまし た。 おかげで髪の乾燥は前と比べてグンっとアップしましたが、これも 髪に負担をかける要素になっています。 出力の大きなドライヤーはプロでも使い方が難しいのですから、あ なたはとにかく注意して正しいドライヤーの方法を身に付けるよう にしてください。

次回はダメージをケアする対策についてお話します。

硬い髪質専用のヘアケアとは?

硬い髪質の特徴といえば「スタイリングが難しい」ということ。

ドライヤーを当てても中々思い通りにまとまらず、好みのスタイリ ングが限られてくることでしょう。

でも、硬い髪も日ごろのケアでまとまりやすい髪に変わることがで きます。 髪が硬いとは、単に髪が太いだけなのです。

それでは、実際のところ普通の髪と比べてどのくらい太いのでしょ う?

髪の太さとは細い髪の方で0.05mm

通常の太さで0.08mm

硬い髪になると0.1mm

になります。

つまり、太い髪とは細い方と比べて2倍の太さがあるのです。

だからといって太い髪をケアして細くするのは無理な話ですから、 この髪の性質を知って、しなやかに変えるケアの必要があります。

そうです。

太い髪には専用のケアが必要になるのです。

その方法は、髪の構造を知ればとっても簡単です。

太い髪は髪の内部に水分が浸透しにくいですから、髪の水分不足 が起こりやすくなります。 そのため、硬い髪質の女性は「髪がまとまらない」といわれるの です。 また、髪が太い方に共通するのが「クセ」です。

髪に水分が不足した状態では、どんな髪質であっても柔らかくな らずに「クセ」が強くなってしまいます。

ですから、硬い髪の方は通常の方よりも念入りにトリートメント の付け置きをおこなって、正しいトリートメント方法を身につけ る必要があります。

通常の髪質とは違うのですから、通常とは違うケアをおこなわな いとまとまらない髪になってしまうのです。

ただし、硬い髪の方がデメリットだけではありません。

「髪が強い」という大きなメリットがあるのです。

そのため、ヘアカラーやスタイリングによって髪が傷みにくい髪 質とも言えます。

硬い髪の方が、念入りなケアをおこなえば、そんなにダメージを 気にすることなくステキなスタイリングを自由に楽しめるように なるのです。

まずは、髪の水分に注目して念入りなケアを心がけましょう。 まったく違った髪質感に驚くことでしょう。

パーマ・縮毛矯正は自宅のケアで変わる

縮毛矯正は自宅のケアで変わる!

実際に縮毛矯正をおこなったら、ここからが大事なところです。 髪のダメージと美しさは、自宅のケアでまったく変わってしまいま す。

縮毛矯正をおこなったのに、自宅のケアをまったくおこなわないと ダメージが蓄積されて取り返しのつかないことになるのです。

「縮毛矯正して2ヶ月ほどしたら、髪がバサバサになった。」

これは、本当に多い悩みなのです。

こんなことにならないためにも、自宅でのケアは念入りにおこない ましょう。

それでは、自宅のケアはどうすればいいのか?

まず、縮毛矯正後の48時間はできるだけ髪にさわらないこと。 シャンプーもできれば48時間はおこなわない。

これは、髪の内部がまだ不安定であることが原因です。

できるなら髪をぬらすことも避けたほうがいい。

この点はヘアカラーと大きく違うところです。 ヘアカラーの場合はほとんど気にする必要はありません。 ヘアカラーの色落ちは、髪を洗おうが何をしようが3日後には同じ 色になります。

また、縮毛矯正した髪で一番トラブルが起きやすいのが毛先です。 毛先は過去数年間ダメージを繰り返した部分ですが、ここに薬品の ダメージを与えているのですから気をつけないと枝毛どころではな く、ぷっつり切れる髪に変わってしまいます。

縮毛矯正後の2ヶ月ぐらいはそんなにケアしないでも髪の変化には 気づきませんが、縮毛矯正が切れかけた頃どうしようもないダメー ジに悩むことになりますよ。

特に毛先にはトリートメントで念入りなケアをこころがけてくださ い。

パーマ・縮毛矯正で失敗しない方法

髪にとって一番のダメージとなるものは「ドライヤー」と「パーマ」です。

この「パーマ」ダメージに熱のダメージを加えるのが縮毛矯正。 このダメージはとてつもなく大きなもので、1度おこなうだけで髪 は人工的な髪に変化してしまいます。

たまに、「傷まない縮毛矯正」というのを目にしますが絶対にそん なものは存在しません。 これは「傷んだように見せない縮毛矯正」という意味です。

傷んだように見せないためには、薬品が必要ですから実際にはより 大きなダメージを与えていることになります。

とは言っても、この縮毛矯正にはピンからキリまで薬液があります。 ダメージの少ない高級品があれば、とにかく安いディスカウント液 もある。

とにかく安い縮毛矯正をおこなっている美容室さんを見かけたら、 それは注意が必要です。

正直なところ、髪のダメージを一切無視すれば縮毛矯正はいくらで も安く提供することができるから。

特にダメージが大きな縮毛矯正だからこそ、価格だけで判断しない ようにしてください。

次回は、パーマ縮毛虚勢あとに自宅でできるケアをお話します。

ヘアカラーを2倍長持ちさせる方法

ヘアカラーは時間がたつにつれて見る見る色が落ちています。

あなたは、毎日鏡を見ているから変化に気が付いていないだけです。 美容室にいて、ヘアカラー直前と直後の両方を見ていると色の変化 がよーく分かります。 色落ちによってカラーはまったく違う色になっているんですよ。

そのため、色落ちを防ぐ事が素敵なカラーのポイント!

