カテゴリ一覧: 研究室

「しっとり」と「サラサラ」、シャンプーとトリートメントに求めるのはどちら?

シャンプーを開発するにあたって難しいのはこの2つです。 それが「しっとり」と「サラサラ」。 この2つは同じようで、実は対局したまったく違う成分となってしまいます。 しっとりするとサラサラ感が無くなり、サラサラにするとしっとり感がなくなってしまう。 では、どちらを希望する方が多いのかアンケートした結果、ほぼ同数となりました。   そこで髪美人育成プロジェクトのウォータープログラムシャンプーとトリートメントはダメージセンサー成分を採用しました。 この成分はダメージ部分だけに反応するので、必要以上の水分が広がりません。 つまり、しっとりしすぎることがなくサラサラになりすぎることがない。 誰にでも最適な潤いを与えるシャンプーとトリートメントになっています。

当社ドライヤーの今後の課題

  様々な点で、大変ご満足頂いている当社のドライヤーですが、現在の商品が最終進化型でしょうか? 実はそうではなく、まだ改善すべき課題が残っているのです。   アンケートをとったところ、「クールショットボタンがあればいいのに。」と、思っている方が、とても多いことがわかりました。

約半数の方が、「あったほうがよい。」 。 また約4分の1は「どちらでもよい。」ですが、約6分の1の方は、「絶対に必要。」と、答えてらっしゃいます。   これは私たちにとって、今後改善すべき、重要な点です。   とはいえ、ただクールショットボタンの機能を追加すればいいかというと、そうスムーズには進みません。 なぜなら、新しい機能のための部品を加えることは、その分重量が増えてしまうことを意味するからです。   ドライヤーは、重くなれば使いづらくなります。 ですので、どうやって、出来るかぎり重量を増やすことなく、さらなる部品を付加できるか。 そのためには全体を調整することも必要です。 またクールショットとはいえ、その冷風を安定させるにも工夫しなければなりません。   このように、ひとつ機能を追加するにしても、いくつもクリアしていかなければならない問題が浮上してきてしまいます。   ですが、お客さまがさらに喜んで使っていただけるよう、開発を途中でやめてしまうことは、決してありません。 これからも、さらなる良い製品を目指して、私たちは努力し続けます。  

ドライヤー温度の満足度調査

  髪を乾かすときのドライヤー。 いつもごくあたり前に使っていますが、あなたは、その温度を意識したことがありますか?   熱風、温風、冷風。   それらの違いは気にしていても、実際何度ぐらいなのかは、あまり数値で考えたりはしないのではないでしょうか。   そもそもドライヤーの温度なんて、どうやって測ればいいのでしょう。   物体は表面に風が当たると、熱を持っていかれる性質があります。 なので、風という気体の流れは、その強さや、また熱源からの距離にも大きく左右されてしまいます。   そのため、実際に効果があるドライヤーの温度を測るのは、想像以上の試行錯誤が必要です。   そんな困難を乗り越え、ドライヤーの温度を厳密に測り、その結果を元に開発した当社のドライヤー。   驚くべきほどの長い時間と多くの手間をかけ、髪にそのドライヤーからの温風が当たったとき必ず60度になるという、見事な成果を果たしました。   その上で、実際に多くの方に使っていただき、その感想をデータとして集計したものが下の図です。

  質問の仕方はこうです。 まず、その温風が60度であるということを前提とします。 そして実際、その温度よりも、「もっと高い方がいい。」、または、「もっと低いがいい。」と感じますか?という質問をしました。   そしてその結果、ほとんどの人が、「現在のその温度が最適。」と、感じたと答えたのです。   私たちが開発したこのドライヤーで、多くの方が快適さを感じて頂けていることがわかった、嬉しい結果となりました。    

あなたは髪に悩みがありますか?

