ドライヤーの速乾テクニック| プロが教えるドライヤーテクニック

最初に、「髪を2倍速く乾かす方法」についてお話ししておきましょう。 この言葉だけ聞くと単なる「時短テクニック」のように聞こえますが、髪を2倍速く乾か すことは、「熱」と「摩擦」によるダメージを半分にすることにつながります。

早く乾かすためにまず大切なのが、ドライヤー前の「タオルドライ」でしっかりと水分を 拭き取っておくこと。 こうしておくことでドライヤーの時間が短縮できるので、髪がダメージを受けにくいので すが、注意しなくてはいけないのが摩擦です。 濡れた髪は弱くなっているので、ゴシゴシ拭いてしまうとキューティクルがボロボロにな ってしまいます。 そのため、タオルドライは優しくおこなうようにしてください。

タオルは一度湿ったら水分を吸収する力が弱くなるので、大きなバスタオル1枚よりも小 さなハンドタオル2枚の方が、断然乾きが早くなります。 そのため、1枚目のタオルである程度水分を取ってあげて、2枚目のタオルで水分を取り 直すようにしましょう。 もちろん2枚より3枚の方が早く乾きますよ。

この他にも、タオルドライにはドライヤーも併用した速乾のテクニックがあります。 濡れた髪にタオルを巻き、タオルの上からドライヤーを当てる。 こうすることでタオルの中がカラッとしたサウナのような状態になり、水分がタオルに向 かって吸い込まれていきます。 タオルに吸い込まれた水分はドライヤーの熱で飛ばされるので、みるみる髪の毛が乾燥し ていくのです。

ここまでタオルドライによる速乾のテクニックをお話ししましたが、この他にも、髪に負

担をかけにくい速乾テクニックとして、「Wドライヤー」というものがあります。 Wドライヤーといっても、別に2個のドライヤーを使う訳ではありません。 いつものドライヤーを2回に分けて使うだけの簡単テクニックです。

具体的な方法をお話しします。 まずいつものようにドライヤーをかけますが、1回目は軽くドライヤーをかけるだけにし てください。 髪の水分を少し飛ばして、髪が温かくなるくらいですね。 そしてドライヤーをいったん置いて、スキンケアやメイクなどをおこないます。 ハミガキでも何でもいいですよ。 そうして時間がたったら、2回目のドライヤーで髪のまだ乾いていない部分を乾かします。

つまり、いつものようにドライヤーを一度でおわらせるのではなく、2回に分けて使うと ころがWな訳です。 3回のトリプルでもOK。 ドライヤーの前後って、美しくなるためにできることは、たくさんありますよね。 これを2回のドライヤーの間に持ってくるだけで、ドライヤーを使う時間は大幅に短縮で きるのです。 また、こうして夜のドライヤーで受けるダメージを少なくすると、翌朝スタイリングがま とまりやすくなります。