その方法の1つが、前回お話したヘアカラーの前に髪のダメージを 改善させておくことです。 ダメージヘアのままだとヘアカラーはあっさり落ちてしまいます。 この点に関してはお話したので省略します。

そしてある程度、色落ちすることを前提に少し強めのヘアカラーを おこなってください。 ヘアカラーした直後が最高の色だと失敗します。

仮に髪の色を茶色にした場合、日が経つにつれて黒に近づいていき ます。 ヘアカラー直後の色は、ほんの数日で違う色に変わるのです。 その後、色は定着しますから、この時が最高の色であった方がいい ですよね。

そのため、色落ちを計算して少し強めのカラーにしておく事が理想 的なカラーのテクニックとなります。

この点は、とっても重要ですが美容師さんがコントロールできない テクニックです。 なぜなら、多くの方が美容室帰りの色で店の良し悪しを決めている から。 そのため、どうしても美容師さんはヘアカラー直後を最高にせざる を得ないのです。

また、この色落ちには個人差があるんですが、美容師さんはヘアカ ラー直前と直後しか髪を見ることができません。 その間を知らないのですから、どのくらい色落ちするのか判断でき ないのです。

だから、自分はどのくらい色落ちするかを美容師さんに伝える事も 重要になります。

さらに、色落ちしない次のポイント。

それはスタイリング剤。 ヘアカラーした上で、ムースやWAXなどを使用すると髪の色落ち が早くなります。 これは、スタイリング剤が髪についた色を持っていくから。 そしてシャンプーと一緒にカラーは流れていきます。

別に「スタイリング剤を使うなあ!」とダダをコネてる訳ではあり ません。 ただ、スタイリング剤を使ったら、必ず「シャンプー前のすすぎ」 をしっかりとおこなってください。

シャンプーでスタイリング剤を落とすのではなく、「すすぎ」でス タイリング剤を落とすようにするとカラーを落とさずに髪を洗うこ とができます。

もう一点付け加えると、頭皮用のシャンプーはヘアカラーの落ちが 早いというのも有名な話です。

さて。 以上の点、気をつけることであなたのカラーは輝きます。 せっかくのヘアカラーですから、いつまでも美しい色をキープしましょうね。

ダメージヘアを自宅で簡単にケアする方法

今回お話するのは、最も簡単で楽チンなヘアケアの方法です。 その秘密は「水分」にあります。

人間の体は70%が水分でできていますが、水分の重要性はあなた の髪にも同じことが言えるのです。

体に水分が不可欠であるように、髪にとっても水分が不可欠。 でも、あなたの髪はドライヤーやヘアカラーといったダメージで水 分が常に蒸発し続けています。

私達、髪美人育成プロジェクトにはあらゆる業界の先生方が参加さ れていますが、これまで多くの髪の悩みを受けてきて全員が口をそ ろえて実感していること。

それは、

「髪には水分が極端に不足している」

ということでした。

髪に水分が不足していると言われても、あまり実感できませんよね。 でも、この水分不足が後々大変なトラブルを引き起こしているので す。

髪に水分が不足してくると最初に現れるのが、「パサつき」や「ツ ヤがない」といった症状。 これぐらいなら、「毎朝髪がまとまらない」「スタイリングが決ま らない」程度の悩みですむのですが、この症状をほおっておくと取 り返しのつかないダメージになってしまいます。

つまり、髪に水分をしっかり与えるのが美しい髪への近道。

髪のダメージが深刻になる前に、あなたもこれから教える「水分補 給」の裏技を今日から実践してくださいね。

では、そのために一番簡単な方法とは?

それは、あなたの髪に実際に水が触れる瞬間。

実は「すすぎ」にあります。

すすぎの裏技をしっかりおこなうだけでも髪のツヤががらりと変わ ってしまうのです。

この効果は、傘をささずに雨に打たれたときに実感することができ ます。 長い時間雨に打たれた後、髪を乾かすと見事なツヤがでてきます。 これは知らず知らずのうちに、長時間のすすぎをおこなった結果な のです。

髪に水があたる時間が長ければ、一時的なケアではありますがステ キなツヤを得ることができます。

ヘアケアには、あなたの髪を驚くほど変身させるたくさんのテクニ ックがありますが、最も簡単でてっとり早いのが正しいすすぎの方 法をおこなうことです。

水分は髪にとって大切なもの。 どんなに急いでいるときでも十分なすすぎをおこないましょう。

髪の傷み(痛み)をケアする方法

髪のダメージが増加すると同時に多くなっているのが「髪が広がっ てまとまらない」という悩みです。

これは髪のダメージによって髪の水分が不足することが原因。 髪の痛みが蓄積すると水分不足が続き、最後には髪がプッツリ切れ てしまいます。

そうならないように、今のうちから髪の傷みをケアしておきましょ う。

美容室で徹底的にケアすれば、髪の傷みは簡単に解消できますが毎 日美容室に通う訳にもいきません。 そこで、今回は自宅で髪の傷みをケアする簡単な方法をお話します。

その方法は、ダメージの原因を知ればとっても簡単。

ダメージの原因については、すでにお話ししたのでこの対策をしっ かりと立てればいいんです。

髪の痛みをケアする1つ目の方法は、「熱」 ドライヤーの熱は髪の性質を一瞬で変えてしまうほど強力なダメー ジですから、ドライヤーの使い方は絶対に正しい方法を身に付けて ください。

これを知らないと、どんなにケアしてもいつまでも髪の傷みに悩ま されることになります。

髪の痛みをケアする2つ目の方法は、「美容室帰りのケア」 美容室さんが一生懸命開発してくれたカット技術で、あなの髪はス タイリングしやすい髪になっています。

でも、髪の傷みはその分大きくなったのですから、あなたは美容室 帰りには念入りなケアが必要になっています。 美容室ではトリートメントコースが用意されていますが、これを毎 日することは無理。 ですから、自宅でしっかりとトリートメントをおこなってください。 トリートメントはただつけるのではなく、正しい使用法を身に付け ましょう。

髪の痛みをケアする3つ目の方法は「トリートメント」 髪の傷みを解決する最高の方法は、何と言っても毎日のトリートメ ントです。

自分にぴったりのトリートメントを選べて、その効果を何倍にも引 き出せる正しい方法を身に付ければ髪の傷みは解決します。

さらに忘れてはいけないのがシャンプーです。 シャンプーは、トリートメントを高めるものでケアは期待できませ んが、このシャンプー選びと方法が間違っていると、どんなトリー トメントもまったく効果を発揮できなくなります。

正しいシャンプー選びと方法で、正しいトリートメント選びと方法 をおこなう。

これが髪の傷みをケアする1番の方法なのです。

あなたもできる!プロのダメージケア

今回は、効果的なダメージケアについてのお話。

このニュースレターを読んでいるメンバーさんは毎日ダメージケアに取り組んでいることでしょうが、ダメージレベルが下がってもダメージゼロの髪は絶対にありません。

さらに美しい髪を目指すため、あなたも簡単にできるプロのダメージケアを伝授しましょう。

一言でダメージと言っても、髪は2cmや3cmではありません。 もしもあなたの髪が、この程度の長さならダメージケアは必要ないでしょう。 ところが、実際には20~30cmという長さですから「根元」と「毛先」ではダメージの質も深さもまったく違うのです。