    現代女性は、髪のケアに特に気を使っています。 髪をシャンプーした後、そのままにしておく人はきっと少ないでしょう。 リンスだけでなく、洗い流すトリートメントをしたり、または洗い流さないタイプのものを使ったり。 ヘアサロンへ行った時にも、カットのついでにトリートメントをしてもらったり。   こんなにケアをしているのに、髪のダメージで悩んでいる人は後を絶たず、むしろ増えているのです。 いったいなぜ?   下のアンケート結果を表したグラフをご覧下さい。 なんと女性の約9割が髪に悩みがあると答えています。

現代女性のほとんど全員が、髪で悩んでいるといっても、過言ではありません。   ところで、ずっと昔、平安時代だったころの日本では、高貴な身分の女性は髪をとても長く伸ばしていました。 きっと、百人一首の絵札などで、それをご覧になった方も多いことでしょう。 あれほど長く髪を伸ばしていて、当時の女性は髪が痛んだりはしなかったのでしょうか。 当時は今よりずっと、髪をトリートメントをする材料や方法が限られていたはずです。   なのに、文献でもその髪の美しさを表現することはあれ、あまりダメージに悩んでいたということはなさそうでした。 あれほど長い髪をしていた昔の女性よりもむしろ、現代の女性の方が髪のダメージに悩んでいるのです。   現代女性の髪には、いったい何が起こっているのでしょう?   ひとつ、昔の女性にはなかった、髪に関わる大きな違いがあります。 それは現代女性が、髪を乾かしたりヘアセットをするのために、温度の高い器具を使うということです。   ドライヤーやヘアアイロン、カーラーなどの高温が髪にダメージを与えることは、私たちにとっては非常になじみのある話。 でも、だからといって、この現代の忙しい毎日で、これらを使わずにヘアドライをしたり、セットをしたりすることは、かなりの困難です。 ダメージになるとわかっていても、これらに頼らざるを得ません。   そして、それらによって受けたダメージのために髪の悩みは増え、そのためのケアがますます必要になってきてしまうのです。    

ドライヤーの風量の満足度調査

    ドライヤーの風量は、いったいどのくらいが最適なのでしょう。   ふつうに考えれば、風量が大きいほど、乾くのは早いものです。 でも、だからといって、やみくもに風量が大きい方がいい、というものではないですよね。   風が強く当たっている部分は早く乾き、それより離れた部分はまだ完全に乾いていない。 それは乾き加減のムラにつながり、ひいては、髪の乾きすぎ、水分不足をも引き起こしてしまいます。   当社のドライヤーは、温度だけでなく、最適な風量のことも考えて作られています。   ここに、当社のドライヤーを使っていただいた方の、風量に関するアンケート結果があります。

当社ドライヤーの風量を5とした場合、「どのぐらいの風量を希望しますか?」という質問に答えたものです。 10に近いほど「もっと強い風がいい。」、1に近いほど「もっと弱い風がいい。」を、表しています。   そして、その結果、約半分の方が、5、つまり、「現在の風量に満足している。」とお答えいただいています。 次に多いのが、5よりやや強めの6と7ですが、それでもそれらを合計しても、約4分の1ほどです。 残りの部分は、それよりさらに強めの8,9,10がほぼ占めており、5より弱めを希望している人は、ほとんどいません。   つまり、風量5は、強すぎない範囲で、満足していただける最適の風量。 当社のドライヤーは、それを実現させています。  

アンケート割引をおこなう理由とは?

なぜ、髪美人育成プロジェクトはこんなに割引してまでアンケートをおこなうのでしょうか? その秘密は、商品モニターって想像以上にコストがかかるからです。 アンケート割引を始める前は、モニター調査をおこなってくれる某業者をおとずれました。以下は、その時のリアルなやりとりです。 担=担当者様 私 ヘアドライヤーのアンケートをおこないたいんですが。 担 はい。当社では小さなアンケートから、大規模なモニター調査まで引き受けています。 私 このドライヤーのモニターをお願いしてアンケートを集めていただけますか? 担 そうしますと、単なるアンケートではなく、商品を提供した上でモニター調査となりますね。 私 そうなりますね。 担 この場合、1日当たり3000円の報酬が必要になります。 私 そんなにかかるんですか!?しかも1日単位で3000円ですか? 担 はい。通常モニター調査ではこのぐらいいただいております。これだけでなくモニター様への商品を提供いただくことと、実費の送料をご負担いただきます。 私 大変な金額になりますね。 担 ちなみに、何日のモニターをお考えですか? 私 最低でも7日は使用いただいた上でアンケートに答えていただきたいですね。 担 となりますと、単純計算でモニター1人あたり21000円+商品コストとなります。母体となる人数はどのぐらい必要ですか? 私 正確な数字がほしいので1万人ほどほしいのですが・・・ 担 そんな大規模なモニター調査は日本でおこなわれたことがないと思います。おそらく日本で一番大きな家電メーカーでもそこまでは・・・ 私 いったいいくら必要ですか? 担 計算すると2億円になりますね・・・この規模のモニター調査は前例がありません。 これは実際にあったやりとりですが、モニター調査を外部に依頼するとこれだけ多くのコストが必要になってしまいます。そこで私たちは、アンケートをご愛用いただいているユーザー様にお願いしてはどうかと考えました。モニターに必要だったコストは商品代金から差し引くことで割引できるし、このドライヤーを使用したいと考えている方の声ならかなり正確な声が聞けるはずです。私たちにとってもご愛用者様にとっても素晴らしいシステムとなります。こうして生まれたのが当プロジェクトのアンケート割引です。

