今回はドライヤーの熱からあなたの大事な髪を守る方法をお伝えします。
あなたが毎日にように使っているドライヤーは、髪を乾かす上でとても便利なアイテムですよね。
ドライヤーを使ったことがない人はいないはずです。
でもちょっと使い方を変えればライターとして火を付けることもできますし、水に濡れてびちゃびちゃの靴下を3分で乾かす乾燥機にも変身できてしまいます。
ドライヤーってこれだけすごい熱と風量で髪を乾かしているのです。
日本人の髪は熱に弱くダメージを受けやすいはずなのに、こんなドライヤーを使っていていいのでしょうか。
ドライヤーは間違った使い方をすれば髪に大きなダメージを与える元凶になります。
そんなドライヤーは昔と違って最近は高温が出せる商品が多くなってきてます。
そんなドライヤーの正しい使い方を知らないと、いつまでたっても髪のダメージに悩まされることになります。
これからお話するドライヤーテクニックで髪のダメージの原因を作り出すのではなくドライヤーで髪をキレイにしてあげましょう。
髪は熱に弱い!ドライヤーの選びのポイントは?
ドライヤーで髪を傷つける理由は「温度」に秘密があります。
一般的なドライヤーの風は100度以上にもなります。
ものすごい高温だと思いませんか?
髪はたんぱく質のかたまりでできているので一度でも高熱を感じると髪の構造が変わってしまうのです。
それでは、髪に与えてはいけない温度とは?
その温度は60度です。
髪美人育成プロジェクトの先生方にも意見に違いがあり70度とされる方もいらっしゃいますが、熱に弱い髪質もあるので60度以上の温度はすでに危険と覚えておきましょう。
髪に60度以上の熱を与えると大きなダメージとなりますが、「なぜ?」に関しては面倒臭くなるので飛ばします。
間違いました。
「難しくなるので」飛ばします。
熱の温度の感じ方はその時によって違う?
さらに「水」と「空気」の違いにも問題があります。
もしもあなたが90度の熱湯に入ったとしたら大ヤケドしちゃいますよね。
でも、あなたも入ったことのあるサウナの温度は90度です。
さあ。
同じ90度でも、サウナは平気なのに、お湯が熱く感じるのはなぜでしょう?
実は、熱を伝える力が、「水」と「空気」では大きく違っているからなんです。
水の場合は、熱を伝える力がとっても大きいため、90度の熱湯はあなたの体を一瞬にして上昇させます。
その為90度のお湯はとっても熱く感じるのです。
ところが空気は熱を伝える力がとっても小さいため、同じ90度でもサウナの場合は体の温度がそんなに上昇しないのです。
そのため90度の高温でもサウナは熱く感じることがないのです。
ドライヤーの正しい使い方とは?
まあ、何となくイメージはつかんでもらったと思いますが、これが、ドライヤーの使用法を難しくする理由です。
しかも、髪は「熱さ」を感じないので60度が分かりません。
熱を感じているのは頭皮なので、思ったより髪の温度は高かったりします。
熱さが分からないからこそ、ドライヤーを十分離して使わなければいけないのです。
ドライヤーは可能な限り髪から離して使用しましょう。
どのくらい離すかは、お使いの機種にもよりますが基本的には「肘を曲げない」ぐらいがいいです。
特に出力の大きなドライヤーを使っている方は、絶対に肘を曲げてはいけません。
腕を伸ばした状態で髪全体に風を当てるようにしてください。
ちなみに、風の量が大きいドライヤーのメリットは「髪全体が乾くこと」です。
そのため、結果的に髪が早く乾くのですが、高温が出せるから髪が早く乾くと考えてはいけません。
ドライヤーを髪から離して使うメリットとは?
ドライヤーを離して使うとたくさんのメリットがあります。
・近くで乾かすよりも乾きが早いこと
・髪に届く時に熱が低温になるのでダメージが少ないこと
・離している分、温度が分かりやすいこと
・早く髪の根元を乾かすかで髪のセットが決まること
・二の腕を鍛えることによって若々しい印象になること
毎日使うものだからこそドライヤーの正しい使い方をマスターして髪のダメージを防ぎながらセットやスタイリングを楽しめるようにしましょう。
またドライヤーを離して使うのがどうしてもうまくできない人は最初から「低温ドライヤー」を使うのもおすすめです。