仮にあなたが毎日10回の「ブラッシング」をするとします。 あなたの髪が肩までの長さだとすると、毛先は約3年前に生まれたものですから、計算すると 10回×365日×3年 ざっと、1万回以上の「ブラッシング」を重ねた事になります。 それだけのダメージを重ねてきた「毛先」と、生まれたばかりの「根元」とではダメージがまったく違います。

そんな「水分量」も「ダメージ」も違う髪ですから、全体に同じケアをおこなうよりもダメージに合わせたケアが理想的なのです。

それではプロのディープケアは、この問題をどう解決するのでしょう? メンバーさんの中にもディープケアを受けた方がいらっしゃいますが、プロはダメージ部分を探すことからはじめます。

髪の透け具合。 ツヤ。 乾燥度・・・などなど。

普通、美容室ではここまでのケアをおこないませんが、当プロジェクトのディープケアでは、これらを髪の上から下まで実際に見て、触って「ひどいダメージ」から「生まれたて」まで全5段階に分けてケアします。 ロングヘアの場合なら8~10段階。

そして、ダメージの大きな部分にはトリートメントの量を増やしたり、Wトリートメントのテクニック、さらにはトリートメントを髪に揉み込んだりと様々な技術を駆使するのです。

こうして、ダメージに合わせたケアをおこなうことで髪は全体的にバランスのとれた潤いを維持することができる。 バランスが整うと顔全体の印象がスッキリして、スタイリングしやすくなります。

この正しいケアを続けていくと、毛先と根元のダメージ差がどんどん小さくなっていくのです。

ところが。 難しいのはここから。 必ずしも毛先が一番ダメージ部分ではないのです。 あなたも自分の髪を触ってみると分かるかもしれません。 最もダメージを重ねたはずの毛先よりも、根元の一部がガサガサになっていることがあります。

分かりやすくイメージすると以下のとおり。 数字はダメージレベルと考えて下さい。

根元                 毛先 ———————— 1111112522333334444555 ————————

んー。全然分かりにくいですね。 一応コレ髪のイメージ。 そもそも髪を数字で表すのに無理がありましたが、髪のイメージと自分に言い聞かせてご覧下さい。

それでは例のイメージ図に戻りましょう。 下線が引いてある部分「5」は突然ダメージが現れていますよね。

これは、この部分が頭皮から髪に生まれ変わる時に受けた体調不良や大きなストレスが原因。 このため、髪を見れば何年前に病気したことや、失恋したことが分かってしまうのです。

だから、ディープケアを習得した人は、髪を1本抜くだけで「あー。あなた1年3カ月前に大変な事がありましたね。」という風に「占い師」になることができるのです。 実際に髪占いも存在しています。

髪は年輪ですから見るだけで、あなたの過去が分かってしまうのです。

これは長年経験を積んだからできるプロのテクニック。

それでは、あなたにこのダメージケアができないのか?

いいえ、可能です。

ダメージを5段階ではなく2段階に分けることで、簡単なダメージケアができるようになります。

髪を乾かした後に、根元から毛先に向かって指先で触ってみてください。 あなたの髪を20~30本ほど指でつまんで軽く滑らせるのです。

すると、根元はスムーズに指が滑りますが、ある所から髪がガサガサになってきます。

ここがダメージのボーダーライン。

ガサガサした部分から先が、より深いダメージケアを必要とする部分です。 このガサガサは別に悪い状態ではありませんよ。 何年もダメージを重ねた髪ですから、どんなにケアしていてもキューティクルが生まれたてでないのは当然。

この部分を意識して集中トリートメントをおこなうことでダメージはケアされていきます。

これだけで、プロに近いトリートメントができるようになります。 大切なのは、ツルツルとガサガサの差を小さくしていくこと。

トリートメントは本当に奥の深いもので、使い方によってまったく違う物に生まれ変わります。

世界中を見ても、美容のセミナー以外でここまでのテクニックが語られることはありませんが、髪に関しておそらく日本一こだわるメンバーの皆様には最先端の技術をどんどん公開していきます。 これからも目が離せませんね。

水と温度のスタイリングテクニック

髪はとにかく熱が大嫌いです。

熱に弱いから、温度をコントロールしてあげないと髪が固くなってクセ毛やパサパサの原因となってしまいます。

ところがです。 熱に弱いからといってビクビクしているとまったくスタイリングができなくなります。 素敵な髪型作りに「熱」はとっても強い味方になるのです。

さて。 温めてはいけないし、温めなくてはいけないという2つの矛盾をどうすれば解決できるのでしょう?

そこで、今回はこのポイントについて詳しくお話していきます。 2つの違いを知ることで、あなたは髪を熱のダメージから守って自由自在にスタイリングを楽しむことができるようになります。

まずはちょっと、髪の温度についておさらいです。

髪はお肌と違って自分で発熱できないから、いつも気温と同じ温度を保っています。 外気が20度なら髪の温度も同じように20度です。 この温度ではキューティクルが閉じた状態になっていますが、温度がアップして30度から60度になると少しずつキューティクルが開き始めます。 キューティクルの隙間が広くなると髪はダメージを受けやすくなりますが、同時にトリートメントやヘアエッセンスが浸透しやすくなる。 つまり、ケアにぴったりなのがこの30~60度という温度です。

20度で閉じていたキューティクルを30~60度に温めてトリートメントやエッセンスを入れ込む。 髪の温度が冷えるとキューティクルが閉じるからフタとなり栄養が内部にしっかり閉じ込められます。 この熱の力を最大限に応用したのがヒートケア。

最近のヒートケアは熱でコーティング剤を固めるものが多いのですが、本来のヒートケアとはこの原理を応用するものです。

ところがです。 これが70度を超えると話が変わります。 70度を超えると髪は突然変異を起こして一瞬にして固まってしまうのです。 一度固まってしまった髪は、よほどのケアをしない限り元には戻りません。

すると何がおこるか? 60度まではゆっくり開いてきたキューティクルが、70度になった瞬間に開いたまま固まって元に戻らなくなるのです。 開ききったキューティクルはマジックテープのように周りの髪とからまって、手触りが悪くてスタイリングしにくい髪になってしまいます。

さあ。 これがダメージと熱の関係です。 ここまでを読むと髪には一切高熱を与えてはいけないように見えますが、実はそうではありません。 同じ高熱でも髪がヤケドすることもあるし、そうでないこともあるのです。