髪の長さとドライヤー時間の関係

女性限定でドライヤーの時間をアンケートしてみました。 ドライヤーの時間に髪の長さは大きく関係しますから、時間だけでなく髪の長さも合わせて質問しました。 その結果、髪が長ければ長いほどドライヤー時間が長いことがわかりました。

  ちなみに、髪の長さが50㎝を超えると、髪の長さとドライヤー時間は比例しなくなるようです。  

ドライヤーのデザインは愛用者様に決定してもらいました

ドライヤーのデザインを皆さんに決定していただくためアンケートをおこないました。 その結果は以下のとおりです。 デザインの好みは人によって大きく変わりますが、4種類の中ではダントツで「D4」が人気でした。

さらに色についても同じように質問した結果、次のような結果となりました。

ピンク系もがんばりましたが、やはりドライヤーはホワイト系が人気。 この結果を元に低温トリートメントドライヤーはデザインを現在のものとしています。

 

髪のダメージが一番大きいのは意外にも育児中のお母さん

育児中のお母さんは、ほとんど髪がバサバサになります。 これは出産後の体質変化による影響もありますが、それよりも時間がなくて忙しいことが何よりの原因です。

子供が泣きださないように急いでシャンプーする もちろんトリートメントもサッサと洗い流す 泣き出す子供が気になりながら急いでゴシゴシタオルドライ 急いで乾くように髪のすぐそばでドライヤーを当てるから大やけど ようやく子供が寝たとしてもクタクタだからケアもそこそこ

子供を持つお母さんならウンウンうなずく項目ではないでしょうか。 育児中のお母さんはとにかくダメージが蓄積します。 そのため、私たちは育児中のお母さんの声をできるだけ聞くようにしています。 一番ダメージの大きな「ヘアモデル」や「育児中のお母さん」のケアを作るから、どんなダメージにも負けない商品開発が可能になっているのです。

髪ヤケドの原因となる「温度のムラ」とは?

