さあ。
前回に引き続き、失敗しないヘアカラー後編をお話します。
その前に、サクサクっと前編をおさらいしましょう。
前編は「カラーの良し悪しは、美容師さん選びが左右する」というお話でした。
前号の特集をたった1行で説明してしまいました。。。
まとめるのが上手なのか、内容が薄いのか・・・
何だか切ない気もしますが、すっごく大きくまとめるとこんな内容でした。
後編は、自宅のケアについてのお話です。
多くの方が、ヘアカラーさえすればキレイな色がキープできると考えているようです。
でも、これ間違い。
実はヘアカラーするだけで美しい色に仕上げることはできません。
美容師さんがおこなってくれるヘアカラーに、あなた自身が磨きをかけなくてはいけないのです。
ヘアカラーは、自宅でのケアによって見違える程美しく輝きます。
逆に、何にもしなければ見る見る安っぽい色に変化してしまうのです。
でも、ご安心ください。
これからお話する2つのポイントをおさえるだけで、あなたはこれまでと違った輝きを実感することができるでしょう。
まず最初、1つ目のポイントは「色落ち」。
ヘアカラーは、日を重ねるごとに見る見る色が落ちて黒に近づいていきます。
あなたもこんな経験ありませんか?
「ヘアカラーして1週間たった。あれれ?こんな薄い色だったっけ??」
せっかくヘアカラーしたのに、数日で色が変わってしまってはもったいないですよね。
実際に色の変化を見てもらったことにしましたが、この「色落ち」に関して詳しく説明する必要はないでしょう。
あなたも、この事実は何となく気づいていたと思います。
その対策は後でお話しますが、美しいカラーを保つために色落ちを抑える事が1つ目のポイントになるのです。
続きまして、2つ目のポイントが色の「深み」。
美しいヘアカラーとは、
「色」 × 「深み」
によって左右されます。
この「色」に関しては、美容師さん選びにより決定されますが、まったく同じカラー剤を使っても、人によって違う色に仕上がるのは、色の「深み」によるところが大きいのです。
この「深み」によって、高級感のある色か安っぽい色なのかが分かれます。
この「深み」はあなた自身が磨かなくてはいけないのです。
つまり、ここまでに話した熱弁をたった1行でまとめると、「退色」を抑えて「深み」を磨く。
これが、ヘアカラーの極意なのです。
それでは、その方法をヘアカラーの段階を追って説明します。
まず、美容室に行く数日前。
絶対にコーティング剤を髪に使用しないでください。
髪がコーティングされた状態でヘアカラーをおこなうとカラー剤が髪に定着しにくくなります。
その結果、髪が染まりにくいのはもちろん、色落ちも断然早くなるのです。
そして、トリートメントの付け置きで、水分がしっかり含まれた髪を作ってください。
土台がしっかりした髪を作っておくと、ヘアカラーが髪に定着するため色落ちしにくくなります。
前にもお話しましたが、土台の弱い髪にヘアカラーをおこなってもすぐに色が落ちてしまうためです。
次にヘアカラー後。
「ヘアカラーした日に髪を洗っていいんですか?」
よくある質問ですが、洗っていけないのは過去の話。
メーカーさんの努力によりヘアカラーは品質がかなり向上しているので、通常の品であれば洗っても洗わなくてもほとんどかわりません。
ある程度の色落ちは避けられないので、1日目に髪を洗って色落ちを完了させるか、2日目に洗って色落ちを完了させるかぐらいの違いです。
(品質の低いヘアカラーもあるので、ヘアカラーがやたらに安い場合はご注意ください)
ただし、髪をゴシゴシ洗うのは駄目です。
髪はやさしくやさしく洗ってあげましょう。
その一方、頭皮についたヘアカラーはトラブルの原因となるので、頭皮はしっかり洗うように心がけてください。
さらに、ヘアカラー後7日間は髪の水分が不足するため、念入りなトリートメントのケアが不可欠です。
ヘアカラー後、ほったらかしにしておくと、髪に水分が少なくなりヘアカラーは「軽い色」に見えてしまいます。
水分がしっかり含まれると色に深みが出て「高級感のある色」に見えるのです。
同じ赤でも、安っぽい赤と深みのある赤がありますよね。
髪の水分ケアで、深みのあるカラーが完成します。
また、お風呂上りは髪が濡れたまま寝ないことも大事。
ヘアカラー後にマクラが変色してしまった経験はありませんか?
濡れたまま寝ると、マクラにヘアカラーを取られてしまいます。
これは、色落ちの原因となるのです。
さて。
ここまで実践すれば、あなたのカラーは高級感のある色に仕上がります。
さらに、そのカラーを長期間持続できるようになるのです。
同じヘアカラーでも、まったく違う色になる事実を理解して、とびきり美人を目指してくださいね!