髪が濡れているのか、乾いているのか。 この2つの違いで髪の温度は大きく変化します。

濡れた髪にドライヤーを当てると70度を簡単に越えてしまいますが、髪が乾いていれば高熱にはなりません。 つまり、夜乾かすためのドライヤーではあっという間に70度以上の高温になりますが朝の乾いた髪はなかなか70度を超えることがないということです。

この秘密はサウナと同じ原理。 「サウナ」の温度は約100度。 こんな部屋の中であっても、あなたは何分間も我慢することができます。

ところが、これが同じ100度の「熱湯」ならどうでしょう? あなたは1秒だって我慢することができません。

この違いは「水」。 水はとっても温度が変化しやすくて熱を伝えやすいから温度を一気に上げてしまうのです。

サウナの場合、肌の表面に触れているのは熱を伝えにくい空気です。 この時、お肌は空気のバリアに守られているから室温が100度であっても肌表面は100度になりません。

ところが、熱湯の場合は熱を伝えやすい「水」が直接肌に触れてしまいます。 お肌には100度の熱湯が接するために、肌表面の温度が100度になる訳です。

髪も同じように濡れている場合は高温になりやすくて、乾いていればなかなか高温になりません。 具体的には、100度の熱を髪に与えたら「濡れた髪」は100度になりますが「乾いた髪」では温度が上昇しにくいのです。

ちなみにこれは「水」の場合に限ります。 オイルは熱を伝えにくいので、ヘアオイルを使っていれば簡単に温度が上がりません。

このように、「髪を乾かすドライヤー」は温度に気をつけなくてはいけないけれど、「乾いた髪をスタイリングするドライヤー」ならそんなに熱を気にする必要はないのです。 だから、朝は一気に髪を温めてスタイリングできます。

それでは「濡れた髪」と「乾いた髪」2つのポイントを説明しましょう。

まずは夜「濡れた髪を乾かす」時に大切なポイント。

まず、ドライヤーの時間を少なくするために可能な限りタオルで髪の水分を吸収させておくようにしてください。 髪の水分が少なければ少ない程ヤケドする確率が低くなります。

次にドライヤーを使い始めたら、とにかく髪が高温にならないようにドライヤーを遠くから当てます。 高出力ドライヤーなら肘を曲げないぐらいがちょうどいい距離です。

ドライヤーはまず頭皮から当てて、頭皮を乾かすようにしてください。 頭皮が乾いた後で髪を乾かしていきます。

そうして髪が80パーセントぐらい乾いたらドライヤーをやめて自然乾燥する。 80パーセントといってもピンとこないでしょうが「髪が乾いてきてほんのり湿り気を感じる」ぐらいがちょうどいい。 100パーセントしっかり乾かしてしまうと髪に形がついてしまうため、翌朝のスタイリングが難しくなります。

朝、髪が広がるという方は夜のドライヤーで100パーセント乾かしてしまう方がほとんど。 夜のドライヤーで髪のベースを作ってしまっているのです。 夜は乾かしすぎないドライヤーを意識しましょう。

ここまでは「濡れた髪を乾かす」時のポイントですが、これが「スタイリング」になると少し話が変わります。

「乾いた髪を乾かす」場合。 ここでは髪を一気に温める事が大切になります。 乾いた髪が高温になりにくいのはお話しましたが、とにかく一気に温めるのが思い通りのスタイリングを作るポイントなのです。

この理由は簡単。 強火で焼いたステーキ肉の中が生焼けになるように、髪も高温で表面を一気に温めても芯まで熱くなりません。

さらに、じっくり中まで焼いたお肉は冷めるのに時間がかかりますが、強火で表面だけ焼いたお肉は冷めるのも早くなります。

スタイリングのポイントはステーキ肉をレアで焼く原理と同じです。

まず髪の表面を一気に温めて柔らかくなった状態でスタイリングします。 髪の芯は冷えているのでその後一気に温度が下がり、スタイリングをキープします。

髪は温度が上がると柔らかくなって、冷めると固くなりますから、髪がゆっくり冷めてしまうと髪がゆっくりと固くなり髪型がどんよりしてしまうのです。 一気に温めて、一気に冷やすのがスタイリングのテクニック。

実際に「スタイリングが下手」だという方も一気に熱する事を知るだけで驚くほど上達することがあるのです。

ここまでの話は、朝の髪が乾いていることを前提とした話ですが、一番理想的なのは朝スタイリングする前にシャンプーすることです。 どんな髪でもスタイリングしやすいのは、しっかりシャンプーした後。 ところが、ここまでの話で分かるように朝から髪を濡らすということは一歩間違えると髪がヤケドします。 そのため朝から髪をしっかり濡らす方は一気に頭皮から乾かすということを絶対に守って下さい。 髪ではなく頭皮を乾かすことで、髪自体が高温になり過ぎず一気に水分が蒸発してスタイリングしやすい温度に高めることができます。

朝、髪をしっかり濡らさない方は、温度ではなく次のバランスが大切になるので覚えておいてください。 スタイリングは3つのバランスで決まります。 熱・スタイリング剤・水

この3つのバランスを間違えるとスタイリングが難しくなるのです。 髪質やスタイリングによって、このバランスを変える必要がありますがイメージすると以下のバランスになります。

水1:熱6:スタイリング剤3

そもそもスタイリング剤と熱は比較できませんから、上の比率はあくまでも直観的なイメージです。

このイメージを説明すると、 髪をリセットするために1の水が必要となり。 自由なスタイリングのために6の熱を使って。 髪を長時間キープするために3のスタイリング剤を使う。

このイメージがスタイリング剤の基本となるバランスです。

ほんの少し髪を湿らせて 【水1】 ↓ ドライヤーで形を作って 【熱6】 ↓ スタイリング剤でキープする 【スタイリング剤3】

これにはもちろん個人差がありますから、あなたの髪質と髪型に合わせて最適なバランスを見つけてください。

このバランスが大切な理由は、最終的に10にならないとスタイリングがきまらないから。 例えばあなたが、スタイリングに【水1】を使わないのであれば、【熱6】:【スタイリング3】だけの合計【9】となってしまいますね。 これではスタイリングが難しいから残った1をどちらかに割り振って合計10にする必要があるのです。 この場合ならスタイリング剤の量を少し多くして(3→4)スタイリング剤4:熱6の合計10にしなくてはいけません。 必ずバランスが10になるように何かを減らすときは何かを増やすようにしてください。