低温トリートメントドライヤーの特徴は、髪をヤケドさせずに早く乾かすことです。 いったい何故、従来のドライヤーよりも温度が低いのに早く乾かすことができるのでしょうか?   今回は、その秘密を説明していきます。   あまり知られていませんが、実は、これまでのドライヤーは温度にムラがありすぎて髪を乾かすのに、とても効率が悪いものでした。 「温度のムラ」とは、簡単に説明すると中心と外側の温度差のことです。 フライパンで料理するとき、中心は熱いのですぐに焼けますが、外側の部分はとっても温度が低いですよね。 このフライパンと同じようにドライヤーも中心と外側では、大きな温度差が生まれているのです。 それを明確にしたものが下の温度測定結果ですが、なんと中心と外側には50度もの差が生まれています。 ※当社調べ  この温度差は先端ノズルをはずした状態で測定したものですが、下のようにたった3センチの範囲で生まれているので驚きです。    つまり、ドライヤーをあてている部分はヤケドしていて、ほんの3センチ横では低い温度が当たっていることになります。 このように、温度差の範囲が小さすぎると温度の違いが分かりにくくなります。   これが髪のヤケドに誰も気が付かず、髪が乾くのに時間がかかる原因でした。   そこで私たちは、温度のムラが少なくて、均一な温度を届けるドライヤーを探すことにしました。 温度のムラををなくすことで、ワンランク上のドライヤーができるのです。   まず、ドライヤーの温度を考える上で絶対に欠かせない要素は、ドライヤーの吹き出し口と髪の距離です。 ドライヤーは吹き出し口が一番熱くて、離れていくほど温度が低くなりますよね。 極端な話ですが、ドライヤー吹き出し口から3メートル先は熱いどころか涼しい送風に変わってしまうぐらいです。   この「使用距離」という要素は、使用する方の生活習慣によって大きく変わりますので、まずはこの距離を見つけないと正確な温度を探すことができないのです。 そのため、私たちは大規模な調査をおこないました。 アンケート自体は1万通を超えましたから、おそらくこれだけ正確なデータは世界でも当プロジェクトだけが保有しているに違いありません。  その中でも距離に関するアンケート結果が以下です。   ※距離に関するアンケートの調査対象は650通※極秘事項につき一部表示を隠しております  この中で、もっとも多かった回答は使用距離が10㎝の距離という回答です。アンケート調査では、厳密にいうと多くの情報をいただきましたが極秘事項につき詳細はカットさせていただいております。これらの結果から、日本人の女性がどの距離でどのようにドライヤーを使用しているのかを完全に把握することができました。 あとはその距離で温度を一定にするだけですが、これが実に難しい。   髪を乾かすには同時に強い風も必要ですが、強風のなかで温度を一定にするというのはそう簡単にできることではないのです。 これは、どこで図っても同じ温度になるフライパンを作れというようなもので、いかにして周囲に温度をいきわたらせるかが実に難しい。 しかも、プラスチックの整形はとっても高額ですから1回のテストで100万円以上の費用がかかってしまいます。 そのため、とてもではないけど何度もテスト繰り返すことなんて不可能です。   ちょうどそんなとき、日本で輸入が可能になったのが3Dプリンターでした。 これなら、ほとんどゼロに近い費用で、 0.1ミリ単位の精度変化をつけてテストができます。 これまで大手家電メーカーが数億円を投資しても実現できなかった、何百種類というドライヤーの形状テストが当プロジェクトのような小さな組織でも利用可能になったのです。   ただしこの3Dプリンタにも問題があって、1つのテストモデルを作るのに約6時間を要してしまいます。 そのためこのプリンタ数台を24時間フル回転させて、温度テストしては修正という作業を何度も繰り返した結果、気の遠くなるような時間を要してしまいました。

   その成果から理想の形状を見つけ出して最終的に選ばれた「低温トリートメントドライヤー」の温度は以下のグラフとなりますが、なんと「髪がヤケドしない60度前後で温度差はたった3度」という素晴らしい形状となりました。  

  従来のドライヤーが、中心、中間、外側とそれぞれのラインが別れていたのに対し、こちらは3本がほぼ重なっています。 わかりやすく60度ラインを引いてノズルがない場合と比較したのが下のグラフです。

  私たちの低温トリートメントドライヤーが優れている点をまとめると、   1.温度のムラの差が、わずか3度温度の最高が63.2度、最低が59.8度。従来のドライヤーが50度もの差があったことを考えると、この違いは歴然。2.安定した温度時間が経っても、温度変化がほとんどありません。安定した温度に保たれたままです。3.中心部の温度の低さ左のグラフでは中心が高温であることが、一目瞭然でした。ところがなんと、この低温トリートメントドライヤーでは、中心が外側よりも低い温度となっているのです。これは企業秘密なのでお伝えできませんが髪にヤケドを起こさせないために、さらに画期的な方法なのです。

  いかがでしょうか。 このように、低温トリートメントドライヤーは、ただ温風の温度が低いというのではなく、髪をヤケドさせることなく早く乾かせるための、最適な工夫がほどこされているのです。 また、このドライヤーに対する研究や実験は今も継続されており、今後もお客様のご意見を参考に、商品の改良、開発をずっと続けていくつもりです。   これからも、皆さんの「あったらいいな」を、たくさんお聞かせください。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ドライヤーは厳重包装?それとも簡易包装?

ドライヤーの包装についてアンケートしてみました。 その結果、約95%の方に簡易包装でいいとお答えいただきました。 運送中に故障しない最低限の包装はもちろんですが、もし故障がないなら厳重に包装しなくてもいいと多くの方がお考えのようです。 そこで、当プロジェクトではできるだけ破損しない簡易包装にすることとしました。商品にはポケットを用意して小さな同梱商品も入れることができるようにしています。