朝寝坊したときに髪型がおかしくなるのは、引き算のまま外に飛び出すから。 急ぎ過ぎてドライヤーの時間が少なくなった場合に合計が8や9になってしまったら変な髪型になります。

ちなみに、朝はシャンプーしないけれどもスタイリングの前にスプレーなどで髪を湿らせる方。 髪のヤケドを特に気にする必要はありません。 少しの水分はすぐに蒸発しますから、髪の温度を左右する前に乾いてしまいます。

また、ここまでを読み返してみると「朝はどんなに熱を与えてもいいんだ」と読めてしまいますが、何でもありという訳ではありません。 乾いた髪であっても髪はヤケドしますから、一か所に熱を与え続けないように注意してください。 濡れた髪に比べて、乾いた髪はヤケドしにくいという事です。

さあ。 今回のお話は髪を熱から守る方法と、自由自在のスタイリングを楽しむ方法でした。 美しい髪で素敵な髪型を楽しんでくださいね。

 

 

髪のニオイで分かるダメージレベル

髪のニオイで分かるダメージレベル シルクのようなヘアモデルの髪から、ヤケドして触るだけで切れるダメージヘアまで。 私たちは本当に多くの髪を見てきましたが、これまでに診断してきた方の累計がついに10000人を突破しました。 さすがにこれだけの髪をケアしてくると実際に髪を触るまでもなく、目の前に座ってもらっただけで髪の状態がわかるようになってきます。 髪を触ることなくダメージの状態が分かってしまうのですが極端な話、目隠ししてもダメージヘアかそうでないかまで分かるようになってくるのです。

こう話していると、何だかマジシャンのインチキ脱出ショーのように聞こえますが、コレ本当の話です。 タネもシカケもございません。 目隠ししていてもダメージが分かってしまう秘密は「ニオイ」にあります。 実は髪のニオイだけでダメージレベルが分かってしまうのです。 ニオイと一言で言っても「シャンプー後のふんわり甘い香り」から「まる1週間シャンプーしてないようなニオイ」までたくさんのニオイがありますが、髪に強いダメージを受けている人はニオイに傾向があります。 その傾向とは何か? それは「良いニオイ」か「悪いニオイ」かの違いではなく、その強さでダメージのレベルが分かってしまうということ。 実は髪がニオイを強く出している場合って「悪臭」であっても「シャンプーの香り」であっても同じダメージヘアだからなのです。 このニオイを見分ける方法は特別な技術でも何でもありませんから、あなたにもスグ分かるようになります。 例えば街中ですれ違った人で、強いシャンプーのニオイがする人っていますよね。 しかも通り過ぎてもしばらく香りが残ってる。 このような方がいたら、かなり強烈なダメージヘアだと考えてください。 反対にヘアモデルのような方はケアがしっかりしているのでプンプンニオイを出していないし、ニオイが残りません。 一般的には髪が綺麗な人にいい香りがしそうですが、一体なぜこんな不思議なことがおこるのでしょうか? この原因は炭と同じ理論で起こります。 炭はニオイを吸収する力があるので冷蔵庫のニオイ取りなどに使用されてきましたが、これは炭に小さな穴が無数に開いているからです。 目に見えない小さなポケット内にニオイ分子が入っていくのでニオイがなくなります。 これと同じように髪もダメージを受け続けてケアされないとキューティクルの隙間が裂けてニオイをキャッチするようになってしまうのです。 これは単にニオイをキャッチするポケットですからいいニオイも悪いニオイも関係ありません。 どんなニオイもキャッチして炭と同じように閉じ込めてしまうのです。 このように「ダメージヘア」と「炭」は似たような性質を持っているのですが、両者の違いは炭がいつまでもニオイをキャッチしたままというのに対して髪はニオイをばらまくということ。 炭は固くて柔軟性がないので一度キャッチしたニオイをいつまでもキープしますが、髪はやわらかくて柔軟なので髪が動くたびにニオイを発し続けます。 これがダメージヘアほど強いニオイを出し続ける理由。 ダメージが強ければ強いほどニオイポケットの数が多くなるので、強いニオイとなるのです。 反対に髪の状態がいい人はキューティクルの隙間が小さいからニオイをキャッチするポケットも小さい。 だからふんわり優しい香りしかしない。 もちろん髪にコロンなどの強い香りをつければ強い香りがしますが、ダメージが少ない人ほど香りが長続きしないのです。 ひとつ分かりやすい例をあげるとタバコを吸う方の髪があります。 そもそも煙草を吸う方はダメージヘアになりやすいので髪にニオイポケットができやすい傾向にあります。 ただでさえポケットが多い髪に煙のニオイが漂うから、髪には煙草のニオイがつきやすくなるんです。 一方、自分は吸わないけれど周りの人がタバコをすっているだけの方は、ポケットの数がすくないので煙草のニオイがつきにくいという違いがあります 煙草を吸う人は「煙草のニオイ+キューティクルのポケット」の組み合わせで匂いが気になるようになるわけです。 このポケットが悪さをするのはニオイだけではありません。 同じように水の分子も集めるようになるので、梅雨のように湿気が多い時期になるとポケットが水の分子をキャッチするようになります。 こうなると髪は膨張してパンパンになり、髪のクセが強くなる。 つまり髪のダメージが大きい人ほど雨の日に癖が出やすくなるということです。 さあ。 ここまでの話で髪のダメージとニオイの関係が分かりましたね。 それでは髪のキューティクルに隙間を作らないためにはどうすればいいのか? 一番簡単な対策として、トリートメントでしっかりとケアしておけば髪の隙間は小さくなっていきます。 元々キューティクルとは魚のウロコのようにならんでいるからしなやかに動き、キレイにならぶことで美しいツヤを出します。 そのため、完全に隙間がなくなることはありませんが、トリートメントによる水分ケアでポケットの量を格段に少なくすることができるのです。 また、髪のニオイが気になる方はシャンプーで清潔に保つことも大切。 キューティクルのポケットはニオイをキャッチするだけでなく、雑菌にとっても最高のマイホームとなります。 雑菌が繁殖していくと嫌なニオイの原因となりますので、ダメージの強い方はしっかりとシャンプーで洗い流すことも大切な対策となるのです。 トリートメントで髪のポケットを小さくすると同時に、シャンプーで髪を清潔にすることで嫌なニオイから解放されます。 髪のポケットが少なくなれば、髪のでこぼこがなくなっり美しいツヤ髪に変身するので、雨が降っても髪のクセに悩まされなくなるのです。 今回は髪のニオイポケットについてお話ししてきました。 髪はあなたを美しく見せるフレームとなりますが、元々「毛」とは人間の機能としてフェロモンを分散するための拡散機でもあります。 現代の女性は、あらゆる毛を剃り落としていますからフェロモンが拡散できる髪は残された毛として特に重要なのです それなのに、あなたの髪からシャンプーの強いニオイや悪臭がでているとフェロモンがぼやけてしまいます。 髪がきれいな女性が異性にもてる理由は、フェロモンを拡散できるということも理由のひとつといわれています。 ...

梅雨に負けない髪作り

さあ。まもなく梅雨が到来。ジメジメ雨ザーザーの時期がやってきます。梅雨と言えばクセが気になる季節。そこで、今回は梅雨に広がらない髪を作るワンポイントをお話しましょう。梅雨を美しく乗り切る方法ですぞ。そもそも、梅雨になるとクセが強くなる理由とは何でしょうか?実は、この理由を知ることがクセ対策の一番近道。「広がる理由」を知れば「広がらない対策」が見えてきます。梅雨について誰もが理解している事といえば、「雨が多くて湿度も高くなるから髪のクセが強くなる」。あなたもこう考えていることでしょう。でも本当にそうでしょうか?湿度のデータを見てみると奇妙な数字に気が付きます。 夏の平均湿度   82.3%梅雨の平均湿度 82.1%データから見ると梅雨は夏の中でも湿度が低いことになります。つまり、梅雨だからといって特別湿度が高い訳ではないのです。ところが、季節ごとの湿度を見てみると違いが一目でわかります。春(3月~5月) 約68%夏(6月~8月) 約82.3%秋(9月~11月) 約73%冬(12月~2月) 約55.6%このように夏の時期だけ、とっても湿度が高い。日本の夏がジメジメだと感じるのは、夏に湿度が高くなるから。ということは。髪のクセが強くなるのは梅雨でなく、正確には夏全体にクセが強くなる訳です。それでは、湿度によってクセが強くなってしまう理由は?これは髪のダメージが大きく関係します。キューティクルはあなたの髪を守っていますがダメージによって傷ついていく。ドライヤー・ブラッシング・タオルドライ・・・こうして傷ついた部分はキューティクルが剥がれてしまい「キューティクルの穴」ができてしまうのです。この「キューティクルの穴」がクセの犯人。「キューティクルの穴」からは髪の水分が出ていってしまうため、水分が不足した状態になっています。

ところが、湿度が高い夏になってくると、この「キューティクルの穴」から湿気が入り込んで髪が一気に膨張するのです。この膨張する力が大きいために髪がグニャッと曲がってしまいます。 言葉では難しいのでイメージしてみましょう。 ストローを包んでいる紙の袋をクシャクシャにして水を落としたことがありませんか? 水を1滴たらすと小さく丸まっていたストローの袋は、一気に膨張してグニャグニャ動きますよね。この「動くストロー袋現象」と同じ事が、夏場には髪でおきてしまいます。乾燥した物質が一気に水分を含むと膨張するのです。フリーズドライ食品やインスタントラーメンなんかも水分を含むことで一気に膨張しますよね。これらの現象が、キューティクルの傷ついた所でおきてしまうのです。ちなみに、夏場のクセはダメージによって起こる現象ですが、生まれながらのクセ毛は髪が楕円形であることが原因。同じクセでもまったく違うものですから、生まれながらのクセが梅雨に強くなる訳ではありません。ということはキューティクルのダメージを減らせばクセの悩みも解消できることになりますが、困ったことにあなたが生活するにあたってドライヤーやスタイリングなど、髪のダメージをゼロにすることは不可能。実際には夏場のクセをゼロにすることも不可能ということになります。でもご安心ください。ここまでの話で、クセの原理を理解すれば対策は簡単。ストローの袋に水をたらしても動かないようにするには?そう。はじめから袋をぬらしておけば、水を一滴落としてもグニャグニャ動くことはありません。髪も同じように、しっかりと水分を含ませて髪全体が潤いたっぷりの状態にしておけば湿度が高くなってもクセが強くなりにくくなるのです。梅雨の時期は湿度が高いから髪の水分ケアが重要でないように感じますが、実際には梅雨の時期こそシャンプー・トリートメントによる水分補給が重要。梅雨を乗り切るためには、しっかりと水分が含まれた髪を作っておくようにしましょう。しっかりとケアすることによって梅雨のクセは大きく改善する事ができますよ!これからやってくる梅雨にそなえて、しっかりダメージケアをおこないましょう。  

プロが教えるスタイリングのコツ

 

今回はスタイリングについてお話していきます。 あなたの髪がどんなに輝いていても、スタイリングがイマイチだと、宝の持ち腐れ。  

キレイな髪に変身したら、次は素敵なヘアスタイルを目指しましょう。  

それではまず、最高のヘアスタイルとは何でしょうか?  

巻髪? ストレート??  

いいえ。 これはどんなに考えても答えはありません。  

最高のヘアスタイルとは個人個人で違うのです。 まったく同じショートスタイルの髪型も、ある人にはぴったりマッチするし、ある人にはヘルメットのように見えます。  

前髪を一直線にそろえて「おしゃれだねぇ」と言われる人もいれば、「切りすぎたの?」と聞かれる人もいる。  

そのためカタログの中からヘアスタイルを選んでしまうと、痛い目にあうことが多いのです。  

「もうすぐ冬だし、イメチェンだ!」 そう思い、素敵なロングをばっさり切ってまったく似合わなかったら・・・。 髪が伸びるまでの数年間は悪夢です。 背筋も凍ります。  

この個人差が、ヘアスタイルを選ぶ難しさでもありますが、それだけではありません。 これに「流行」も考えなくちゃいけないから大変。  

少し前は流行っていたけど、今現在やってはいけない「NGヘアー」は数え切れないほどあります。 パー子さんのように「生涯NGヘアー」というのも存在しますが、しかしです。 イタリアには、日本にとって「NGヘア」が町中にたくさんいらっしゃいました。  

「日本でこんなスタイルやったら、きっとダサいだろう。」 そう思える女性も、町を歩いていると不思議と違和感がないのです。 むしろオシャレに見えてきます。  

なぜでしょう? 答えは「環境」。 町全体が、そのヘアスタイルになじんでいるから違和感がないのです。  

ハワイ帰りの日本人が、目がチカチカするほどド派手なTシャツをお土産に買って帰る理由がここにあります。 ハワイという環境の中にある、ド派手なTシャツは自然に見えてしまうのです。  

Tシャツをもらった人は、そんな環境に触れていないからたまったもんじゃありません。  

このように、イメージが環境によって変わるため、ヘアスタイルのセンスも環境によって左右されるのです。  

これは国外だけでなく国内においても十分考えられます。 都心でトップモデルはいけてても、山奥の田舎に住んでれば「ちょっと変わった人」です。 さあ。  

しゃべればしゃべるほど話をややこしくしていますが、このポイントを知るのと知らないのとではヘアスタイル選びが大きく変わります。  

周りの環境がヘアスタイルに影響している事実を考えている人はほとんどいないのです。  

人はあなたのウェーブを見てセンスを判断しているのではありません。 毛先の美しさを見て判断しているのではありません。  

「環境」「時代の流れ」「輝き」、その全てを考えた上でイメージとしてとらえています。  

ヘアスタイルを選ぶときは「あなたが人にどんなイメージを持たれたいのか?」これを最優先にして考えるべきです。  

「清潔?」「お嬢様?」「ワイルド?」  

その上で、全ての要素を考えてどんなヘアスタイルがぴったりなのかを決定する。  

このイメージ発想こそが、ヘアスタイルにおいて一番間違いのない選び方なのです。  

スタイルが決まったら、次は実際にスタイリングを見ていきましょう。 アンケートを行ったところ断然人気だったスタイリング剤がWAXでしたが、プロに同じアンケートをするとまったく違った答えが返ってきます。 ムースの人気が高いのです。  

ヘアワックスは登場してから一気に人気が高まりましたが、流行と使いやすさは別。  

ヘアスタイルによっては、ワックスが決して使いやすいとは言えないのです。  

プロジェクトに参加している清水先生。 スタイリストの中でも有名な方ですが、ワックスを使用されることはあまりなく、ほとんどムースを使用されています。  

スタイリングのしやすさと、仕上がり感において、一番使いやすいのがムースということです。  

しかも、スタイリングの時にはいつも8種類のムースを用意されています。  

単にムースを使うだけでなく、2種類、3種類をMIXして使っているのです。 1種類だけ使うことはまずありません。 場合によってはWAXとムースをなじませて使うこともあります。  

こうすることで、どんな髪質の方でも思い通りのスタイリングを決めることができるのです。  

髪質はひとりひとり違います。 さらにその個人個人が違ったヘアスタイルを選ぶのですから、その組み合わせは無限大。  

その中で「ハード」「ソフト」ぐらいの分類でスタイリング剤を選ぶほうが無理なのです。  

「スタイリング剤は1種類を使う」 これが常識となっていますが、今使っているスタイリング剤で少しでも足りない点はないですか?  

「毛先が重い」 「根元が立ち上がらない」 「髪のすべりが悪い」  

スタイリング剤への物足りなさを考えることで、理想のスタイリング剤が分かります。 そうして、自分だけのスタイリング剤が完成するのです。  

髪のイメージはスタイリング剤を変えるだけでもガラッと変わりますから、理想の組み合わせを発見してください。  

髪型によってはまったくスタイリング剤を使わない方がいいこともありますので、この点も覚えておくと役にたちますよ。  

また、スタイリング剤はムースが使いやすいと伝えましたが、「ムースを使いなさい!」という意味ではありません。 ヘアスタイルや好みによってスタイリング剤のメリット、デメリットがありますので、自分好みのスタイリング剤を選ぶようにしてください。  

美しい髪とヘアスタイルがばっちりマッチした時、あなたの美人度は最高になりますよ。  

ヘアカラーで失敗しない方法2

さあ。前回に引き続き、失敗しないヘアカラー後編をお話します。その前に、サクサクっと前編をおさらいしましょう。前編は「カラーの良し悪しは、美容師さん選びが左右する」というお話でした。前号の特集をたった1行で説明してしまいました。。。まとめるのが上手なのか、内容が薄いのか・・・何だか切ない気もしますが、すっごく大きくまとめるとこんな内容でした。後編は、自宅のケアについてのお話です。多くの方が、ヘアカラーさえすればキレイな色がキープできると考えているようです。でも、これ間違い。実はヘアカラーするだけで美しい色に仕上げることはできません。美容師さんがおこなってくれるヘアカラーに、あなた自身が磨きをかけなくてはいけないのです。ヘアカラーは、自宅でのケアによって見違える程美しく輝きます。逆に、何にもしなければ見る見る安っぽい色に変化してしまうのです。でも、ご安心ください。これからお話する2つのポイントをおさえるだけで、あなたはこれまでと違った輝きを実感することができるでしょう。まず最初、1つ目のポイントは「色落ち」。ヘアカラーは、日を重ねるごとに見る見る色が落ちて黒に近づいていきます。あなたもこんな経験ありませんか?「ヘアカラーして1週間たった。あれれ?こんな薄い色だったっけ??」せっかくヘアカラーしたのに、数日で色が変わってしまってはもったいないですよね。実際に色の変化を見てもらったことにしましたが、この「色落ち」に関して詳しく説明する必要はないでしょう。あなたも、この事実は何となく気づいていたと思います。その対策は後でお話しますが、美しいカラーを保つために色落ちを抑える事が1つ目のポイントになるのです。続きまして、2つ目のポイントが色の「深み」。美しいヘアカラーとは、「色」 × 「深み」によって左右されます。この「色」に関しては、美容師さん選びにより決定されますが、まったく同じカラー剤を使っても、人によって違う色に仕上がるのは、色の「深み」によるところが大きいのです。この「深み」によって、高級感のある色か安っぽい色なのかが分かれます。この「深み」はあなた自身が磨かなくてはいけないのです。つまり、ここまでに話した熱弁をたった1行でまとめると、「退色」を抑えて「深み」を磨く。これが、ヘアカラーの極意なのです。それでは、その方法をヘアカラーの段階を追って説明します。まず、美容室に行く数日前。絶対にコーティング剤を髪に使用しないでください。髪がコーティングされた状態でヘアカラーをおこなうとカラー剤が髪に定着しにくくなります。その結果、髪が染まりにくいのはもちろん、色落ちも断然早くなるのです。そして、トリートメントの付け置きで、水分がしっかり含まれた髪を作ってください。土台がしっかりした髪を作っておくと、ヘアカラーが髪に定着するため色落ちしにくくなります。前にもお話しましたが、土台の弱い髪にヘアカラーをおこなってもすぐに色が落ちてしまうためです。次にヘアカラー後。「ヘアカラーした日に髪を洗っていいんですか?」よくある質問ですが、洗っていけないのは過去の話。メーカーさんの努力によりヘアカラーは品質がかなり向上しているので、通常の品であれば洗っても洗わなくてもほとんどかわりません。ある程度の色落ちは避けられないので、1日目に髪を洗って色落ちを完了させるか、2日目に洗って色落ちを完了させるかぐらいの違いです。(品質の低いヘアカラーもあるので、ヘアカラーがやたらに安い場合はご注意ください)ただし、髪をゴシゴシ洗うのは駄目です。髪はやさしくやさしく洗ってあげましょう。その一方、頭皮についたヘアカラーはトラブルの原因となるので、頭皮はしっかり洗うように心がけてください。さらに、ヘアカラー後7日間は髪の水分が不足するため、念入りなトリートメントのケアが不可欠です。ヘアカラー後、ほったらかしにしておくと、髪に水分が少なくなりヘアカラーは「軽い色」に見えてしまいます。水分がしっかり含まれると色に深みが出て「高級感のある色」に見えるのです。同じ赤でも、安っぽい赤と深みのある赤がありますよね。髪の水分ケアで、深みのあるカラーが完成します。また、お風呂上りは髪が濡れたまま寝ないことも大事。ヘアカラー後にマクラが変色してしまった経験はありませんか?濡れたまま寝ると、マクラにヘアカラーを取られてしまいます。これは、色落ちの原因となるのです。さて。ここまで実践すれば、あなたのカラーは高級感のある色に仕上がります。さらに、そのカラーを長期間持続できるようになるのです。同じヘアカラーでも、まったく違う色になる事実を理解して、とびきり美人を目指してくださいね!

ヘアカラーで失敗しない方法

アンケートの結果。8割の方がヘアカラーで失敗した事があるそうです。せっかく高いお金を出してヘアカラーするのですから、最高のカラーを入れたいですよね。そこで、今回はヘアカラーで失敗しないための秘訣を大公開します!この秘訣を知れば、ダメージが少ない上、自分にぴったりのカラーに変身することができます。まず、知っておくべき点は、自宅でヘアカラーをおこなわないこと。いまどきオキシドールやコーラで脱色する方はいないでしょうがヘアカラーはプロにたのむ。これが大前提。確かに、家庭用ヘアカラーのテクニックもあるのですが、このテクニックが実に難しい!難しくてムラができる上に、美容室のヘアカラーに比べるとどうしても大きなダメージとなってしまうのです。自宅でのヘアカラーの方が断然安上がりですが、絶対にヘアカラーを自分でおこなおうとは考えないでください。では、プロなら完璧なヘアカラーができるのでしょうか?いいえ。ここでも問題があるのです。それは「カラー」を指定するときの難しさ。カラーの前に。「ちょっぴり茶色がかったオレンジを薄めに入れて明るめに仕上げておきますね。」「赤をベースにうっすらグリーンがかった暗めのトーンでよろしいでしょうか?」さて。こんなこと言われても、どんな色かさっぱり分かりません。ただでさえ分からないのに、美容室でのカラーには「アッシュ」や「マット」「ボルドー」なんて用語が満載です。はい。お手上げ。そのため、美容室でのカラー選びとは90パーセント担当さんのセンスに左右されるのです。つまり「カラー選び」とは「担当者選び」ということ。そのため、担当者選びがとっても大切になるのです。しかし、プロといっても技術には天と地ほどの差があるのも事実。ヘアカラーとは、同じ色のカラー液を使っても髪の状態によって仕上がりがまったく変わります。そのため、最高のヘアカラーにはカラーコーディネーター並みのセンスと経験が必要になるのです。では、あなたが通う美容室の担当者さんはカラーが上手なのでしょうか?仮に、てっとり早く直接聞いてみたとしましょう。。。。「ねえねえ。担当さん。ヘアカラー上手ですか?」「いいえ。ヘタクソですよ。」「本当に?」「ええ。私の右に出る人はいないぐらい最低です。」まさか、こう答える美容師さんはいないでしょう。ここまで正直な美容師さんがいたとしても、その美容室はすでに無くなっているはずです。。。そこで、担当者さんのヘアカラー技術を見分けるいくつかのポイントをお話します。まず、ヘアカラーが終わった後に、自分の顔を鏡で見て違和感を感じませんか?少しでも、違和感を感じるようであれば、あなたの担当者さんはヘアカラーの選択を失敗しています。ヘアカラーとは肌の色からメイクの好みまで関係しますから、顔が自然に見えることが大事。どんなに素敵なブラウスを着ても、スカートがマッチしてないと結果的に悪趣味と言われます。同じように、ヘアカラーも全身とマッチして、はじめてあなたを引き立ててくれるのです。初めて行った美容室で、普段のメイクや服装を聞かずにカラーを始めるプロも数多くいらっしゃいますが、これは論外です。さらに、もう一点。実際にヘアカラーをしてもらって、髪の根元を見てください。生え際が自然なグラデーションになっていますか?あなたが3ヶ月に1度ヘアカラーをおこなうとしましょう。すると、だんだん黒い髪が生えてきます。ほおっておけば、俗に言う「プリン」状態です。これは危険な状態。テストの結果、人間心理として髪がプリン状態だと「ズボラな女」だと思われるようです。ヘアカラーを熟知した美容師さんはヘアカラー直後の出来上がりだけでなく、髪がのびた未来のことまでしっかり考えます。そして、カラーをグラデーションにすることによって、髪の伸びてきた3ヶ月後もプリンになることのない、自然なカラーを楽しめるように仕上げるのです。単にヘアカラーするだけならば、誰でもできること。しかし、黒から突然カラーに変わるのでなく、どれだけ自然なグラデーションが作れるかが腕の見せ所なのです。ちなみに、美容師さんにはオリジナリティあふれる方が多いので、カラーによってはグラデーションを使えない事もありますので、ひとつの基準としてください。重要なのは、技術だけの問題ではないということです。どれだけお客様のことを考えているかという姿勢が大きく関係してきます。単に、髪だけを考えてヘアカラーするのではなく、あなたという存在にぴったり合ったカラーを考えてくれる美容師さんを探しましょう。これがヘアカラーで失敗しない第一歩。その後、必要になるのがホームケアとなります。カラーをおこなえば、色落ちしないように優しくケアしなくてはいけません。これは次号でお話していきます。それでは、失敗しないヘアカラー(自宅編)をお楽しみに!